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27歳-あたし、恋が、したい。-のあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

27歳-あたし、恋が、したい。-

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 27歳-あたし、恋が、したい。-
原作・漫画 わたなべ志穂
出版社 小学館

看護師として仕事をする朝子は、
学生時代からの知り合いで
元彼でもある蒼と再会し……。

学生の純粋な恋ともまた違う
大人であるが故の経験と熱さが
読者を惹きつけていく、

感情の揺れも生々しい
アダルト系恋物語短編集です。

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27歳-あたし、恋が、したい。-のあらすじ紹介

看護師として働く朝子。

製薬会社勤務の彼氏もおり、
仕事も恋も充実でしたが、
かつての元彼蒼と再会。

家業を継ぐために戻ってきた彼とは
一見わだかまりはもう存在せず、
朝子も彼氏の存在を伝えます。

しかし心の中ではまだ
引っかかる部分があり、どうしても
意識しないわけにはいきません。

そんな中、蒼と鉢合わせた朝子は、
おばあさんが倒れているのを発見、
二人で病院に運ぶことになります。

その中で彼の思いを知る機会があり、
未だに恋を忘れられなかった朝子は
改めて衝撃を受けるのでした。

27歳-あたし、恋が、したい。-のネタバレと今後の展開は?

看護師の遠藤朝子は二十七歳。

交際から三ヶ月の、
製薬会社に勤める彼氏がおり、
公私ともに充実といった感じ。

しかしその一方で、これが
自分の恋なのかと
ふと思ったりもしていました。

そんなある日朝子は街角で、
豆腐の行商を発見しますが、
その車を動かしている本人こそ、

朝子の元彼の林田蒼でした。

家庭の事情もあり
店を継ぐことにした蒼に、
朝子は彼氏がいることを伝え、

一件落着と思いきや、
蒼と再び病院で再会することに。

病院のレストランへの納入など
家業を継ぐために蒼が
仕事熱心なためでしたが、

別れたことがある朝子は
会うたびに心が揺れます。

そんなある日、朝子は
家の塀によじ登る蒼と
またも鉢合わせに。

いつも豆腐を買ってくれる
おばあさんが顔を見せない、
とのことでしたが、

入ってみると確かに
おばあさんが倒れていました。

おばあさんは脳出血でしたが、
幸い厄介な状況ではなく、
手術ももう終わると、

蒼を元気付ける朝子でしたが、
蒼はその震えを知って手を重ね、
自らの思いを伝えるのでした。

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27歳-あたし、恋が、したい。-の読んでみた感想・評価

年齢や設定だけでなく、
リアルな大人感が楽しめる
魅力的な短編が揃っていましたね。

短編作品が集まった短編集も、
昔から人気がありますが、
本作はごった煮感がなく、

全体的にスッキリまとまって
非常に良い印象がありますね。

また、恋愛系の作品は得てして、
いつ、どこで、誰が誰とくっつくのか、
横槍が入らないかといった部分で、

結構ヤキモキさせる部分があり、
なかなかケリがつかないことも
少なくありませんね。

ラブコメ的なつかず離れず、
甘酸っぱい関係も、それはそれで
実に面白いものがありますが、

サクッとした結論と
良い読後感を味わうには
本作のような短編集が最適です。

中でも本作は感情のメリハリが
非常にはっきりしているので、
ダラける部分がなく、

常に緊張感を持って
エンディングに突き進めるので、
読後感はスッキリした感じです。

また、かなりしっかりと
「大人」であることに
軸足を置いていますので、

「らしくない」恋愛がないのも
読んでいて面白いところでした。

27歳-あたし、恋が、したい。-はこんな方におすすめな作品!必見

ただ年齢を重ねたのとはまた違う、
「大人の恋」をどう表現するかは
なかなか難しいものがありますが、

一つポイントを挙げるならば、
「特別感」が初々しい初恋とは
また違っていたりすることが多いですね。

初デートは気分が浮き立ち、
ファーストキスはドキドキですが、
前の相手とも済ませていたりするわけで、

経験から来る「落ち着き」と「慣れ」が
どうしても出てくることになります。

本作でもその点はきっちりしており、
経験を積んだが故の「慣れ」と、
それでも抑えられない熱い思いが、

コントラストのように入り組んで
ドラマの熱さを引き立たせています。

「純情」を前面に押し出し過ぎて、
空回り感が強かったりする作品も、
割とあったりする中、

リアルな距離感と熱度を
短編という形で楽しみたいなら、
本作はとてもオススメできます。

また、恋愛に至るまでのシチュ、
恋愛関係になってからのやり取りも
またリアルな部分が強いので、

ハードなドラマが展開される中でも、
作品が横にズレる心配が少なく、
その点で安心して読むことができます。

また、短編ということがあるので、
ディティールにこだわり過ぎて、
せっかくの勢いを削ぐこともなく、

非常に良いテンポで色々な物語が
楽しめるという部分もいいですね。

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