大正処女御伽話のネタバレや結末が気になる漫画！

時は大正十年…
身も凍えるほど寒い日に
その嫁はやって来たーー

不慮の事故で
母と右手の自由を失い
堕ちていった青年・珠彦。

父親には見放され
家を追われた彼は
生ける屍と化す。

そんなある日の冬
小さな嫁・夕月が現れ…。

大正処女御伽話のあらすじ紹介

裕福な家庭に生まれ
愛情以外は何不自由なく
育てられた主人公・志磨珠彦。

将来は父の後継ぎとして
期待されていた矢先
17歳で事故に遭う。

この時母と右手の自由
そして父からの期待を
失った珠彦は絶望する。

彼の面倒を看る者は
誰もいなかった…。

父は養生という名目で
珠彦を千葉の別荘に。

「案ずるな。世話をさせる
嫁も買ってやるぞ」

こうして精神的に病んだ
珠彦は別荘に引き篭もる。

そんなある日
父に買われた嫁・夕月が
珠彦の元にやって来た。

最初は慣れない女子に
距離を置く珠彦だが…。

大正処女御伽話のネタバレと今後の展開は？

「初めまして。珠彦様
私、名を夕月と申します！」

父に買われた小さな嫁は
礼儀正しい少女でした。

夕月は珠彦の世話を焼き
掃除・洗濯・食事など
何でもやります。

しかし年頃の珠彦は
夕月と距離を置き…
食事も取ろうとしません。

これがただの使用人なら
暇を与えて追い出せますが
彼女にはできませんでした。

理由は父が買った
＝借金の形(かた)
かもしれないから…。

もし別荘を追い出せば
行く宛は無いでしょう。

一方夕月はというと
珠彦に断られても諦めず
お風呂の手伝いをします。

この時珠彦は
背中を洗われながら
ポツリと呟きました。

「君には悩みなんて
無いのだろうな…」

するとそれを聞いた夕月は
すかさず反論します。

「まぁひどい！！
私にだってありますわ！！」

夕月曰く悩みは二つあるそうで
恥ずかしがりつつもそのうちの
一つを教えてくれました。

三つ編みをとった彼女の髪は
モフモフのクセッ毛で…
珠彦は思わず笑います。

それは別荘に来て
”初めての笑い”でした。

この出来事をきっかけに
夕月に心を開きます…。

大正処女御伽話の読んでみた感想・評価

純粋な珠彦と夕月の関係に
とても癒されました！

至高のカップルですね。

個人的に絶妙な身長差が
素晴らしく良かったです。

とにかく世話焼きな夕月と
そんな彼女に戸惑う珠彦。

今のところはまだ
兄妹に見えますが…

この二人がいずれ
結婚するのかと思うと
ドキドキしちゃいます！

お風呂での出来事では
夕月の意外な悩みに
笑ってしまいました。

大量かつクセッ毛の髪は
まさに妖怪・モフモフ！

触ったら柔らかくて
気持ち良さそうです。

美月はあの大量の髪を
どうやってまとめて
結ぶんだろう…？

一度彼女が三つ編みする
ところを見てみたいです。

珠彦にはこれからもっと
笑ってほしいな～。

せっかく美青年なのに
笑わないなんてもったいない！

珠彦のあの笑顔は
国宝級だと思います。

そういえば…
作者・桐丘さなさんによる
あとがきも面白かったです。

なぜ本作のタイトルが
”大正処女御伽話”なのか…

大正時代の”処女の定義”など
知らないことも書かれており
最後まで楽しめました！

大正処女御伽話はこんな方におすすめな作品！必見

大正時代が舞台の
恋愛作品を読みたい…。

そんな方には
「大正処女御伽話」を
迷わず推します！

本作は真面目な青年・珠彦と
彼の嫁(になる)少女・夕月の
日常を描くほのぼの物語です。

大正時代を舞台に描かれる
二人の純粋な恋愛は
とても癒されます。

初々しい恋愛にきっと
ドキドキすること
間違いなしです！

それと絶妙に萌える
身長差も見どころです。

大正時代といえば…
男女の服装が魅力ですよね！

例えば珠彦の”書生姿”。

書生姿とは…袴姿に襟詰め
という大正時代の代表的な
男性の服装です。

和と洋がコラボした服装は
乙女心をくすぐります！

ちなみに出かける時は
この服装に”学生帽”を
被るので注目ですよ～。

一方夕月はほとんど
着物姿ですが…番外編では
セーラー服が見られます！

そして本作の結末では
作者・桐丘さなさんの
あとがきがあります。

あとがきには本作の裏話や
大正時代の”処女”にまつわる
豆知識なども書かれていて…

とても面白いので
最後まで必見ですよ！

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