タイトル | フロイトシュテインの双子 |
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原作・漫画 | うぐいす祥子 |
出版社 | 集英社 |
冴えない学生・桜井は
カケルとミチルという
中学生の家庭教師をする。
一卵性双生児(男女)の
カケルとミチルは
幼く可愛らしい。
桜井は好印象を抱くが
実はこの子供たちには
”裏の顔”が隠されていた。
子供たちに出会って早々
目を付けられた桜井は…。
フロイトシュテインの双子のあらすじ紹介
教師を目指す桜井は
カケルとミチルという
中学生の家庭教師になる。
この日彼は初めて
カケルとミチルの家に
家庭教師をしに行く。
するとその時…
道端でカラスに食われる
猫の死体を見かけた瞬間
何か嫌な予感がする。
とても酷い光景に
気持ちも重くなるが
考えないようにした。
中学生・カケルとミチルは
男女の一卵性双生児らしく
不思議な雰囲気がある。
愛想良く挨拶する二人に
桜井は好印象を抱いた。
しかし勉強するとなると
従って席につくどころか
くすくす笑うばかり。
まるで子供たちは
何も知らない桜井を
嘲笑っているようで…。
フロイトシュテインの双子のネタバレと今後の展開は?
カケルとミチルは
変わった双子でした。
家庭教師初日の桜井に
過激なイタズラをして
困惑させます。
初めて出会った時と
まるで”別人”です。
そして二人はなぜか
桜井が見かけた猫を
よく知っていました。
猫はどんな状態だったか。
それを聞いた桜井は
思わずゾッとします。
もしかしてあの猫は
カケルとミチルによって
殺されたのではーー!?
その瞬間…
頭に痛みが走ります。
桜井の隙を見たカケルが
彼の髪の毛を無理やり
毟(むし)り取りました。
カケルとミチルは一体
何を考えているのでしょう。
楽しそうに笑う二人は
もはや”悪魔”そのもの。
結局家庭教師初日は
何も教えられないまま
終えてしまいました。
それから翌日。
冴えない表情を浮かべ
学生食堂にいた桜井は
遠野に声をかけられます。
遠野は彼が思いを寄せる
天使のような女の子です。
先程まで沈んでいた
気持ちはどこへやら
見惚れてしまう桜井。
気づけばいつの間にか
鼻血が出ていました。
すると鼻血は瞬く間に
大量の嘔吐と化し…!?
フロイトシュテインの双子の読んでみた感想・評価
桜井が本当に気の毒。
あんな邪悪な双子と
関わってしまったために
酷い目に遭うなんて…!
途中から痛々しくて
見ていられなかった。
カケルとミチルが
とんでもなく残酷で
恐ろしいです…。
あの無垢な笑顔に
騙されたら終わり!
まさにあの二人は
”天使の顔をした悪魔”
という言葉が似合います。
両親は我が子の正体を
知らないのでしょうか?
まぁ知らないでしょうね。
もし知ってしまったら
どんな反応をするのか
とても気になります。
中学生のカケルとミチルは
黒魔術に夢中のようだけど
実力はあまりなさそう。
実力がないのに
黒魔術を使ったりして
大丈夫なのか心配です。
人を呪うということは
自分を呪うということ
ですからね~…。
一番怖いのは呪いですよ!
いつかカケルとミチルは
倍返しで呪われると思います
(あくまで私の予想です)。
桜井は結末まで
生きているといいな…
何とか助かってほしい!
冴えないキャラクターって
なぜか応援したくなります。
今後の展開が楽しみです。
フロイトシュテインの双子はこんな方におすすめな作品!必見
不気味なホラーを描く
作品に出会いたい…。
そんな方には
本作を迷わず推します!
本作は”冴えない大学生”
桜井を主人公に描いた
不気味なホラー作品。
幽霊は一切登場せず
超能力(黒魔術)といった
呪いの怖さが見どころで
かなりグロが多いです
(苦手な方は閲覧注意)。
ストーリーはテンポ良く
最後まで目が離せません。
完璧なホラーと思いきや
ちょっとしたコメディも
あったりして面白いです。
一番の見どころは
”天使の顔をした悪魔”
カケルとミチルですね!
この双子はとにかく
何を考えているのか
全くわかりません。
まさにミステリアス!
まだ幼くて純粋で
汚れを知らないような
顔をしていますが……
正体は黒魔術にハマる
恐ろしい子供たちです。
桜井は不運なことに
二人の家庭教師になり
大変な目に遭います。
本作を手がけるのは
ホラー漫画家で有名な
うぐいす祥子さんです。
うぐいすさんの作画は
美しく妖しい感じがあり
見ると忘れられません。
画力のレベルが高いので
作画を重視する方も
きっと楽しめます!