タイトル | バガタウェイ |
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原作・漫画 | 古日向いろは |
出版社 | マッグガーデン |
空木雫、通称<ソラ>は島育ち。
高校進学をきっかけに
親元を離れ本土の高校へ
通うことになる。
島とは違う街並みや人の多さに
圧倒されながらも
初めてのことにドキドキワクワク。
入学初日、導かれるように
「ラクロス部」の体験会に参加した
ソラは初めてにも関わらず、
非凡な才能を発揮する。
バガタウェイのあらすじ紹介
空木雫、通称<ソラ>は
実家のラーメン屋を手伝う
島育ちの15歳。
高校進学を期に
本土の高校へ通うことになる。
島を出るにあたって
母親との約束はただ一つ。
「3年間、青春すること」
島を出て初めてだらけに圧倒され
始まった学園生活初日、
ソラは導かれるまま
ラクロス部の体験会に参加する。
そこでラクロスどころか、
運動部の経験がないにも関わらず
非凡な才能を発揮するソラ。
そんなソラの前に
般若のお面を付けた
謎の人物が立ちはだかる。
バガタウェイのネタバレと今後の展開は?
ラクロス部の体験会を終えたソラ
<空木雫>は同じ寮の住人で同級生、
団長<木皿儀二奈>と
ブン<七瀬文>と出会う。
団長は小柄だが運動量が豊富な
元応援団長、鼻の絆創膏が
トレードマーク。
ブンは運動は苦手だが
周りがよく見えていて
頑張り屋な眼鏡っ娘。
同寮でラクロス部の先輩でもある
ハチ<八重垣和葉>、
ロク<水篠六菜>、イチ<市崎陸花>と
ラクロス界でもトップクラスの選手に
付けられる姫名”雷鳴の蒼姫”の
通り名を持つキャプテン<四極燈子>。
そして寮生ではない
ラクロス部の先輩、シホ<雨相志穂>、
ごっちん<悟桐皐>を加えた
9人で新生ラクロス部は始動する。
練習初日、シホの提案により
ルール説明を兼ねて
ミニゲームをすることになった
ラクロス部。
試合中、如何なく発揮される
ソラと団長の長所に
ブンは劣等感を覚える。
同じ悩みを抱いていたデコはそれを察し、
ブンにアドバイスをおくることで
自分にしか出来ないことのヒントを得た
ブンは自信を取り戻す。
それぞれの役割を考えることで
まとまり始めたソラたち新入生だったが、
公式戦で試合をするには
あと3人メンバーが足りないことを知る。
バガタウェイの読んでみた感想・評価
私はマイナーな競技の漫画が好きです。
例えば「ちはやふる」や
「あさひなぐ」ですがこれらは近年、
アニメ化や実写映画化もされ
注目されました。
他にも映像化されていませんが
「ノノノノ」「はねバド!」
「この音とまれ!」なども好きです。
私がこれらの作品が好きな理由は
マイナー競技に加えて
もう一つあります。
それは部活モノだということです。
部活動とは無縁な
学生生活を送ってきた私が
これらの作品に心惹かれるのは、
きっと心の何処かに
憧れがあったのでしょう、
部活動を通じての青春に。
本作『バガタウェイ』もラクロスという
マイナースポーツを題材にした作品です。
主人公ソラが生まれ育った島を離れ、
本土の高校に通い、
そこでラクロスと出会い、
仲間やライバルたちと切磋琢磨して
成長していく青春物語です。
ラクロスは1チーム12人なので
他校も入れると
多くのキャラが登場します。
その中でも私のお気に入りは
団長こと木皿儀二奈です。
団長はソラと同じ新入生で
キャプテンに憧れて
ラクロス部に入部します。
小柄な体格に似合わず
運動量が豊富でパワーもあり、
一言でいえば猪突猛進なキャラですが、
随所で仲間に良い影響を与える
セリフも多かったりします。
例えば、試合で大怪我することもあると
聞かされ怖気づいた同級生に対し、
ケガをしないスポーツはない、
と言って安心させたり
キャプテンが自分のプレイスタイルに
悩んでいるときに、
試合中に輝いているから
キャプテンなんだという団長の言葉を
思い出して吹っ切れたりと
メンタルの部分でも仲間を助け、
勇気づける事の出来る選手です。
団体競技が苦手な私ですが
そんな団長に憧れ、少しでも
仲間や友達の力になれる人間に
近づけたらなと思いました。
この作品を通して私は、
仲間の大切さ、上に立つものの苦悩、
そしてラクロスのルールを学びました。
これからもこのような作品に
出会えるよう書店を巡りたいと思います。
バガタウェイはこんな方におすすめな作品!必見
①マイナースポーツが好きな人。
野球、サッカー、バスケなど
メジャースポーツに飽きた人に
オススメです。
ラクロスのルールも
説明してくれるので
詳しくなります。
②青春したい人。
主人公だけでなく、
ライバルたちにも物語があります。
どのような思いで
ラクロスをしているのか、
もしくは試合に参加しているのかなども
丁寧に描かれており、
人によって感情移入する学校、
選手も違ってくると思います。
③ラクロスに興味がある人
残念なことにマイナースポーツ故、
ラクロスの試合をテレビで見ることは
ほとんどありません。
しかし、今は世界中の情報が
繋がっている時代、
ラクロスの試合なども
簡単に検索することができます。
本作品は女子ラクロスですが
男子ラクロスの試合は
「これ反則じゃないの?」と
思えるくらい激しいです。
④おっさん好き。
おっさんが結構出てきます。
正確にはラクロス部OBで
現選手たちの父親だったりしますが、
練習に参加したり
応援に駆けつけたり大活躍です。
水着回にはサービスカットも!?