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4月の君、スピカ。のネタバレと感想です!どうなる結末は!?

4月の君、スピカ。

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 4月の君、スピカ。
原作・漫画 杉山美和子
出版社 小学館

ドジだけど素直で明るい女の子
「星(せい)」と口が悪いけど優しくて
お坊ちゃんな「泰陽(たいよう)」、

泰陽と幼馴染で物静かな美少年の
「深月(みづき)」の三人の高校生が

織り成す、天文部を舞台にした
青春ラブストーリー

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4月の君、スピカ。のあらすじ紹介

女子高生になったばかりの「星」は、
クラスメイトの男子「深月」と「泰陽」に
誘われ、天文部に入部します。

深月は口数は少ないけれど心優しい
美少年で、天文にも詳しく、星は
次第に深月に憧れを抱き始めます。

そんな深月の横には、幼馴染で仲良し
泰陽がいつも一緒。

一方、開けっぴろげな性格で口の悪い
泰陽は、物静かな深月と違って
軽口ばかり。

しかし、気楽に言い合いができる泰陽に、
星は、深月とは違う
居心地の良さを感じていました。

時が経ち、天文の徹夜観測会で、
深月と二人きりになった星は、

手を握ってきた深月に思わず
「すき」と告白してしまいます。

しかし、告白を聞いた時の
深月は微妙な表情。

この仲の良さが壊れてしまう怖さに
告白を誤魔化してしまいます。

一方、そんな星の深月への想いを
知る泰陽は、星の行動を手助けしますが、

泰陽自身も星に惹かれ始めている
自分を感じていました。

深月をひたむきに見つめる星の、
明るく無邪気な笑顔に
心動かされる泰陽。

そして深月もまた星を意識し始め、
三人は次第に
ゆるやかな三角関係に。

落ち着きのある深月とストレートな
物言いの泰陽の、正反対の性格の

二人の男子を前に、星の心は
揺れ動きますが・・・。

4月の君、スピカ。のネタバレと今後の展開は?

主人公の星は、本命の高校に落ち、
二次募集で想定を遥かに超える
進学校にうっかり入学してしまいます。

しかし成績は悪く、クラスの平均点を
下げていると先生に叱られ、
落ち込みます。

そんな中、友達になるのが物静かな
クラスメイト、深月です。

深月は宇宙大好きな天文少年で、天文台の
天体望遠鏡を覗いていたところで、
星と出会います。

星の苗字(早乙女)を知った深月は、
春の星座である乙女座の「スピカ」が

最も好きな星だと伝え、微笑む深月に
星はドキッと心を動かされます。

こうして、観測会や夏合宿といった
天文部のイベントを経るごとに、
深月へ憧れる想いが募っていくのです。

深月の隣には幼馴染で
口の悪い泰陽がいつも一緒です。

泰陽は、星の一途な恋に気づき、
プラネタリウムのペア席を深月と星の二人に

譲ったり、星の気持ちを代弁してやったりと
上手くいくよう色々手助けしてやります。

しかし星の気持ちを思いやる内、
泰陽もまた星に惹かれていきます。

夏合宿で、星が一人で崖で
遭難しそうになった時、真っ先に
助けに来てくれたのも泰陽だったのです。

星は、当初、泰陽の気持ちになかなか
気づかないのですが、泰陽が

突然抱きしめてきたり、ピンチを
救ってくれたりする度に、
自分への想いに気づきます。

星は深月への思慕や憧れを募らせる一方、
泰陽の不器用な優しさに触れ、
二人の間で気持ちが揺れ動きます。

どちらかを選ばねばならなくなった星は
泰陽を選び、深月にはきちんを断りを入れて

謝り、二人はめでたく彼氏と
彼女の関係になります。

時は流れ、大学に移り、最後は、
深月は宇宙飛行士に、泰陽は医者に、

星は看護師になり、三人は
それぞれの道を歩み始めるのでした。

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4月の君、スピカ。の読んでみた感想・評価

テイストが異なる二人のイケメンから好かれ、
どちらにしようか思い悩んでしまうという、

少女マンガの王道とも言える
ストーリー展開です。

主人公の女子高生「星(せい)」は
ドジで鈍感でおっちょこちょいで、

読者の女性としては自分に
投影できるような等身大の女の子の

設定の為、共感しやすい
キャラクターになっています。

対する男性二人は、いざという時とても
頼りになる存在で、星が勉強で

困っていたり、他の男性から
言い寄られたりしても、きちんと
手助けしてくれます。

この男性陣の描き方が出色で、
絵もカッコよく、ページ全体を使った

正面のアップが多いのですが、
とても迫力があります。

また男性陣のキャラクター設定や
性格を伝えるエピソード選びが上手く、

二人の異なる魅力をしっかり
アピールできている点、絵だけでなく

性格もイケメンに描かれている点は
とても好感がもて、主人公が

どちらにしような悩む気持ちに納得感を
もたらしてくれていると思います。

この作品は「天文部」という
部活動を通して、親交を深めて
いくのですが、天文部は星の観測が

つきものの為、徹夜の観測会や
泊まりがけで合宿をするなど、
夜の行動が自然に描かれます。

高校生で夜出かけるというのは、
厳しい家では許可されない場合も
あると思うのですが、天文の観測会という

名目なら正当な外出の理由にしやすく、
この設定は便利だなと思いました。

また登場人物の名前がそれぞれ
「星(せい)」「泰陽(たいよう)」
「深月(みづき)」という、

天体になぞらえた名前も素敵で、
この辺りも女子好みです。

更に「4月の君、スピカ。」という
本の題名は、主人公の名前「早乙女星」の
乙女座の星(=スピカ)から来ていて、

可愛らしい絵柄にもとてもマッチした、
ロマンチックなネーミングで、
手に取りやすいと思います。

4月の君、スピカ。はこんな方におすすめな作品!必見

「4月の君、スピカ。」は
全9巻となっています。

全9巻の内、前半は三人の出会いと
恋を描き、ゆるやかな三角関係に
なっていく物語で、後半は

付き合い始めた星と泰陽の
お話になっています。

主人公の女子高生がイケメン二人から想いを
寄せられる、心憎い状況設定の為、
高校生以上の全女性にオススメです。

主人公と同じ高校生は勿論、
既に高校時代をとっくに過ぎて、

忘れてしまった方も、あの頃を思い出して
「こんな青春、素敵!」
と思える内容になっています。

また物語のあらゆる場面で
主人公はドジを踏みます。

例えば、志望校が不合格なのに
滑り止めを受験していなかったり、

入った高校の試験勉強で苦労したり、
天文部OBに誘われて夜二人で
出かけてしまったり、一人でうっかり

崖から落ちたり等のシーンがあり、
その度に周囲に
フォローしてもらう事が多です。

でも、こんなドジっ子でも、
こんなイケメンが想いを

寄せてくれるのかな!と思うと
希望がわくと思います。

よって、ちょっとドジで
甘えん坊な女の子にもオススメです。

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