若手のインテリヤクザ、
新田のもとに謎の少女ヒナが現れた。
追い返そうとする新田だが、
何とヒナはエスパー少女だったのだ。
抵抗できな新田は、行き場所がないヒナを、
しぶしぶ自分の家へ住まわせるのであった。
というのが導入部分、
ヤクザの新田と少女ヒナによる、
ほのぼの日常マンガかと思いきや
とんでもないバイオレンスな作品なのだ。
登場人物:ヒナや新田は魅力的!?
ヒナに関しては、もう言い逃れができないほど
頭が悪くテストではいつも0点を取る。
新田含め周りの人たちはもうあきらめており、
ヒナの頭の悪さ加減に拍車がかかる。
新田に関しては、
当初はヒナをなだめる
この漫画の良心的存在でした。
しかしツボづくりの趣味が
発覚してから豹変してしまうのだ。
自身の別荘でツボづくりをするほどの新田、
そのこだわりは尋常の物でなく、
あの何物も動じないヒナをドン引きさせるほど。
ツボのためならすべてを捨てる男、
それが新田だ。
そしてこのマンガいち変わっている人物、
それがヒナの同級生である三島瞳。
ヒナと出会う前は
ただのいろんなことの要領が
いいだけの普通の女子高生だった。
とあるきっかけで、バーテンダーとして
働いてからはその才能を開花させ。
今現在は高校生にして会社の
敏腕女社長になっているなど
もはやとんでもない才能の持ち主なのだ。
その要領のよさは伊達ではなく、
全ての大人たちを手玉にとれる
存在になるっている。
ヒナまつりは訳が分からない面白さがそこにある!
、
毎回誰かが被害者となるのが
ヒナまつりなのだ。
かといってそこらの描写は
うまくギャグとして落とし込んでいるので、
作者のセンスの良さがうかがえるのだ。
新田の部下のポンコツのサブや、
新田の働いていない妹などどこか現実世界と
密接にリンクしているところもある。
それがまた見ていて飽きず、楽しいのだ。
このようなキャラクターを考え付く作者は、
すこしおかしいのかもしれない。
ヒナたちの世界の謎
ヒナたち超能力者たち(ヒナ、アンズ、マオ)は
異世界からこの世界を侵略するために
送り込まれたという。
この異世界の存在は作中では
あまり明らかになっていない。
ヒナが「なんかゼリーみたいなの食ってた」
という描写がある。
この描写を見る限り、異世界というのは
ヒナたち超能力者を人工的に
育てている世界なのだとわかる。
だが、この三人は地球を侵略するために
この世界に来てからというもの、
この3人はこの世界に順応してしまった。
冷静に考えれば侵略は
失敗したものとみてもいいが、
今後の展開では、
まだどうなるのかはわからない。
また新たな超能力者が
やってくるのかもしれない。
けれど、この漫画の作風は
シュールギャグマンガといってもいい。
そういったシリアスな展開は、
たぶんだが最終回にしか
需要がないだろうと思うのだ。
すでに中学編から高校編へ
時系列が変わってる今作、ヒナも高校生となり、
いっぱしの少女になったかと思いきや・・
3年前と特に変わっておらず、
オンラインゲームをプレイする人となっている。
アンズはラーメン屋の屋台を継ぎ、
マオはフィットネスインストラクターを運営している。
ヒナ以外の二人は働いているのだ。
ヒナもアルバイトをやったことがあるのだが、
パソコンを買うお金が溜まったら
さっさとやめてしまい。
明確にマオとアンズに差をつけてしまったのだ。
3人の中で一番超能力のパワーが
強いのがヒナなのだが、
自立精神と超能力の高さは
関係ないのかもしれない。
話を戻すが、ヒナたちの世界は
徹底的に管理され、
つまりは機械が発達しているいわゆる
SFチックな世界なのだと思う。
超能力を管理するには壮大な設備が
必要となることが想像できるので、
異世界というのは過酷な所なのかもしれない。
高校編になり、3年が経過したことにより、
超能力少女3人は以前より話すようになった。
新田達や3人の保護者などによる
異世界では触れてこなかった
人間味に降れたことで
良い方向へ発展したのかもしれない。