タイトル | ノー・ガンズ・ライフ |
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原作・漫画 | カラスマタスク |
出版社 | 集英社 |
身体機能を拡張した人間・拡張者。
戦争が終わった町では高い戦闘力を
持て余した拡張者たちが暴走していた。
「俺たちは道具じゃない」
頭が銃の男・十三は
1人の少年と出会い大きな渦に
巻き込まれていく・・・
自分たちの信念を貫き通す
熱い男たちのSFハードボイルド!
ノー・ガンズ・ライフのあらすじ紹介
大戦を経てこの町に
もたらしたものがあった・・・
巨大企業へと成長した
ベリューレン社が新たに開発した
「身体機能拡張技術」を施した
「拡張者」と呼ばれる者たち。
頭が銃の主人公・乾十三は
拡張者と非拡張者の間で起こった
問題の解決を生業にしている。
嫌いなものは湿気とガキで、
引き金に手をかけられることを
嫌がっていた。
引き金に触れることができるのは
認めた人だけ。
戦争が終わった町では存在意義を失い
暴走している拡張者も数多くいた。
ノー・ガンズ・ライフのネタバレと今後の展開は?
職業柄、拡張者とのトラブルに
巻き込まれることも多かった。
十三のもとへやって来た全身拡張体の
大男は子どもを抱えていて
誘拐犯として警察局に追われていた。
やっていないと言う彼の言葉を信じた
十三は警察局に逆らい、
子どもを助けて欲しいという
依頼を受けた。
追手から逃げた先で
誘拐された子ども・鉄朗が入っていた
孤児院のシスターが現れ、
子どもを返すようにと言ってきた。
しかし、彼女には不自然な点がある。
同じ拡張者ですら驚く過剰拡張した
銃の頭を見ても全く驚かないこと。
子どもを誘拐した拡張者が
うろついているかもしれないのに
たった1人で歩いていること。
彼女はベリューレン社の人間で
銃撃戦になり、
鉄朗を奪われてしまった。
大男の説明によると鉄郎がいた施設は
表向きは孤児院だが拡張体開発実験の
ために用意されたものだった。
十三の前に現れた大男こそ
拡張体遠隔操作装置を埋め込まれて
拡張体を操る鉄朗だった。
やっとの思いで逃げてきたのに
こんな結果に・・・
それでも十三だけは
耳を傾けてくれたと鉄郎は感謝した。
ノー・ガンズ・ライフの読んでみた感想・評価
主人公の頭が銃だということに
驚きました。
こんな漫画は見たことがない!と
思えるほど新鮮でした。
戦争で勝つために、
より多くの力を必要として
作られた拡張技術によって
変わった姿をした人間。
特に十三は頭が銃なのでかっこよく、
クールな感じもするんですが
意外とチャーミングな所もあって
面白かったです。
照れている顔もかわいくて
顔が銃で表情は見えないのに
喜怒哀楽がちゃんと伝わってきました。
ガキは嫌いと言いながら
鉄朗をちゃんと助けていて
胸が熱くなりました。
鉄朗にも秘密があるようで、
今後のベリューレン社の動きも
気になります。
拡張者といっても
全身を拡張していたり、
一部分だけだったり。
普通の人間もいる不思議な世界で
気づけば引き込まれていました。
最近、凝った設定の漫画を
読むことが減っていたのもあって
とてもワクワクしました。
戦闘シーンが何が起きているのか
分かりにくいんですがここが
良くなると更に面白いと思うので
今後に期待しています!
ノー・ガンズ・ライフはこんな方におすすめな作品!必見
頭が銃という斬新なキャラクターが
登場します。
身体機能を拡張する技術によって
進化した人間の姿が描かれていて
今までにない漫画です。
鉄朗を巡って技術を開発した
ベリューレン社と戦うことに
なったりと重いストーリー。
SFやハードボイルド要素が満載ですが
十三のキャラや所々にギャグが
はさまれるのでシリアスになりすぎず
ちょうど良くなっています。
絵もスタイリッシュでかっこいいので
読みやすいと思います。
拡張者や拡張技術と聞くと
難しそうなイメージを
持つかもしれません。
確かに最初は理解するのに
時間がかかりますが読んでいくうちに
理解できるので問題ないです。
ストーリーに引き込まれるので
解説を読むのも苦になりません。
自分以外にも敵キャラなども
個性的で、魅力的になっています。
普通の人間も登場し、
かわいい女の子も出てくるので
飽きません。
ストーリーも絵もバランスが良く、
SFやハードボイルド
銃などの要素が好きな人は
ハマると思います。