タイトル | 焔の眼 |
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原作・漫画 | 押切蓮介 |
出版社 | 双葉社 |
1945年8月15日。
日本は中央アジアに位置する
「ショルゴール」に敗れ
敗戦国となった。
この国に敗北した国は
「自由な服従」か「無残な死」の
二択を与えていた。
そして日本は・・
「無残な死」を選んだ。
この国の未来を描く物語。
焔の眼のあらすじ紹介
小国「ショルゴール」に敗れ
敗戦国となり「無残な死」を
選んだ日本の東京。
そこの赤線地帯で慰安業務を
している恭子のもとでお世話に
なっている主人公の沙羅。
恭子は孤児だった沙羅を
自分の娘の代わりと思い
非常に可愛がっていた。
だが沙羅は一緒には住まず
外の汚い小屋で生活を自ら
望んで生活をしていた。
そんな時その小屋に進駐軍の
軍人がやってきて沙羅の貞操を
奪おうとしてきた。
沙羅は必死になって抵抗するが
所詮は大人と子供。
沙羅は抵抗できなくなった・・・
だがその時!
とてつもなく強大な大男が
その男を一撃で倒したのだ!
その男の正体は一体!?
焔の眼のネタバレと今後の展開は?
軍人に殴られていた
沙羅のもとに来た大男。
そしてその軍人は一撃の元
死に至った。
そして
「こんな男達に大日本帝国は
敗れたというのか・・・」
「己の拳を崇めながら
生涯感謝しろ」と沙羅に言ってきた。
沙羅は震えその大男に問う。
「この男はどうするの?」
「お前を犯そうとした異人の
心配などするな」と大男は言う。
だが沙羅はその大男に
拳を握りしめ向かっていき
殴り始めた。
「ここの状況も知らずに
勝手なことをするな」
その行為に大男は沙羅の行動に
感服し自分の積み重ねてきた鍛錬の
証を見せてやると言ってきた。
そして次の瞬間。
沙羅の目の前に強烈な突きを
放ってきた!!
その拳を見た沙羅はその男の
拳から生命に満ちた希望の光を感じた。
だがその際の売春宿では1人の
軍人が帰ってこないということで
神衛隊の面々が集っていた。
彼等はここに必ずその軍人が
いると決めつけており宿の中を
探し回り暴力を働いている。
この宿はどうなってしまうのか!?
今後の展開に注目です!!
焔の眼の読んでみた感想・評価
やはり押切作品は面白いです。
とても少ない話数ではありますが
とても内容が深く読み込んでしまいます。
今作は仮想ではありますが
敗戦国となった日本の物語と
なっております。
一応仮想となって物語は
進行していきますが確実に
あったことだと思います。
いくらポツダム宣言で
奴隷化はしないと宣言をしていますが
虐げられたのは間違いありません。
ただ日本軍もそれ相応のことを
朝鮮や支配下国で確実に
同じことをやってきたはずです。
やられたことばかりを全面に
言ってもダメですよね・・・。
ただお隣の国みたくある問題を
金銭などで解決ということになった
はずなのにそれを守らないのはダメです。
何十年と話し合いが行なわれて
きてその約束を反故にしたら
そりゃあ関係悪化になりますよ。
まぁ一部の人間が騒いでいるだけ
ですがどうにかしてほしいものです。
私が思っているのは結局
やられたらそれ相応の事を
やり返されるということです。
このマンガでもそれを言っております。
色々考えさせられたマンガです。
焔の眼はこんな方におすすめな作品!必見
ヒューマンドラマ好きな
方にオススメいたします。
仮想にはなっていますが
敗戦国である日本の話しに
なっております。
これは非常に考えさせられる
マンガですので楽しく読ませて
もらいました。
読むと確実に変な気分に
なることは間違いありません。
ところどころに出てくる
「やったら間違いなく自分に帰ってくる」
という描写があります。
どんな行動でもこれが全面に
出てくるマンガです。
それを読んでいるとスッキリ
したりすることもありますが
逆もあります。
その逆の描写は本当に
心に突き刺さる内容に
なっていますので複雑な心境になります。
結局日本は侵略戦争を
繰り返し最後は某国に
侵略される。
簡単に言えばこんな感じですよね。
いくらポツダム宣言で日本に
有利な方向へ持ってこうとしても
結局は敗戦国です。
直民地化されなかっただけで
マシだと私は思っております。
今の日本は平和そのものです。
これだけでも良しとしましょう。
押切マンガ好きな方は
間違いなく読んで間違いない
作品です。