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ふたがしらのネタバレと気になる結末は?ドラマの原作を読む!

ふたがしら

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル ふたがしら
原作・漫画 オノ・ナツメ
出版社 小学館

組のことをまかされた
2人の男がいた。

頭の遺言は認められず
あとを継いだのは別の人だった。

2人は組を抜け、
旅代はその日稼ぎで
各地をまわっていた。

でっかいことをやるために
行く先々で盗みを働き
問題が起きる江戸活劇!

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ふたがしらのあらすじ紹介

財布を盗んだ、盗んでないと
取っ組み合い、
喧嘩をしていた菊之助。

その様子を近くで見ていた
三郎という男が
宿屋の娘に声をかけた。

「近くで見ていて
ケガでもしたら危ないよ」

菊之助はさっき
財布をとった相手が
スリだったことを知る。

スリの仲間が大勢やってきて
殴られてしまう。

捕らえられた菊之助は
仲間に加わろうと
自分の腕をアピールしていた。

菊之助は詐欺師だと
三郎から聞かされた宿屋の娘が

飛びこんできたせいで
また殴られ、
座敷牢に入れられてしまう。

ふたがしらのネタバレと今後の展開は?

三郎は自分の妹が
菊之助に騙されたことを
宿屋の娘に語った。

恨みを晴らしたいから
協力してくれ。

菊之助を
座敷牢から連れ出そうとしていると
押し倒されてしまう。

そのとき
三郎が助けにきてくれた。

しかし
助けにきた相手は
娘ではなく、菊之助。

2人は相棒で
偽名を名乗っていた。

菊之助こと弁蔵。

三郎こと宗次。

2人は盗賊赤目一味の仲間で
頭が息を引き取るとき

組のことをまかせるという
遺言を預かった。

しかし
あとを継いだのは別の人。

新しい頭についていけないと
組を抜け出し
旅をしていた。

昔、弁蔵が金を貸した亀吉に
会いに行った。

亀吉は偽名で
弁蔵を騙していて
今も悪さをしていた。

その相手に金を借りるつもりだった
弁蔵は自分の分の宿代が
払えなかった。

亀吉の親玉は寺の住職で、
村の人々は苦しんでいた。

金を盗みに忍びこんだが
耐えかねた村の人々が暴動を起こし
すんなり上手くいった。

盗んだ金をどうするか
話していると

その金をよければ預かると
宿の主が申し出た。

この宿は盗賊宿で
金を預かったり
賊をかくまったりしていた。

2人は
金をまかせることにして
また旅に出ていった。

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ふたがしらの読んでみた感想・評価

三郎は妹の恨みを晴らせるのか?
菊之助はどうなってしまうのか?
と思って読んでいたので

2人が組んでいたことに
驚きました。

宿屋の娘と同じく、
見事に騙されていました。

話の流れからすると
助ける相手は宿屋の娘だ!
と思っていたので

三郎が助けにきたシーンは
思わず二度見しました。

息を引き取る間際の頭から
赤目一味をまかされた2人。

「まかせる」
たった4文字ですが
重みのある言葉だと感じました。

遺言があるのに
別の人が頭になってしまったことには
2人と同じく、ムッとしました。

でっかいことをやりたい
という漠然とした目標を持つ弁蔵。

スリの一味から財布を盗んだり
どこか抜けているというか

あと1歩のところで
何かを見落としている感じです。

用意周到で
頭の回転も早いが慎重派で
表情もあまり変わらないクールな宗次。

この2人の正反対なコンビに
見入ってしまいしました。

やっていることは盗みや騙しですが、
村人を困らせている悪い人相手なので
スカッとします。

ふたがしらはこんな方におすすめな作品!必見

話の流れも複雑で
過去にさかのぼったりするので
分かりにくいと感じるかもしれません。

登場人物の見分けがつかず
ページを進んだり戻ったり

最初の方は読むのに
少し手間がかかります。

オノ・ナツメ先生の作品は
独特なので理解するのに
時間がかかってしまうこともあります。

しかし、読み進めると
途中で諦めずに読んで良かった!
と思えます。

独特な雰囲気と感じる
理由のひとつに
登場人物に語らせるのではなく

間のとり方や
絵で語っている点があります。

無駄なシーンやセリフもなく
必要なコマだけが
詰まっています。

セリフではなく
キャラの目線や
会話の間を読むことで

理解できる作品が好きな方に
ぴったりな作品です。

とはいっても
セリフで分かりやすく

言葉になっている方が
理解できるというのも分かります。

自分で読み取って
この間はこうかな?
こういう解釈もできるかも?

と考察するのは私も苦手な方です。

しかし
セリフと絵だけ追っていても
問題ありません。

いつの間にか引き込まれて
最初のページに戻って
読み返しているので

むしろ気楽に読んだほうが
入りやすいと思います。

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