タイトル | イタズラなkiss |
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原作・漫画 | 多田かおる |
出版社 | 集英社 |
この作品は日本だけでなく、
海外でもドラマ化された
原作の少女漫画です。
主人公の落ちこぼれの琴子と、
成績優秀のイケメンの直樹が
同居をすることになります。
胸キュン、感動するシーンもある、
少女漫画の名作です。
イタズラなkissあらすじ紹介
高校3年生の琴子は、勉強が苦手で
高校でも落ちこぼれのクラスにいます。
ある日、3年間片想いをしていた学年で一番
成績優秀のイケメンの直樹に
勇気を出して、告白をします。
ラブレターをいらないと言われ、
あっけなくフラれてしまいます。
琴子の母は早くに他界し、
琴子は父親とふたり暮らしです。
そんな中、父とふたりで
住む予定の家が地震で崩壊します。
そこで父の友達の家族に
しばらくの間お世話になることになります。
しかし、琴子は家族と対面してビックリ。
なんとその家族は、琴子がフラれた
入江直樹の一家だったのです。
直樹のことを嫌いになりたいのに、
どうしても気になってしまう琴子。
直樹と琴子のドキドキな
同居生活がはじまります。
直樹は最初琴子のことを冷たく接します。
しかし琴子の明るい性格と
あきらめない根性に次第に、
気持ちも動いてきます。
直樹の母のサポートも
重要な鍵になってきます。
高校3年生から大学生、社会人と
長い時間をかけてふたりの距離が
どう縮まっていくのかが、
この作品の一番のみどころです。
ライバル出現、モヤモヤさせる直樹の態度、
琴子の一途な想いは
果たして実るのでしょうか。
子どもから大人まで幅広い年代でも
楽しめて、元気がもらえる作品です。
イタズラなkissネタバレ・今後の展開
学校でモテモテの入江直樹との
同居生活はドキドキな毎日です。
高校生編では直樹と
琴子の距離があるので、
お互いなかなか素直になれません。
しかし、高校の卒業式の日に
直樹から琴子にキスをします。
ふざけているのか、
本気のキスなのかわからないまま、
二人は同じ大学に進学します。
そして大学に進学してから、
一気に恋が動き出します。
直樹のあとを追いかけて、
琴子はテニスサークルに入ります。
そこで琴子の恋のライバルの
松本裕子と出会います。
裕子は才色兼備で直樹とお似合いです。
ライバルの出現に焦る琴子ですが、
負けないようにテニスを頑張ります。
琴子のあきらめないで努力をする姿に、
直樹も心を動かされます。
しかし、直樹の父が
病気で倒れてしまいます。
直樹の父が経営している会社のために、
直樹は父の代わりに仕事をします。
父の仕事の関係で、直樹は
お見合いをすることになります。
直樹はお見合い相手と結婚を考えますが、
琴子のことを忘れられません。
琴子は幼馴染みで琴子に
片想いをしている金ちゃんにアタックされ、
直樹のことを諦めようか迷います。
琴子と直樹がお互いの気持ちを
言い合えたとき、
初めて両思いだったと気づきます。
そして、家族の祝福を受けて結婚をします。
直樹の父も体調が良くなり、
直樹も医者を目指します。
琴子も直樹を支えたいと
看護師になるという夢を持ち、
看護学科に編入します。
結婚後も直樹が神戸の病院勤務になったり、
今度は直樹のライバルが現れたりと、
さらに面白くなっていきます。
イタズラなkiss読んでみた感想・評価
イタズラなkissを読んで、
こんな恋愛をしてみたいと思いました。
直樹は最初琴子に冷たいので、
琴子がかわいそうなときもありました。
しかし、琴子があきらめずに
直樹を見続ける姿を見ていると、
応援したくなりました。
直樹が医者という理由で
看護師になりたいという琴子の気持ちは
読んでいていて清々しいです。
勉強が苦手だった琴子が、
東京と神戸で直樹と離ればなれになっても
一生懸命に頑張る姿に勇気をもらえました。
また、琴子や直樹以外の
登場人物もキャラが濃くて面白いです。
直樹の母は琴子を気に入っているので、
ときにはふたりの通う大学にまで忍びこみます。
バレバレの変装をして、
情報を聞き出している
直樹の母はとても面白いです。
直樹の弟は、最初は直樹と同様に
琴子を毛嫌いしていますが、
徐々に琴子に心を開いているのがわかり、
こちらも嬉しくなります。
ときには琴子が弟の恋愛の
後押しをしたりして、本当の姉弟に見えます。
大学生編でライバルだった松本裕子も、
はじめは嫌みなイメージがありました。
しかし直樹にフラれてからは
琴子と直樹を応援するようになるので、
とてもいいキャラだと思います。
イタズラなkissは直樹をはじめ、
最初は嫌なイメージを持っていても、
人物の成長とともに好感を持っています。
主人公だけでなく、脇役も光る漫画なので、
何度読んでも飽きがこない漫画だと思います。