タイトル | 電車男~ネット発、各駅停車のラブ・ストーリー~ |
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原作・漫画 | 中野独人 原秀則 |
出版社 | 小学館 |
原作はインターネットの電子掲示板で
ある2ちゃんねるに書き込みした話が
基になった恋愛物語です。
これは、インターネットでの感動話として
話題になりベストセラーになりました。
TVドラマ化や映画にもなった作品です。
電車男~ネット発、各駅停車のラブ・ストーリー~のあらすじ紹介
彼女がいない歴が年齢と同じの
オタク青年が秋葉原に行った帰りの
電車で酔っ払いに絡まれた女性を
助けたことから始まる純愛の
ラブストーリーです。
そのお礼に貰ったのがエルメスの
ティーカップでした。
それから、インターネットの掲示板に
相手の女性の名前を「エルメス」と
呼ぶようになって、自分の事も
「電車男」の名前で書き込みます。
女性と付き合った事がないので、掲示板で
その事を相談すると彼を応援する
書き込みが次々と舞い込みます。
相談者の中には女性もいて、服装の
アドバイスやどうやって食事に誘ったら
いいのかも教えてくれるようになり、
掲示板の住人達も一緒になって
応援するストーリーです。
電車男~ネット発、各駅停車のラブ・ストーリー~のネタバレと今後の展開は?
お礼に送られてきた宅急便に相手の
住所と電話番号も書かれてあり、
ネットの住人は電車男に
連絡する事を勧めますが勇気が
持てなくて電話をかけれない事を
掲示板に告白します。
ネット住人の女性からのアドバイスもあり
電話でティーカップが届いた事を伝えるのは
嬉しいからするべきと励まされたり、
ここで掛けないと一生後悔する事に
なると本気でアドバイスをくれます。
電車男は、なぜ自分をこんなに
応援してくれるのか不思議に感じます。
送られた来たティーカップが
高級ブランド品だと分かりネットの住人は
騒然となります。
勇気を振り絞って電話をかける電車男は
やっとエルメスと話しが出来て、
その事をネットの住人に報告します。
ティーカップのお礼に会う事を勧める
ネット住人達も電車男がうまく食事に
誘える事を願っていました。
2度目の電話で助けてくれた事を心から
感謝され、電車男も勇気を振り絞って
食事に誘います。
相手から了解をもらって、今度は
どこにしますかと言われ焦る
電車男ですが、そこはネット住人が
アドバイザーになって彼に
援護射撃してくれます。
二人の出会いの一歩が始まったことに
ネット住人達は、まるで自分の事のように
祝福してくれます。
電車男~ネット発、各駅停車のラブ・ストーリー~の読んでみた感想・評価
読んでいて勇気を与えてくれる作品です。
それに、こんなにも見ず知らずの人が
親身になって電車男を応援する話は
心にグッときます。
1つの勇気が自分の人生を変えて、
それを支え合う姿は日本人の持つ
美徳なんだろうと思います。
困っている人を見ると何とかして
あげたいと思う気持ちはネットの
住人達も同じで、きっと自分の思いも
乗せて頑張って欲しいと願う気持ち
だったと思います。
電車男とネットの住人達は同じ仲間
同士という目には見えない絆が
あったんだと思います。
リアルタイムでネットの住人に
アドバイスを頼むシーンもあるので
臨場感たっぷりです。
そして、電車男も自分を変えて
行きます。
髪の毛もさっぱりして、清潔感を
出して服装も気を遣って変身します。
でも、中身は電車男のままなので
大丈夫なのかとドキドキ感もあり
面白い展開になっています。
食事デートはうまくいったものの
次に繋がらずどうなるのかと思えば、
やっぱりここでネットの住人の後押しです。
どうすれば、この状況を変えられるのか
みんなで真剣に考えてくれるのは
心強い仲間です。
そして、電車男も自分も変わろうとする
気持ちが伝わってきます。
電車男~ネット発、各駅停車のラブ・ストーリー~はこんな方におすすめな作品!必見
人とのコミュニケーションで
悩んでいる人には是非、
読んでもらいたい話です。
自分で考えて答えを出すのも
大事ですが、人の大切な意見も
ちゃんと聞き入れる心の寛容さも
あるとこの物語の良さが
見えてきます。
分からない事を恥と思わず素直に
聞く姿勢もあると今よりずっと
成長すると思います。
人はみな傷つきたくないから、
傷つくことを恐れるあまり、もっと
広い世界もあることを見ないまま
生きてしまっているのかもしれません。
大人になればなるほど自尊心が
邪魔してしまうのでしょうね。
このマンガは、ちょっと自分の心の
扉を開けて新しい世界に飛び出して
みたらワクワクとドキドキが体験
出来ることを実践しています。
もし、電車男にまわりに助ける人が
いなければお礼のティーカップを
もらっただけで終わってしまう
話だったと思います。
一歩踏み出す勇気と自分を
さらけだせる仲間を見つければ
きっと後悔しない人生を歩むことが
出来ると思います。
これはそんなヒントが
散りばめられた物語だと思います。