タイトル | 天獄の島 |
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原作・漫画 | 落合裕介 |
出版社 | 日本文芸社 |
裁判員制度が生まれたことで
死刑制度が無くなった・・・。
そしてそれに変わる罪状が
「島流し」
罪の重さで流れ着く島は
変わるが罪人にとってはとても
つらい刑である。
そしてこの物語の主人公は
最も思い“遠流”が課される
ことになった。
天獄の島のあらすじ紹介
人を5人殺し一番きつい
遠流になったこの物語の
主人公“御子柴鋭”
だが彼はその刑の判決を
受けた時薄っすらと笑みを
浮かべた。
なぜ彼は笑みを浮かべたのか!?
それは彼が望んで島流しの刑に
なるため人を殺したため!
そうまでして島流しになりたかった
理由は家族を殺したある男が
島流しの刑にあっているからであった!
そして島についた彼の復讐の
日々はついに幕を開けた!!
罪人たちが繰り広げる
サバイバルバトル漫画が
今ここに始まる!!
天獄の島のネタバレと今後の展開は?
島に着き連れてこられた監視人から
注意事項を言われる御子柴たち。
「君たちにはこれから自由な生活が
待っていますがここは日本であって
日本ではありません。
そのことを頭に入れて暮らして下さい。
神のご加護を・・・」
それを言われた御子柴ほか4人は
固く閉ざされた扉から島に入る。
そして島の中に入った瞬間!
突然矢が飛んできて1人の囚人を
あっさりと殺してきた!
その矢は途切れること無く
飛んできては御子柴たちを狙う。
御子柴は始めに死んだ男を盾にし
何処から射ってくるか見回し
そして射っている男を発見する。
御子柴はその男の首を絞めあげ
男にあることを尋ねる・・・
だがその男の返答は「知らない」の
一言だった。
仕方なく御子柴はその男を解放し
生き残ったもう一人の男と歩き
続けるとそこには舗装された道路がでてきた。
その奥を見ると干からびた
人が柱に縛られ息絶えているのが
見えた。
そして日が沈み二人でキャンプを
していると御子柴は言う。
「見ていないで出てこい」
そこで現れたのはとてつもない大男!
この男の正体は一体!?
天獄の島の読んでみた感想・評価
色々と思うところがある
サバイバルマンガです。
もしかしたら最悪な男だと
思われてしまうかもしれませんが
敢えて言わせてもらいたいです。
私は現実の世界でもこのような
島を作り囚人たちを放り込めば
いいと思います。
死刑制度に反対ではないのですが
とんでもない罪を犯して死刑になる
だけでは何となく納得がいきません。
何の罪もない人間が殺されたのに
自分は死刑囚になりながら生きながらえて
いる現在の制度に私は辟易しています。
この漫画の説明文でもありましたが
島流しの刑が無くなり今の死刑制度が
始まりました。
でも本当にキツイのはこの島流し
だとずっといわれております。
それをなくしたのは人道的うんたらとか
いうものですが・・・。
いやいや。
犯罪者にはそんな人道的なこと
なんて求めてはいけません。
どんな辛いことがあってもそれを
受け入れなければいけません。
確かにマンガ内では人々が
死んでいきますが元は犯罪人。
なんの感情も湧いてきません。
でもよく出来た物語ですので
“かなり”面白いです。
天獄の島はこんな方におすすめな作品!必見
サバイバル漫画ですが中々よく
出来ており読んでいて世界に入り
込んでしまう作品です。
死刑制度が無くなり代わりに
”島流し”の刑が復活して島に
流される罪人たち。
その中でもコミュニティが作られ
様々なサバイバルが行なわれて
いくという漫画です。
なんとなく世紀末漫画を読んで
いるような感覚に陥りますが
実際そうなのでしょうね。
罪人でも生き残るためには
コミュニティに所属していかなければ
なりませんから。
感想の方でも少し触れましたが
このマンガを読まれた方は私と
同じような感覚になると思います。
”囚人だから死んでもいい”
これは私の本心です。
漫画とは少し離れますが
もし身内が事件に巻き込まれたら
間違いなくその気持になります。
ハッキリ言って100%です。
ある弁護士も最初は死刑反対運動を
していましたが娘を殺されてあっさりと
考えを覆しましたからね。
人間なんてこんなもんですよ。
まぁ私も身内に同じようなことが
あったと思って下さい。
そんな彼等がサバイバルをしていく
話ですから面白くないわけがありません。
あまり言うと性格破綻者だと
思われますのでいいませんが(笑)
本当に面白い作品です!!