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【黄門さま~助さんの憂鬱~のネタバレ】と感想!あらすじや無料試し読みもあり!

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 黄門さま~助さんの憂鬱~
原作・漫画 徳弘正也
出版社 集英社

人生楽もあれば苦もあるさ♪

とは言うけれど、水戸黄門さまとの旅は
命がけ楽をするのは黄門さま。

苦労するのは助さんと
格さんと御供の者ばかり。

世直しは建前の、
黄門さまの退屈しのぎの漫遊記。

黄門さまのご機嫌取りも楽では無い!

知られざる水戸黄門の物語。

「黄門さま~助さんの憂鬱~」について!

サイト内で【黄門さま~助さんの憂鬱~】を検索!
『徳弘正也先生の連載作品』
【狂四郎2030のネタバレ】とあらすじは?感想や無料試し読みもあり!

黄門さま~助さんの憂鬱~あらすじ紹介

時は江戸幕府第5代将軍である
徳川綱吉(とくがわ・つなよし)が
治世する繁栄期の時代。

群雄割拠の人死にが世の習いの
戦国の世とは違う。

文化と安寧が何事もなくに続く、
治世の泰安の世。

退屈を紛らわす為に、
諸国を漫遊する4人の御供を
引き連れた老人がいた。

名は水戸光圀(みと・みつくに)公
と呼ばれる、後の世に世直しの御老公と
語り継がれる人物であります。

ただ小説とは事実よりも奇なりとは
よく言ったもの。

実は血なまぐさい事を好むと、
はた迷惑な御人でもありました。

かつては名君とも呼ばれ、
治世の人と崇められた人物であります。

しかし退屈な老後に刺激を求めるあまり、
家臣の死など構わずに、自分の刺激が為に
漫遊を続ける御老公だったのです。

立ち寄る土地で騒動を起こしては、
その地のやくざ者や浪人と
徳川に仇なす悪漢共と一戦交えます。

家臣が死のうが構わずに
騒動を楽しむ御老公。

そんな御老公に、水戸の家老達も
ほとほとと頭を悩ましていました。

13人もの殉職者をこれ以上
出さないために、浪人から
旅の御供を募ろうと策を巡ります。

士官募集を掛けますが、
そんな事情があるとはつゆ知らず、
応募に訪れる大勢の浪人達。

その中に、
井上新ノ助(いのうえ・しんのすけ)
と言う、風変わりな浪人がおりました。

人の良い好青年であるも、
むっつりスケベがたまにキズ。

でも実は剣の達人で、
負け知らずの腕っぷしの持ち主の正義漢。

後の佐々木助三郎こと助さんとなる人物。

はたして世直しの旅はどうなることか?

黄門さま~助さんの憂鬱~ネタバレ・今後の展開

日本人には御馴染みの時代劇である
「水戸黄門」を題材にしています。

ブラックユーモアで
封建社会な江戸の時代を舞台にした
水戸黄門の諸国漫遊記。

実は助さんの苦労があったと、
そんな風変わりな時代劇漫画
「黄門さま?助さんの憂鬱?」

「狂四郎2030」や
「ジャングルの王者ターちゃん」を
代表作に持つ徳弘正也先生の作品です。

この物語の主人公となる
井上新ノ助(いのうえ・しんのすけ)。

母親想いの侍ながらに
心優しい人物です。

しかしひょんなことから
水戸光圀(みと・みつくに)の
家来である助さんになってしまいます。

腕っぷしに剣の腕と優れた
能力を持っています。

しかし光圀のわがままに振り回されて
しまう事になってしまいます。

世直しの旅なのかと思いきや、
実は旅の目的は、
黄門さまの退屈しのぎ。

しかも黄門さまは、
実は性格の悪い人物でもあります。

血なまぐさい事を好む
性格でもありました。

立ち寄るところで騒ぎを起こす事もあれば、
自分から騒ぎの渦中へと入り、
事態をややこしくすることを楽しみます。

実にこまった人物でした。

助さんは最初は世直しの旅だと
安心しています。

そんな助さんの思いとは裏腹に、
黄門さまの理不尽な我がままに
振り回されていきます。

その中で黄門さまを満足させるために
奮闘する事になります。

助さんをやり切らなければ、
病弱な母親を救えないのです。

また自分が採用試験に殺めてしまった
浪人家族の罪滅ぼしもできないのです。

そのため必死に助さんとして頑張りますが、
中々と理不尽な要求は
エスカレートするばかり。

でもそこは機転を利かして、
見事に黄門さまの満足する形で
事を収めていきます。

果たしてこの旅の行方は如何になる事か?
そんな助さんの苦労が忍ばれる物語です。

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黄門さま~助さんの憂鬱~読んでみた感想・評価

水戸黄門を題材に、徳弘正也先生の
独特の持ち味で展開する今作。

リアルな江戸時代を演出し、
時代劇の世界にある、
平和な江戸の世ではありません。

貧困と貧富に喘ぐ時代を
風刺しているところに、
今作に見どころがあります。

水戸黄門と言えば、日本国民には
御馴染みの作品ではあります。

しかし水戸黄門の舞台となる時代は、
あの生類憐みの令が
実施されていた時代でもあります。

また江戸時代は、時代劇で見るような
華やかさの反面に、表に出ない、
その時代の闇の部分もありました。

差別が根強くあり、身分に貧富と、
人の区別が激しい封建社会を描きます。

この作品ではその世界観が
演出されています。

テレビで見てきたような、
勧善懲悪の時代劇ではありません。

助さんが上司である黄門さまに
振り回されると言う、
少し風変わりな時代劇。

当時の世相や世事などを
詳細に演出しています。

江戸時代の考証もさることながら、
その時代の暗の時代が
ありありと描かれます。

黄門さまが世直しするも、
それは助さんとその家来の努力の賜物。

主人公の井上新ノ助(いのうえ しんのすけ)
こと助さんの苦労がしのばれる
内容に作品は展開していきます。

また今作は、徳弘正也先生の持ち味である
独特なリアリティも見どころ。

また毎度おなじみの下品な下ネタなど、
ライトなブラックユーモアな展開。

徳弘正也先生のギャグに慣れ親しんだ、
そんな作風が楽しめます。

江戸時代に生きる人間模様。

厳しくも残酷で、それを明るく面白い。

作品の内容が傾かないように、
所々にギャグとシリアスを
織り交ぜています。

今までの水戸黄門や
時代劇の表現を変えた今作。

風変わりな時代劇を
楽しみたい方におススメです。

一味違う時代劇を読みたい人におすすめ

少し変わった時代劇。

江戸時代をもっと知りたい方に
おススメな漫画作品。

また水戸黄門を別の角度で見たい方に
おススメしたい漫画作品でもあります。

黄門さまに振り回される
家来の苦労を如実に表し、
江戸時代の現実感を演出。

昔は厳しい時代だったと、
江戸時代のもう一つが垣間見れる、
そんな作品です。

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