タイトル | 煉獄に笑う |
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原作・漫画 | 唐々煙 |
出版社 | マッグガーデン |
曇天に笑うの舞台から
遡ること300年前、
オロチを巡る戦いが幕を開けた。
300年に一度蘇り、
全てを破壊する
「呪いオロチ」
オロチが宿る器をめぐり
繰り返される悲劇・・・
この時代の彼らが辿りつく
結末とは・・・
唐々煙が描く
歴史アクション!
煉獄に笑うのあらすじ紹介
世界を変えるのは英雄だという。
時は天正五年、近江の国。
戦乱の世。
のちの石田三成こと石田佐吉は、
秀吉様の命令で
「髑髏鬼灯」を探していた。
曇神社へやってきた佐吉。
神社には、
忌み嫌われる双子がいた。
どうしても髑髏鬼灯を
手に入れたい佐吉だったが、
双子は髑髏鬼灯のことを明かさない。
それどころか自由奔放な双子に
振り回されるばかり・・・
そしてこの地には
ある言い伝えがあった。
古代に生まれた、
強力な力を持つ
呪いオロチとは一体・・・
煉獄に笑うのネタバレと今後の展開は?
曇神社の双子の兄妹
曇芭恋と阿国。
男女の双子は心中者の
生まれ変わりとして
忌み嫌われる存在でした。
そのせいかひねくれて
育ってしまった様子の双子。
やりたい放題で
町の人々や佐吉を振り回す毎日です。
何を考えているのか
分からないところも多く、
いつもふざけている双子。
真っ直ぐな佐吉は少々お疲れ気味!?
「髑髏鬼灯」を探し求めて
双子のもとにやってきた佐吉でしたが
一向に手がかりは掴めず。
滋賀の町に突然の閃光。
災いの前兆として恐れる人々・・・
それもこれも全て
「双子のせい」にしたのです。
ことあるごとに双子に
責任をなすりつけてきた町人たち。
300年に一度甦り、
全てを破壊するほどの
力を持つというオロチ。
圧倒的な力を利用しようと
企むものがたくさんいた・・・
我こそ先に!と天下を目指している
強力な力をコントロールできると
思い込んでいる武将たち。
呪いオロチが破滅をもたらす
恐ろしい存在で、
その本当の怖さも知らない様子。
オロチの言い伝え、
髑髏鬼灯とは一体何なのか。
物なのか、はたまた
人なのか・・・
煉獄に笑うの読んでみた感想・評価
時はなんと天正五年!
そこへ、
歴史上の有名な武将が登場します。
石田三成や、秀吉、信長・・・
しかも唐々煙先生のキレイな絵で
イケメンな登場人物たち。
もちろん1人1人中身もしっかり
魅力が詰まっていて、
惹き付けられました。
この時代では忌み嫌われる双子。
なんでもかんでもこの2人のせいに
されてきた。
幼い頃から寂しかったんじゃ・・・
と思うと、
数々のイタズラも大目に
見てあげてほしいと思ってしまいます。
とはいっても度が過ぎるので、
振り回される人たちも
大変そうです。
やりたい放題で破天荒な双子ですが、
のちの曇天に笑うの曇三兄弟の
先祖にあたります。
姿形こそ、そっくりですが
全然違う性格。
めちゃくちゃな行動に出るので
面白かったです。
性格の悪い双子と真面目なのに
ちょっと天然な佐吉の
コンビが最高に笑えます。
曇天に笑うを読んでいたので
繋がりがあって、
さらに楽しめました。
曇天に笑うから
受け継がれているオロチという設定。
しかし、まだまだ謎が多く
先の読めない展開です。
なかでも、髑髏鬼灯が一体何なのか。
オロチが宿る器は誰になるのか、
とても気になります。
煉獄に笑うはこんな方におすすめな作品!必見
天正五年と言われても
ピンと来ないという方も
多いと思います。
実は私自身、歴史の漫画は好きですが
実際の歴史はあまり
よく分かっていません。
難しすぎる話ではないので
問題なく読むことができました。
誰でも知っているような
とても有名な歴史上の人物、
信長や秀吉も登場します。
この漫画の主人公は
のちの石田三成です。
歴史好きの方もそうでない方も
関係なく読める作品です。
曇天に笑うの前日譚となる
煉獄に笑うですが、
読んでいなくても問題ありません。
作者の唐々煙先生が
1巻の単行本で語っているように、
本作から読んでも大丈夫な仕様に
描かれています。
もちろん、
リンクしている部分もあります。
曇天を読み終えた後で
煉獄を読むとさらに、
楽しめる内容になっています。
戦国時代に蘇えった
圧倒的な力を持つオロチ。
オロチが宿る器は
破滅の道しかないのか、
振り回される人々が辿る運命とは・・・
ワクワクする要素が詰まっています。
勢いのある作品で、
これからますます
人気が高まりそうな漫画です。