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龍の花わずらいのネタバレと感想です!どうなる結末は!?

龍の花わずらい

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 龍の花わずらい
原作・漫画 草川為
出版社 白泉社

砂漠の町を統べる一族のシャクヤは、
龍の血を濃く受け継ぐ少女であり、
彼女の両腕には契約の証がった。

亡くなったと思われていた
元婚約者のルシンが生存していたため、
シャクヤは改めて選択することに……。

歴史ファンタジー的な世界観と
どこかのんびりした雰囲気が活きている、
公認三角関係物語です。

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龍の花わずらいのあらすじ紹介

砂漠の町の名族として
次期当主と言われる少女、シャクヤ。

彼女は龍の血を強く引いているため、
感情が高ぶると龍になってしまう
なかなかハードな癖を持っていますが、

普段手袋で覆われた彼女の両腕には
二種類の花がついていました。

これは彼女が婚約した証であり、
一方には現婚約者のクワンとの
契約と彼への思いを示し、

もう一方にはかつての婚約者である
ルシンへの契約を示していました。

しかし、砂漠で行方不明になった
ルシンが生還してきて、
再びシャクヤに興味を示したため、

大人たちは改めて、印により
シャクヤの気持ちを確認し、
結婚相手を決めることにします。

龍の花わずらいのネタバレと今後の展開は?

砂漠の中のとあるオアシス。

かつて龍と人が恋してできた
独自の歴史を持つその町は、

龍の血を引く一族に
統治されていました。

その一族の娘であり、
次期当主とされるシャクヤは、
宮を抜け出す活発さと、

困っている人を見過ごさない
優しい心根があり、
人々から愛されていました。

そんな彼女は自分より歳上の
許嫁がいました。

彼の名はクワン。

街の警備を担当し
もちろんシャクヤも助ける
武力に秀でた大人の紳士です。

シャクヤも誠実な彼には
心惹かれており、
今後結婚を希望していましたが、

ある日シャクヤは事故から、
全身を衣に包んだ少年に
助け出されることになります。

その場にはクワンも駆けつけますが、
出張先から彼は知らせを持ってきました。

砂嵐に巻かれて行方不明になっていた
ラッカ家のルシンが生存しており、
町に戻ることになったとのこと。

そしてそのルシンこそ、シャクヤの
かつての許嫁だったのです。

ルシンは記憶を失っており
砂漠での過酷な生活もあって、
性格も昔とは激変していましたが、

それでもかつてと同じように
シャクヤに惹かれ始めました。

もっともシャクヤの方としては、
自分の思いを示す腕の「花」は
クワン側に集中して宿るなど、

クワンの方に気持ちがあることは
傍目にも明らかでしたが、
正式な許嫁の約束はあります。

そこでシャクヤの母は、
一年後という期限を示し、
より多くの「花」を宿させた方を、

シャクヤの婿とすると決定し、
親公認の「三角関係」が
スタートすることになるのでした。

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龍の花わずらいの読んでみた感想・評価

斬新な設定と意外なやり取りの
面白さがワクワクな
新感覚漫画といった感じでした。

本作は基本的には恋をテーマにした
コメディ的な色も強い作品なのですが、
色々なところに斬新な仕掛けがあります。

まず、シャクヤの両腕に入った
花の紋章によって二人の相手への
好感度が分かる部分が斬新です。

まるでどこか恋愛ゲームを
自分でプレイしている的な
感覚になったりするのですが、

そのためにかえってライバル意識や
危機感のようなものが
周囲にも生まれてくるんですね。

心持ちが分かれば恋に悩むことも
ないのではと思っていましたが、
本作の展開はとても意外でした。

また、結構殺伐としがちな
世界観であるにも関わらず、
割と登場人物の皆さんが温和で、

スリルを楽しみながらも
過剰なドキドキは感じずに
読み進められたのも良かったです。

シャクヤさんが龍の血を引くため、
感情が高まると龍になったり
虎の子の世話をしたりもしますが、

龍化したシャクヤさんの表情も
虎ちゃんたちもとても可愛らしく、
動物好きには必見ですね。

龍の花わずらいはこんな方におすすめな作品!必見

いわゆる三角関係の恋愛ものというのは、
当事者たちの恋の駆け引きや
ライバル関係が面白いですし、

微妙な感情の揺れなども、全体を
面白くさせるスパイスですね。

本作は、主人公のシャクヤの両手に
お花の紋章が出てくるという形で、
「好感度」が見えるというのが斬新です。

感情が分かってしまうと
ハラハラ感が薄れてしまうと思いきや、
かえってスリリングさが増していました。

ストーリー全体も明快で力があり、
細かな機微や駆け引きではなく、
前に出る物語の方が好きな方には、

非常に適した一作と
言えるのではないでしょうか。

ファンタジックで前近代的を
思わせる世界観ではありますが、
殺伐とした感じは少ないですし、

シャクヤにしても、
弱々しいキャラではないので、
精神的にしんどくはありません。

どちらかと言うと、この世界とは
ちょっと違うファンタジーな
楽しさを満喫したい方や、

ちょっとした恋愛の駆け引きを
楽しみながら読んでいきたい方に
向いている内容かも知れません。

主人公のシャクヤが変身する龍や
贈られてきた虎の子供など
動物たちが愛嬌があり、

思わず触ってみたくなるような
ノホホンとした感じを持っている点は
動物漫画的な良さとも言えますね。

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