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くじらの親子のネタバレと感想!あらすじや無料試し読み!

くじらの親子

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル くじらの親子
原作・漫画 くりた陸
出版社 講談社

お母さんが亡くなったために、
シングルファーザー家庭となった
高田さん一家の長女、杏ちゃん。

まだ小学生ですが、小さな妹
桃ちゃんのお世話をし続け、
一方で友達とも日常を楽しむ、

本当の逞しさが描かれた
本音系家族漫画です。

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くじらの親子のあらすじ紹介

シングルファーザー家庭の
長女として暮らしている、
高田 杏ちゃん。

しかし、小さくて手がかかる
妹の桃ちゃんがいる状態では、
毎日が忙しく大変で、

自分の学校に行く準備や
行事への参加にも
支障が出てくる感じですし、

周囲から「かわいそう」という
無理解からくる同情を
投げかけられることもありました。

一方の桃ちゃんは幼児らしく
とにかく自由奔放にふるまうので、
杏ちゃんにとっては疲れることもあり、

時には衝突や感情を爆発させて
嫌な雰囲気になることもありますが、
結局は家族が大事であり、

皆で頑張る形で
難局を乗り切っていきます。

くじらの親子のネタバレと今後の展開は?

事故でお母さんを亡くしてしまい、
シングルファーザー家庭となった
高田さん一家。

もちろんお父さんがとても
頑張っているわけですが、
小さな妹がいるため、

お姉さんの杏ちゃんも
妹の桃ちゃんのお世話に
悪戦苦闘する日々です。

しかも、小学生の杏ちゃんには
学校の授業や行事があり、
本当に忙しい毎日を送っています。

桃ちゃんに手間取った日などは、
うまく三つ編みもできずに
登校するような状況です。

そうした中でも杏ちゃんは
お年頃でもあり、
クラスメイトの鮎川君に

ほのかな好意を抱いていましたが、
合唱曲の男女デュエットで、

杏ちゃんは鮎川君と一緒に
歌うことになりました。

それは杏ちゃんにとって
嬉しいことでしたが、

一方で普段通り、
桃ちゃんのお迎えはしなければならず、
そのことで周りから陰口を叩かれ、

お迎えを代わって貰おうとしても、
桃ちゃんは杏ちゃんにしか懐いてくれず、

ついには練習不足を理由に
デュエットを外されてしまいます。

そうした中帰宅した杏ちゃんは、
桃ちゃんに粗相をされてしまい、
ついにはひどいことを口に出して、

お父さんにきつく怒られたために
家を飛び出してしまうのでした。

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くじらの親子の読んでみた感想・評価

実体験をもとにした実録ものから
完全なフィクション、さらには
ファンタジー系まで、

実に様々な「子育て漫画」が
現在では刊行されておりますが、
どのジャンルであっても、

どうしても「親子」の関係に圧倒的な
比重が置かれていて、他の家族の
役割が見えにくい部分はありました。

しかし本作は杏ちゃんの目を通して、
手のかかる年頃の桃ちゃんを育てる
大変さや難しさ、そして、

家族がいるが故の喜びや楽しさを
描き切っており、そのことが

シングル家庭のリアルに直結していて、
胸に染みる感動をもたらしています。

そして、そんな大変な日々を
常に過ごしているからこそ、
友達やボーイフレンドとの

何気ない心の交流や
ちょっとしたイベントなどが
主人公の杏ちゃんはもちろん、

読み手の側にも癒しになって、
自分でも思っていなかったほどの
感動を味わうことができました。

もちろん、主人公の杏ちゃんが
しっかり者の頑張り屋さんであり、

妹の桃ちゃんも可愛らしく、
一方で予期せぬ行動や
ワガママぶりもリアルだったりと

性格描写も非常に巧みだからこそ
感動ができたということも
押さえておきたいところでしょう。

何もなくて幸せではないですが、
忙しさの中にも逞しさがあり、
そこが頼もしさにもつながっていました。

くじらの親子はこんな方におすすめな作品!必見

近年では家庭環境の多様化もあってか、
シングルマザー、シングルファーザーが
何人もの子を頑張って育てるといった作品が、

クローズアップされることも多いですが、
現実問題として、親が一人で何人もの
子供を育てるとなると、親だけではなく、

お姉さんやお兄さんも相当に
頑張っていかなければなりません。

本作はそうした「シングル事情」を
思春期を迎えるタイミングの女の子の
視点で描いた「家庭漫画」なので、

実は大変な思いをしている子供側の
本音が非常にうまく描かれており、

今までの子育て漫画がしっくり
こなかったという方であっても、
波長が合うのではないかと思います。

また、主人公である杏ちゃんも、
単に「子育て」に苦労している
というだけではなく、

年頃の女の子として
クラスの男の子に淡い恋をしたり、
友達とはしゃいだりと、

青春をエンジョイしている
側面も描かれているのが、
日常漫画として秀逸です。

やはり、どんなに忙しくても、
娘や息子には充実した
人生を歩んで欲しいのが

親心というものでもあり、
保護者の目線から見ても
実に胸が熱くなるような作品で、

厳しい家庭環境ながらも
決して誰かが犠牲になったり
不幸になったりしていないのは、

理想的な関係の一つとして
参考になるのではとも思います。

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