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ヒメゴト~十九歳の制服~のネタバレや結末(最終回)が気になる漫画!

ヒメゴト~十九歳の制服~

この記事は約 4 分で読めます。
タイトル ヒメゴト~十九歳の制服~
原作・漫画 峰浪りょう
出版社 小学館

女になりきれず唯一持っている
スカート・高校時代の制服を捨てられない
ヨシキ、歳を取りたくないがため

少女の証の制服を捨てられない未果子、
男に近づく体を前に女としての
寿命にあせるカイト。

19歳という大人と子供の中間で
揺れる3人の物語。

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ヒメゴト~十九歳の制服~のあらすじ紹介

学生時代より男と変わらない育ち方を
してきた主人公、由樹(ゆき)は
皆からヨシキと呼ばれていた。

そんな自分と決別したくて、
地元から離れた大学を選ぶが、

中学時代からの友人 根本祥も
同じ大学へ来てしまったため
「ヨシキ」から逃れられず苦しんでいた。

ある日、夜の渋谷の街で同じ大学の
同級生 永尾未果子と同じ後姿を見つけ

声をかけるが、なんとそれは大学で
イケメンとして女子に人気の相葉佳人の
女装した姿だった。

佳人は未果子になりたく憧れなのだと
由樹に告げ、由樹は自分の「女友達」に
なることを条件に秘密を守ると約束する。

ヒメゴト~十九歳の制服~のネタバレと今後の展開は?

大学の人気者、相葉佳人が憧れる
永尾未果子。

生粋のお嬢様として大学では通っているが、
実は夜な夜な15歳と歳を偽り
売春行為に依存している。

未果子は「少女」であり続けることに
とても強い執着をもっており、売春の際に

「年齢を騙せた、今日も私は15歳だ」
と快感を得るためである。

それと同時に男という生き物を
酷く嫌っており、下に見ている。

そのため女でありながら、
男のような由樹に対して

「ヨシキは男ではなく男の子、少年なんだ」
と心を惹かれてしまう。

しかしそんな由樹は自分を初めて
女として認めてくれた佳人を、

女友達ではなく異性として
好意を持つようになる。

その頃には未果子からヨシキへの執着は
異常なものになっており、

ヨシキを守るためだ、と由樹の友人の祥を
騙し、体で誘いヨシキから引き剥がす。

佳人に「未果子が大好きだ」と告げられた
由樹は、未果子の気持ちが

自分に向いているうちは佳人と未果子が
結ばれることはないから、と
未果子と騙し続ける。

3人の気持ちが交錯する中、佳人の女装、
未果子の売春、それぞれが
明るみになって更に3人はもつれていく。

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ヒメゴト~十九歳の制服~の読んでみた感想・評価

初めは「なんだかよくわからない物語だな」
程度に思っていたのですが、読み進めると

大人と子供の狭間で揺れる3人に
引き込まれていきました。

私は特に未果子の特異な人柄に
とても惹かれました。

自分のコンプレックスのせいで
悪いことをしてしまっている。

それは誰でも少なからずあるとは
思うのですが、その中でのヨシキに対する

愛情が切実すぎて、読んでいて
とても切なくなってきます。

3人それぞれが苦しんで悩んでいる
お話ですが、生い立ち等を考えると
やはり一番可哀想なのは未果子でしょう。

一応主人公は由樹ではありますが、
3人それぞれがきちんとお話の中で

立っていて、3人とも主人公で
いいのではないか、と思うくらいに
どの方向からも存在感がありました。

読んでいてとても
3人に寄り添いたくなる作品です。

それと同時に性別を越えた愛情や、
プラトニックな部分も、この漫画ならではの

味わいで癖になり、購入してから
つい何度も読み返してしまうくらい、
不思議な魅力が感じられました。

ヒメゴト~十九歳の制服~はこんな方におすすめな作品!必見

ファンタジーまではいかないけれど、
少し変わった設定やどこか

現実とはかけ離れたような世界観の
恋愛物語が好きな方は、特に
楽しめて読めるのではないでしょうか。

プラトニックに近いですが、同性愛も
多少は描かれていますし、佳人は
女装癖があるので、性別に

とらわれないお話や、それを
題材にしたお話が好きな方にも
向いているかと思います。

また、未果子は少し所謂ヤンデレ
要素も含んでいます。

黒髪ストレートロングパッツンの
黒セーラーでヤンデレちっくなので、

キャラ設定だけでお好きな方は
多いのではないでしょうか。

「恋と嘘」という漫画も、恋愛物だけれど
どこか私たちの現実からは離れた感じが
近しいものが感じられます。

そちらがお好きな方だと特におすすめです。

ウェブ漫画サイトでじっくり試し読みできる
機会の多い漫画ですし、全8巻で長すぎず
短すぎず、1日で一気読みするのにも

丁度いい巻数なので、少しだけと思って
試し読みだけでも
是非触れてほしい作品です。

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