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好きにならないよ、センパイのネタバレと感想や試し読みあり!結末が気になる!

好きにならないよ、センパイ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 好きにならないよ、センパイ
原作・漫画 はつはる
出版社 講談社

文化祭で見た美術部の絵と
王子感ある先輩に惹かれ、
美術部入部を決意した、

元体育会系少女の育。

しかし「王子」は、超ナンパで、
育にもちょっと馴れ馴れしい感じ。

幻滅する育ですが次第に、
先輩の本質を知っていき……。

リアル感のある先輩とギャップと、
美しく繊細な描写が嬉しい、
王道学園系恋愛ストーリーです。

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好きにならないよ、センパイのあらすじ紹介

元々体育会系だったものの、
文化祭で見た絵に惹かれて、
美術部入部を決意した育。

まったく専門外ながら、
部活開始が楽しみで
仕方がない気分でした。

しかし美術部には、超ナンパ系の
永池先輩がおり、しかも彼こそが、
文化祭で育に優しくしてくれた、

「王子」だということが
判明してしまいます。

当然育はショックを受けますが、
部活を続けていくうちに、
永池には優しくして貰い、

ナンパな永池の良いところも
次々と見えてくるように
なっていくのでした。

好きにならないよ、センパイのネタバレと今後の展開は?

元気少女の斎条育。

部活では陸上競技、
短距離走を専攻している、
体育会系の少女ですが、

実は結構絵を描くのが
好きだったりもしました。

そんな彼女は地元の高校の
文化祭で、美術部に展示された
「群青の午後」という絵に。

思わず見入ってしまいました。

するとメガネのインテリ系男子が
「それは俺が描いた」と、
柔和な笑みを浮かべて話してきました。

彼の素敵な笑顔と親切な態度に、
すっかり夢中になってしまった育は、
その高校で美術部に入ることを決意。

先輩を「王子」と名付け、
部活の日を心待ちにしていました。

しかし、記念すべき初の活動日、
先輩たちはとても親切に
育を迎え入れてくれましたが、

そこには「王子」はいません。

しかもコップを取ろうとした際、
女の子と「超親密」にしている、
チャラい系先輩の永池に合い、

テンションは大いに下がりました。

しかも女性と揉めた永池が
階段から突き落とされた際に
衝突してしまったりと、

ろくなことはありませんでしたが、
実はそのチャラ系先輩こそ、
「群青の午後」を描いた、

イケメン王子だったのでした。

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好きにならないよ、センパイの読んでみた感想・評価

定番の学校ものでありますが、
現実的なギャップが多くあり、
その起伏を楽しめました。

本作は文化祭で憧れた、
部活と先輩に近付くべく、
高校に進学した育が、

先輩の本当の姿を知って
何だかガックリしたところで
物語がスタートします。

文化祭と普段の学校の雰囲気、
あるいは先輩たちの態度が
まったく違うのは良くあることで、

結構あるあるな話なのですが、
本作はそこから「挽回」が
なされているのがいいですね。

しかも強引なオラオラではなく、
育ちゃんが志した美術という分野を
活かしての「謎解き」が、

自然な形で行われているのが
個人的には高評価でしたね。

また本作のヒロイン育ちゃんも、
元々陸上部で短距離を
やっていたということもあり、

かなり外面的にも活動的で
慌ただしくも元気一杯、
見ていて素直に楽しいです。

だからこそ空回り気味の
育ちゃんの高校生活も
素直に応援できますし、

実は結構ワルい感じにも見える
永池先輩にも嫌悪感なく、
読み進めていけました。

好きにならないよ、センパイはこんな方におすすめな作品!必見

近くの高校の文化祭というのは、
中学生たちにとっても、行くかも知れない
学校の内情を知るチャンスですが、

そういう時に見る先輩方って、
何だかとても頼もしく感じることが
少なくありませんね。

家でもお兄さんやお姉さんはいますが、
そうしたこととはまた別の状況が、
雰囲気を作っていくのかも知れません。

本作もまた、文化祭で憧れの先輩に、
出会ったという女の子が主人公の
ドキドキ系物語ですが、

実際のところ、文化祭などの場合、
先輩たちも「よそ行き」の態度なので、
かなり違う性格ということもあります。

そんな感じの「あるある」を軸に、
幻滅から見直して再びの恋、的な
一連の流れを進んでいく本作は、

「頼もしい先輩」側からの
リアルな物語と言えるかも知れません。

学校説明会や入試など、
生徒が参加する対外系行事で
苦労した方には必見の一作です。

また、舞台が美術部という、
自分の内面と向き合う
芸術系の部活なのもいいですね。

こうした作品では当然先輩側の、
外面とは違う「本音」と、
それともまた違う「本心」を、

じっくり理解する必要がありますが、
絵画という表現物があることで、
より分かりやすくなっています。

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