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少年は私に跪くのあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

少年は私に跪く

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 少年は私に跪く
原作・漫画 桜田雛
出版社 小学館

歪んでいるとわかっていても止められない、
そんな私たちの恋愛。

麻子の彼氏である律は、
超が付くほどのサディスト。

麻子は自分たちの関係がゆがんでいることを
知りながらも、律が喜ぶなら、
とその関係を受け入れていた。

しかし、ある日そんな二人の関係が
大きく変わる出来事が起きて…!?

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少年は私に跪くのあらすじ紹介

ごく普通な書店員、
麻子の彼氏はトップモデルの律。

律は少年のように自由奔放な
性格をしていて、

麻子にホラー映画を見せて
し入れに閉じ込めたりなど、

少し過激で無茶なことを要求しては
慌てる姿を見てご満悦な様子。

麻子はそんな律との関係が少し歪んでいる、
と知りながらも
「自分のことが好きだから」と信じ、

関係を受け入れて
幸せな毎日を送っていた。

ところがある日、二人の関係が
大きく変わってしまうような
出来事が起きて…!?

少年は私に跪くのネタバレと今後の展開は?

麻子の彼氏、律は麻子の従順で
戸惑いながらも言うことを聞いてしまう
姿が大好き。

ホラー映画を見せた後に
押し入れに閉じ込めて、

必死に自分にすがって泣いている
麻子の表情がたまらなく好きで、

そんな麻子の姿を見て
興奮してしまう。

麻子はそんな律との関係が歪んでいると
知りつつも、律がそんな自分を好きだという
こともわかっているので、

関係を続けていくためなら自らを
いたぶってほしいと思うほどだった。

一般の書店員の麻子と
トップモデルの律。

もともとの立ち位置さえ
浮世離れしていて、二人の関係を
より歪んで見せた。

ある日、律が撮影後の飲み会で
律自身の家に帰る、
という報告を受けた時、

職場で麻子は合コンの
欠員補充を頼まれる。

律がそんなことをしたら嫌がると
思ったが、どうしてもという
職場の友人の頼みを断り切れず

麻子は律に内緒で
合コンへと出てしまう。

夜、合コンが終わって自宅に帰ると
そこには律の姿があった。

麻子からする強い酒の匂いに気づいた律は、
ほかの男性と飲んだのかと
いぶかしげな目を麻子に向ける。

麻子は律が嫉妬していることに気づき、
律が自身のことを好きだと
再確認して喜ぶ。

しかし律はそんな麻子の姿が
面白くない様子で部屋を出て行ってしまう。

麻子は顔がにやけるのを
抑えられないまま
律を引き留めようとするが、

律がイラつきから自分の言うことを
なんでも聞く麻子以外は
他の女性と変わらないからいらないと

麻子を突き放す。

麻子は自分のことは使い捨てだったと
ショックを受け、律を殴り別れをつげる。

悲しみに沈む麻子。

二人の関係はこのまま
終わってしまうのか…?!

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少年は私に跪くの読んでみた感想・評価

私はもともと桜田雛先生の
ファンなのですが、

「少年は私に跪く」は先生の作品の
ファンになったきっかけの作品です。

作品自体はとても短いのですが、
その短さの中にギュッと面白さを
詰め込んだような作品になっています。

まずはなんといっても個性的な
キャラクターが魅力です。

無邪気な様子で彼女をいたぶり
喜んでしまうような律。

律のサディスティックな部分は
なかなか過激なところが多いのですが、

彼女がそんな律を憎めないぐらい、
読者も彼を憎めないはずです。

その理由はこの作品の結末を見れば
わかるので、ぜひご自身の目で
確かめてみてください。

彼女の麻子は読者から好感を
得られるようなキャラクターです。

律が自分にどんな無茶ぶりをしてきても
律のことが好きだから
一生懸命こたえようとして、

どんなに自分が怖い思いや
嫌な思いをしても律が自分のことを
好きだからだと信じて

「二人の関係が続くなら…」と
自らいたぶられることを望むような
一途な女性です。

自分たちの関係が歪んでいると
わかっていても、いま幸せだから、

これからも幸せでいるために
必要なことならと
その関係を受け入れています。

登場人物はほぼこの二人と、
作品の短さと相まってとても少ないですが、

二人しかいないからこそ
気持ちの描写が細かくされていて
主人公に感情移入をしやすいです。

絵柄がとても繊細で美しいのも
魅力の一つだと思いました。

「少年は私に跪く」以外にも
3つ他の短編作品が収録されて
いるのですが、

そのどれもがとても美しく
読みやすいです。

まるでお人形のような人物の
描かれ方にプラスして、

細かい表情の変化が読者に
読み取りやすく表現されているので

言葉があえてなく表情だけで
伝えるようなシーンもあるのですが、
そのシーンが本当に心に響きました。

少年は私に跪くはこんな方におすすめな作品!必見

サディスティックな男性が
好きな方はもちろん、、

普通の少女漫画よりもう少し過激な
作品を読んでみたい!という方や

ただほのぼの恋愛をするだけの
少女漫画じゃ満足できない!という方には
ぴったりの作品だと思います。

絵がきれいで、作品自体が短く
構成されているのであまり漫画を読む
時間がない方や漫画を読むのが苦手な方にも

サクサクといいテンポで読めるような
作品になっているので、

自分の読みたいタイミングに読みたい分だけ
読むことができます。

「少年は私に跪く」以外にも
3つ短編作品が収録されているのですが、

その短編作品の中でも
「私は、その真っ白な少年に憧れた」
という作品が大変オススメで、

「少年は私に跪く」とは真逆のピュアな
少年少女の命を懸けた恋愛模様が
描かれている作品なのですが、

これがものすごく泣けるんです!

とにかく魅せ方が素敵で、
うるっと来てしまうような作品なので、

「少年は私に跪く」と同時に
読んでほしい作品ですので、

「少年は私に跪く」を購入されましたら
こちらの作品も読んでみて
いただけたらと思います。

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