[PR]Yahooプレミアム会員が最大6ヶ月無料+毎週(金曜)20%ポイント還元中!【ebookjapan】

G線上のあなたと私のあらすじとネタバレと感想を書いてます!最終回が気になる!

G線上のあなたと私

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル G線上のあなたと私
原作・漫画 いくえみ綾
出版社 集英社

初心者の大人を対象にした、
小さなバイオリン教室。

音楽家になるわけでもない
三人の男女が、楽器演奏を
選んだ理由とは……?

天才たちがしのぎを削るのとは、
まったく違う世界でありながら、

音楽の難しさや楽しさ、
そして人間ドラマを
丁寧に描き切った、

等身大の音楽漫画です。

サイト内で【G線上のあなたと私】を検索!

G線上のあなたと私のあらすじ紹介

婚約者に結婚を取りやめにされ、
半ば勢いのままに
バイオリン教室に入った也映子さん。

そこには年上女性の北河さんと、
大学生の加瀬くんがおり、
それぞれ未熟なりに楽しく、

レッスンに取り組んでいました。

回を重ねるうちに、

時には練習姿勢を
怒られたりしながらも
徐々に仲良くなり、

レッスン以外の時間でも
ともにバイオリンを弾き
楽しむようになっていきましたが、

その過程で也映子さんは加瀬君に、
普通とは違う感情を
抱くようにもなっていったのでした。

G線上のあなたと私のネタバレと今後の展開は?

いきなり婚約を解消された
小暮 也映子さん。

平謝り一本で話をすべて
なかったことにしようとする
恋人との関係は修復不能で、

傷心状態で仕事を辞め、
立ち寄ったバイオリン教室に
入って弾き始めることに。

マイペースのようにも
思える日々ですが、
やはり練習するからには、

発表会に参加するのか、的な、
イベントが入ってくるのは
どうしても避けられず、

レッスン仲間とは
カラオケで意気投合したりと
充実しても、

周囲からは妙に温かい目で
見られてしまったりと、
何となく嫌な感じではあります。

もっとも、レッスンを続け、
衝突したりする度に
三人の距離は縮まっていき、

最年長の北河さんの家で
娘さんのピアノと合わせて
練習したりと、

かなり充実した練習を
続けていくことになりますが、

大人になって始めた楽器の
演奏ということもあって、

也映子さんは限界を感じるようにも
なっていました。

一方、三人のうちただ一人の男性の、
加瀬君は、教室の先生である
久住さんの、元婚約者の弟という、

少し複雑な関係にありましたが、
先生と生徒という関係以上には
なかなかなることができず、

足踏みのような状態が続くなど、
微妙な感情が渦巻いてもいました。

サイト内で【G線上のあなたと私】を検索!

G線上のあなたと私の読んでみた感想・評価

音楽を聴くのが好きな私は、
音楽系の漫画も良く読みますが、
そうした作品では「別世界」過ぎて、

楽しくは読めても
作品に没入できる感じには
なかなかなれませんでしたが、

本作は大人の音楽教室の、
しかも初心者コースという、
完全に等身大な設定で、

音楽の楽しさや難しさが、
すっと入ってくる感じでした。

実際、弦楽器の中でも、
ひときわ難しいバイオリンですから、
少しやったぐらいでは形にはならず、

弾けなくて辛い段階を何度も
突破していかなくてはならない
結構大変な現実がありながらも、

それでも続けていっている参加者の
お三方には頭が下がる気がしましたし、
その理由にも共感できました。

一方、どうしても自分のようには
仕上がり切らないと分かっていても、
決して見下すことなく、

諦めることなく丹念にレッスンを続け、
個人的な感情には流されまいとする
先生の姿も格好良かったですね。

また、人間の部分を深く描くことで、
教室でのちょっとしたやり取りにも
個性というか説得力が、

より良く出ていた部分や、

社会人の大人たちが私語に走り、
若者に怒られるシーンも、
何やら遅れてきた青春のようで、

微笑ましさがありました。

G線上のあなたと私はこんな方におすすめな作品!必見

世の中には本当に沢山の音楽があり、
それを演奏するための楽器もまた多いです。

特に初心者にもやさしい楽器や、
メジャーで比較的安価な楽器を対象にした、

大人のための初心者音楽教室も最近では
大流行ですね。

しかし、多くの練習を前提としている
クラシックを奏でる楽器は難しく、
中でもバイオリンは値段も難易度も、

相当に敷居が高いものと
考えられていますが、
本作はそんな「大人向け」、
バイオリン教室が舞台です。

もちろん音楽家にはなれないし、
部活として演奏に参加するにも
恐らくは遅過ぎる三人が、

それでも難しいバイオリンを選び、
教室に通う理由は何か? という、
人間的な部分が主体であり、

発表会にこぎつけるのも
なかなか大変なレベルなので、
難しく高度な音楽的な話はなく、

クラシックは好きだけど、
求道的ですらある演奏家の姿勢が
少し重過ぎると感じる方には、

教室に通ってみるような感じで、
気軽に読める一作だと思います。

もっとも、彼ら彼女らが挑む
「理由」は等身大ながらも
非常に説得力があるもので、

ずっとハマっていけるだけの
奥深さがあるのも
音楽教室同様と言えるかも知れません。

初恋や青春の輝きとはちょっと違う、
大人であるが故の諸々が、
楽しめる作品でもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA