タイトル | 初恋ダブルエッジ |
---|---|
原作・漫画 | 小田原みづえ |
出版社 | 双葉社 |
「大正ロマンチカ」で有名の
小田原みづえの作品で、
単行本は全8巻です。
恋はしたいけど、
男性が大嫌いな女の子。
でもその男性嫌いには
大きな理由がありました。
そんな矛盾だらけの
女の子がヒロインの少女漫画です。
初恋ダブルエッジのあらすじ紹介
主人公の天野謡は、
ギター工房「夢弦」で働き、
ギター職人である戸野田に
一目惚れしますが、
謡は2年前の暴行未遂事件がきっかけで
大の男嫌いになってしまいました。
でも恋はしたいと思っていて、
やっと王子様を見つけたと思った謡でした。
2年前の暴行未遂事件で謡は男に襲われ、
その時持っていたギターを
振り回してなんとか逃げ切りました。
その時にボロボロになってしまった
ギターを直そうと、
戸野田に修理を頼みます。
でも戸野田は
物を大事にしないやつは
嫌いだと言います。
初恋ダブルエッジのネタバレと今後の展開は?
戸野田の発言にむかついた謡は、
ギターを置いたまま店を出て行きます。
謡の弟の修平が
謡が帰ってこないので心配して、
夢弦を訪ねます。
その時、
修平の携帯に謡から着信があり、
男に襲われそうなので
助けてほしいと連絡があります。
その時、
戸野田は修平から
2年前に謡が男に襲われたことを聞き、
その時持っていたギターを
振り回して逃げ切ったことを知ります。
そしてそれ以来、
男がダメになってしまった事を聞き、
謡の所に走って助けに行った
戸野田は謡に謝ります。
戸野田は謡のギターを修理し、
そのお礼にと謡は
戸野田を夏祭りに誘います。
色々ハプニングがあり、
遅れてしまった戸野田ですが
ちゃんと来てくれて、
2人の距離は
少しずつ縮まっていきます。
そして晴れて2人は恋人同士に。
でも初めてのお付き合いに、
謡は自分の気持ちと行動が
矛盾してしまいます。
そして戸野田は弟の修平から、
謡と自分は血の繋がった
姉弟ではないと聞かされます。
そんな爆弾発言を聞いた
戸野田は戸惑います。
初恋ダブルエッジの読んでみた感想・評価
全体的に、主人公の謡が
トノさんこと戸野田との
恋愛によって、
昔の辛い過去を乗り越え、
成長していくお話です。
少しテーマが重たい気もしましたが、
キュンとする所もあるので、
そこまで暗くなることなく、
さくっと読むことが出来ます。
辛い過去を乗り越え、
前向きに必死に頑張る謡の姿に
すごく好感がもてる作品でした。
この作品を読むきっかけとなったのは
可愛い絵に惹かれてでしたが、
絵だけでなくストーリーも
しっかりしてる作品でした。
トノさんに一目惚れして
出会ってすぐに告白して、
そこからお話が始まる所が
少女漫画らしくて良かったです。
少し謡が子供っぽく見える
時もありましたが、
可愛く、芯がしっかりしていて
応援したくなるヒロインでした。
そしてトノさんも可愛く、
カッコ良かったです。
すごくお似合いの2人だと思います。
意外とほっこりする所が多く、
謡が過去を乗り越えるというテーマは
少し重いけど、
ピュアな純愛で
キュンキュンする所も多く、
心が温かくなる作品でした。
初恋ダブルエッジはこんな方におすすめな作品!必見
恋愛漫画ですが、
ただの普通の恋愛だけでなく、
過去のトラウマ。
トラウマを乗り越えての成長。
一目惚れからの恋愛。
すごく読み応えのある
少女漫画となっていると思います。
なので、
ストーリーを重視する方に
すごくオススメです。
どんな世代の方でも
楽しめる作品だと思います。
同じように、
主人公が過去を乗り越えていく
作品でオススメなのが、
芦原妃名子さんの「砂時計」です。
主人公の杏が両親の離婚により
母親と母親の実家のある島根に行き、
島根での新たな生活から始まります。
ですが離婚のショックにより、
母親は体調を崩してしまい
自殺をしてしまいます。
突然の母親の自殺を受け入れることが
出来なかった杏ですが、
島根で出会った大悟や
他の友達や周りの支えにより、
母親の死を乗り越えていくというお話です。
「初恋ダブルエッジ」の過去の
トラウマとは少し違い、
少し重たい内容ではありますが、
こちらもストーリーを重視する方には
すごくオススメの作品です。