タイトル | 僕と君の大切な話 |
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原作・漫画 | ろびこ |
出版社 | 講談社 |
男はどうして、女はどうして
そんなことを考えるのか?
男と女は思考回路が異なるから
分かり合えないのだろうか。
駅のベンチで高校生の男女が
男女の生態について
語り合う・・・
思わずうなずける
トーキングラブコメディ!
僕と君の大切な話のあらすじ紹介
平和台高校に通う
2年2組の相沢のぞみは
美人で一目置かれる存在。
4組のメガネくん、
東司朗に恋をしていた。
駅で思い切って
告白したが
予想外の答えが返ってきた。
女から告白するのは
愚策の極み!
と言い切ったのだ。
男は自分から追いかけたい
生き物だから
女から言いよってはダメ。
しかし
もう告白してしまった!
良かったら友達になってと
言おうとした瞬間、
東くんのすね毛が見えてしまう・・・
若干引いてしまったが
次の日、痴漢から助けてもらい
また好きになります。
僕と君の大切な話のネタバレと今後の展開は?
好きすぎて
遠くからみつめるだけでは
物足らなかった。
東くんが忘れていった
ノートをもらったり
文房具をこっそり盗んでいた。
盗った物のなかには
リップクリームもあるという
のぞみは少し変人だった。
2人は駅で会うたび
言葉を交わす。
のぞみが語り出すと
理解できない女の行動や思考を
ぶつけてくる東くん。
同じ星の人間とは思えないくらい
女は何を考えているのか
分からないといいます。
この前
すね毛に引いてから
避けてしまったことを謝ります。
話も盛り上がり
打ちとけてきたころ
改めて友達からよろしく
と言おうと立ち上がった。
その瞬間、電車が通り抜け
勢いよく吹いた風で
スカートがめくれあがった。
パンツが見られてしまったけれど
ストッキングを履いていたから
セーフ!と開き直るのぞみでした。
学校では見かけても勇気がなくて
話しかけないけれど
駅でとなりになったときは
必ず、話をする仲になった。
あーでもないこーでもないと
男と女の意見を
ひたすら語り合う2人でした。
僕と君の大切な話の読んでみた感想・評価
1巻の舞台は駅のベンチ。
ただ語り合っているだけなのに
とても面白い漫画でした。
自分の考えをぶつけていく
2人の会話の内容に
思わずふきだしてしまいました。
女はどうしてこう考えるのか?
男はなぜこう思うのか?
という理屈をならべ
つらつらと語る東くん。
妙にリアルな具体例を交えて
進んでいくので
想像しやすいです。
確かに男、
女ってそういうところあるよね!
と共感できる話も
たくさんありました。
のぞみは美人で学校では
一目置かれているのに
東くんと話しているときは
残念な美少女にしか見えません。
好きすぎるあまり、物を盗ったり
ストーカー行為も常習で
どこかズレている不思議ちゃん。
東くんは意外と
女子に人気があり
クールそうに見えてツンデレです。
周りが思っている人物像より
はるかに面白く、
ギャップがあります。
キャラクター設定が魅力的で
ひとひねり効いているところが
さすがだなと感じました。
2巻からはキャラが増えて
学校が舞台になり
ますます面白くなります。
僕と君の大切な話はこんな方におすすめな作品!必見
作者の前作、となりの怪物くんが
好きだった方は
この作品にもハマると思います。
会話劇として
繰り広げられることによって
独特な雰囲気が倍増しています。
まさにトーキングラブコメ。
会話で笑わせにきてくれます。
テンポも良く、1話1話に
ぎゅっと魅力が詰まっていて
どこを読んでも最高です。
少女漫画のラブコメといえば
ろびこ先生!というほどで
男女の心理描写も上手いです。
絵は人物も背景もキレイで
安定しています。
ほとんど駅のベンチで
語っているという
一見めちゃくちゃな漫画のように
思えるかもしれません。
しかし
男と女の考え方の違いなど
勉強になることも多いです。
特に男性は女性の扱い方を
心得ておくという
読み方をしてもいいかもしれません。
男性でも
かなり読みやすいと思います。
キレのあるツッコミで
面白さはもちろん
きゅんとするシーンもあり
少女漫画としてのラブもばっちりです。
何度読んでも面白く、
読むほどに味が出る作品で
新しいスタイルの漫画でした。