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花鬼御殿~女は心に鬼がいる~のあらすじとネタバレ!終わり方(結末)が見たい!

花鬼御殿~女は心に鬼がいる~

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 花鬼御殿~女は心に鬼がいる~
原作・漫画 井出智香恵
出版社 まんが王国

女子高生、佐藤ひまりは、
経営が傾いた会社や母の手術のため、
二億円で「花鬼」に売り飛ばされ……。

「羅刹の家」シリーズを彷彿とさせる
ハードでえげつない描写が、現代的な
世界観でさらにヒートアップしていく、

変則的かつ強烈な嫁姑物語です。

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花鬼御殿~女は心に鬼がいる~のあらすじ紹介

高校三年生の佐藤ひまり。

将来に向けての夢を持ち、
大学への進学も考えていましたが、
兄の経営する会社が傾いて、

大学に進学ができなくなります。

それどころかひまりは
二億円と引き換えに、
悪名高い「花鬼」の家に、

事情も知らない状況のまま
文字通り売り飛ばされ、
結婚を迫られることに。

一人で怒り泣き叫んでも
覆らない現実を、母のためならと
受け入れていくひまりでしたが、

「花鬼」たちのえげつない所業は
延々と続いていくのでした。

花鬼御殿~女は心に鬼がいる~のネタバレと今後の展開は?

将来は大学に進んで、物書きに
なりたいと考えている
高校三年生、佐藤ひまり。

しかし母の具合が悪く、
兄の経営する印刷会社の調子も
思わしくない現実があり、

さらには義姉の美保子にも
いじめられているなど、
厳しい現実に対峙していました。

そんなある日帰宅すると、
兄の昭良に呼ばれ、
改めて話をすることに。

彼が打ち明けたところによると、
大学進学という希望は
もはや叶えられず、

それどころか会社も倒産寸前で、
どうにもならないということでした。

昭良はひまりに封書を手渡し、
タクシーに乗るように指示します。

そのタクシーの行先は、
乗っ取り屋として悪名高い、
「花鬼」とさえ呼ばれる、

天花寺一族の館であり、
何も知らずに出向いたひまりは、
一族の息子司との結婚を迫られます。

もちろんひまりは驚き怒り、
兄たちにその声を伝えますが、
ひまりを二億円で売り飛ばすことは、

既に決まったことであり、
ひまりはひざまずいて足をなめる
屈辱とともに気を失うのでした。

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花鬼御殿~女は心に鬼がいる~の読んでみた感想・評価

今時っぽい作品になるのかと
思わせつつのハードな展開に
色々と感情が揺さぶられました。

家庭内暴力や非行、そして
不倫や職場問題等々、
家庭問題は常にありますが、

その中でも目立つ問題は
時代とともにどんどんと
変わっていったものです。

しかし本作は、現代流の
世界観にも関わらず、
「身売り」で完全に自由を奪われ、

さらに結婚まで強制されるなど
クラシカルとも言える強烈さが
完全に残っています。

女性が働く機会を得られる中、
スマホという通信手段があっても
こうした「古い」構図に

縛られてしまう現実が、
読んでいてかなり胸に来ましたね。

また、本作での「鬼姑」は
個人的な嫉妬や恨みではなく、
最初からひまりを買った認識で、

身内と言うよりも完全な
「モノ扱い」であり、
その分キツさが強かったですね。

ひまりとしては地獄のような
姑がいる家の苦しみのみならず、
兄たちにも裏切られた構図すらあり、

そこがより一層の救いのなさと、
シチュエーションの重さを
強調しているように感じました。

それにしても、花鬼さんたちの
いじめ具合のひどさは犯罪的で、
こういうのもDVになるのではと、

改めて家の中という空間の
闇の深さを思い知りましたね。

花鬼御殿~女は心に鬼がいる~はこんな方におすすめな作品!必見

人間、とりわけ女性の情念が絡み合い、
壮絶なバトルを繰り広げていく作品は、
昼ドラにも漫画にも多く、

名作と呼ばれる作品も少なくありませんが、
どうしても「旧家」の因習など、
話の基盤がクラシカルな部分がありました。

しかし本作は完全に現代を舞台であり、
仕掛けてくる側も乗っ取り屋という
今風な人々であり、主人公のひまりも、

現代的な感覚を持つ良い子ですので、
よりえげつなさが強調されており、
ハードな物語を読みたい方に最適です。

また、物語自体もビシバシと進み、
無駄ない形でひまりの心身を
削っていきますので、

ハラハラドキドキというより、
かなり心に来る痛さを
実感することができました。

その切れ味は「羅刹の家」を
彷彿とさせるものがあり、
時代背景が色々と変わっても、

「嫁」を、そして他人を
徹底して物のように扱う人は
存在し続ける絶望感もありました。

一方で、旧来の作品では、
意志の疎通一つ取るにもかなりの
時間がかかっていたところを、

携帯ですぐさま顔を合わせずに
済ませてしまうなど、現代感覚の
「活用」も相当強烈です。

物語の軸が「鬼姑」なだけに
今風な感覚とはズレがある、と
考えてしまいがちなところで、

完璧な調和によって、あの激烈な
世界観を再び描写した
構成力の妙も必見です。

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