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禁欲の昼と甘美な夜のネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

禁欲の昼と甘美な夜

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 禁欲の昼と甘美な夜
原作・漫画 宮園いづみ
出版社 小学館

フられたことでヤケになり、
見知らぬ相手とベッドインしたら、
実はその相手は会社の課長!?

冷静な課長は慌てるどころか、
要求を平然と突きつけてきて……。

一見王道的ながら一味違う、
スパっとした切れ味と
設定の妙が堪能できる、

良質な物語が満載された
短編作品集です。

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禁欲の昼と甘美な夜のあらすじ紹介

一年半付き合った彼氏に
たった一通のメールでフラれ、
半ばヤケになった静歌。

バーに飛び込んで、
隣にいた男と
ベッドインしてしまいますが、

その相手が会社の課長にして
超クールな結城だったために
火遊びでは終われません。

もう離婚しているという結城は
まったくのノーダメージで、
黙っていて欲しければ継続して、

自分と「関係」をと、
静歌に突きつけてきます。

やむなく付き合う静歌ですが、
次第に結城と自分の間の距離が
詰まっていくのも感じたのでした。

禁欲の昼と甘美な夜のネタバレと今後の展開は?

一年半も付き合っていた彼氏から、
メール一本で振られてしまった
井上静歌は、バーで隣合った、

見知らぬ客とホテルに行き、
そのままベッドイン。

しかし目覚めて見ると、
その男性客は実は会社の
結城課長でした。

ビックリし慌てる静歌とは対照的に、
結城課長は超冷静。

普段通りクール過ぎる業務態度で、
内密にと願う静歌にも、
黙っていて欲しければ、このまま

関係を続けろと要求を突きつけます。

無理やり迫られたわけでもなく、
暴露するわけにもいかない静歌は
「地」を出しつつも結城との

秘密の関係を続けますが、
案外二人は似た者でもあり、
会話が弾むようになっていきます。

奥方との過去やバーの店主との
昔からの交流など、会社外の
結城の姿は意外にも人間的で、

その性格もどこか静歌に
通ずる部分もありました。

ところが、静歌と結城が
心の距離を近付けたところで、
結城が出向してしまうことに。

遠距離恋愛に嫌な過去がある
静歌にとってそれは
関係の終わりを予感させましたが、

結城はかつてない強さで
静歌を抱きしめるのでした。

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禁欲の昼と甘美な夜の読んでみた感想・評価

クール系上司と部下の
恋愛物語かと思いきや、
ひねりが効いていたりと、

独創性あるストーリーを
満喫することができました。

本作のポイントは
一言で示すなら「意外性」です。

怖い上司の意外な一面を見て
次第に惹かれるようになり、
しかし彼には家庭が、的な、

定番な内容で進んでも
問題ない状況にあって、
落とし穴を用意しているんですね。

いくら何でも上司の顔が分からず
そのままベッドインというのは
うかつに過ぎるというもので、

弱い立場なほど逆に、周りから
配慮されることが多いスキャンダルでも
ここまで来ると話は別です。

それにより妙な状況へと
足を突っ込んでしまう静歌や、
何だかんだ別れない結城課長など、

他の作品なら三枚目でも、
何故かうまい具合に
フィットがなされているんですね。

案外無茶な感じの要求を、
涼しい顔で通すあたり、
結城課長はなかなか大物です。

また、表題作以外でも、意外性ある
面白い関係が楽しめる短編が
本作には掲載されていますので、

ハラハラドキドキ感を
屈託なく満喫できました。

禁欲の昼と甘美な夜はこんな方におすすめな作品!必見

行きずりの恋、夢のような一夜の関係……、
ロマンチックな男女の出会いと別れは、
大昔から現代に至るまで一種の憧れですが、

現実的には、淡い夢のような感じより、
「ヤバいやっちまった」感が
全力で展開されることも多いですね。

本作はうっかりアフター5の上司と
関係したことがきっかけで、
ズルズルと関係が続き、的な、

「やっちまった指数」がかなり高く、
行為の後の後悔感は多くの人にとって
あるあるネタではないかと思います。

一方で、毎日顔を合わせている同僚と
分からずにベッドインまで行くのは、
いくら服装が違っても現実的ではなく、

言わばリアルを下地にした
ファンタジーな展開を楽しみたい方に
最適な一作と言えると思います。

また、チェスのように局面を
緻密に進めていく長編とは違い、
彼氏に振られてヤケになった、的な、

超高速スタイルでベッドインに至る
静歌の行動もまた、どこかリアルで
そこがかえって面白いですね。

もっとも部下と勢いで寝てしまい、
本来ならばピンチのはずなのに、
余裕過ぎる態度と話術でもって、

一転して優勢に持ち込むなど、
結城課長の曲者ぶりもいい感じです。

俺様系とはまた違う、
バラエティーに富んだ男性陣が
主役となっている短編集ですので、

圧力感なく恋愛物語を
楽しみたい方には、とても
オススメできる一作ですね。

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