タイトル | Angel Beats! -Heaven’s Door- |
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原作・漫画 | 麻枝准[Key] 浅見百合子 |
出版社 | KADOKAWA / アスキー・メディアワークス |
Key作品でアニメ放映されたAngelBeats!の前日譚
死後の世界に来た日向が
ゆりと出会った事から始まったSSS(死んだ世界戦線)
ガルデモ結成秘話
天使との戦いの日々など
アニメでは語られなかった話が語られます。
Angel Beats! -Heaven’s Door-のあらすじ紹介
アニメ版主人公である音無が
SSSの仲間になったある日。
彼の友人になった日向が無意識にSSSの制服でなく
学園から支給される制服を着てSSS本部に来てしまいます。
当然ゆりに怒られてしまい、
着替えに行く途中。
なぜSSSだけ制服がちがうのかとか
SSSに疑問を持ち聞いてきた音無に
日向は語り始めます。
ゆりとの出会いからはじまり
今に至るまでのSSS結成のお話を・・。
語られるのは「ゆり」との出会い、
まだ力も権力もなかった二人からはじまった
SSS結成の物語です。
Angel Beats! -Heaven’s Door-のネタバレと結末(最終回)は?
いきなりこの作品の舞台である死後の世界。
目覚めた日向は困惑し屋上に行って
周りを見渡していると
いきなり突き落とされてしまいます。
次に目覚めた時に
そばにいたのはのちのSSSの団長になる「ゆり」だった。
彼女からこの世界の仕組みを聞き、
神を引きずりだすという目的の仲間にさせられます。
色々な作戦を強要され
何回も死ぬ羽目にあうなか銃声がこだまする。
この世界には存在しない銃を手に入れるため
音のしたほうへ行くと
それは新たにこの世界に来た、
後のギルドをまとめる人物
「チャー」が校長を人質に取っていた。
銃を得て彼を仲間に引き込む対策を練る二人の前に
生徒会長である天使が生前でもありえない
超能力「ガードスキル」を使いチャーを撃退。
はじめてみる人外の天使の能力に困惑しながらも
今後のために銃は必要であり、
敵対するチャーを仲間に引き込む方法と
同時進行で死後の世界と認識できている人間探し。
そして、色々な問題に直面しながらも
戦線結成にむけて話は進んでいきます。
Angel Beats! -Heaven’s Door-の読んでみた感想・評価
アニメ版である本編を見てる人なら面白いです。
テレビでは明かされなかったSSS結成の話。
明かされなかった仲間達の生前の記憶。
あいつが、あんな子があんな目に?
と驚愕する内容などもある。
まだ武器も仲間も集まる前ですので
学園行事に参加したりと傍から見たら
学園で青春を送ってる感じです。
さらにアニメ版だと短い季節でケリがついてしまいましたが
この漫画版は平気で何年後とかにとぶのも面白いです。
アニメ版の準備が整いなんでもできる組織でなく
まだ準備段階という事でネジ一本など細かい部品から銃を作ったり、
制服の準備やガルデモとのオペレーション考案など
祭りの準備話という感じです。
あんな濃いメンバーをどう集め、
どのように主導していったのか?
などSSSのシステム一つ一つが
本格的に稼動するまでの試行錯誤が描かれますので
アニメ版の裏話という感覚で楽しめます。
天使(かなで)の真意も知っているので
彼女がとる行動とかも色々興味深くて楽しめます。
ただ少し残念ながら彼女が
(APエンジェルプレイヤー)を手に入れた経緯は
描かれませんのでそちらは真章で描かれる事を期待しましょう。
こんな方におすすめな作品!必見
Key作品が好きな人、
アニメ本編を見た人は絶対読むべきです。
アニメ本編が途中からかなりシリアス寄りになってますが、
こちらはかなりコメディ寄りです。
漫画版は、とにかくなんでもかんでも
手探り状態という感じです。
しかし、アニメ本編を祭り本番だとするなら
この漫画版は準備の話ですので、あ~すればいい。
こうすればいいとか
そいう準備の話を楽しめるなら楽しいと思います。
後は前日譚ですので解決はしませんが、
アニメ本編でスポットが当たらなかった
キャラの生前の内容があかされたりしています。
そういうのを期待してる人は読むべきです。
後はアニメを知らなくてもKey作品が好きで麻枝さん
(通称だ~まえ)がシナリオ原作してますので
だ~まえ節が好きな人は楽しめます。
ただしこれはアニメ開発時に言われてますが
世界の秘密やなんであんな工場(ギルド)が作れたり
などとかはふれてません。
そこは麻枝さんが語ってるとおり、
死後の世界では時間の概念がなく、
「あんなことやこんなことができるやつが訪れて発展していった」
と言っていますので、
そこは気にせずそういうものだとわりきり
アニメ本編を見た人でSSS結成までの話を見たい人は必ず読むべきです。