【ゴージャス★アイリンのネタバレ】とあらすじは？感想や無料試し読みもあり！

イタリア・シチリア島にて密かに
受け継がれていた暗殺者の一族。

ラポーナ家の末裔であり、
稀代の殺し屋を父に持つ、
美少女──アイリン・ラポーナ１６歳。

彼女への殺しの依頼の対価は、
純粋な嘘偽りのない
永遠の友情を誓う事のみ。

彼女は嘘をつく、
自分の身体を作り変えるメイクで！

完璧なプロポーションと
残酷なる精神を持ち合わせる、
美貌の殺し屋の物語──

「ゴージャス★アイリン」について！

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ゴージャス★アイリンあらすじ紹介

一見すれば平和な、どこにでもありそうな町──

「スウイング・タウン」は、
一人の大女「ローパー」によって
支配されていた……

町の裏社会を支配するボスを殺し、
警察と裁判所に賄賂を流す。

瞬く間に町を牛耳り、支配した彼女。

町から秩序と平穏を奪い、
犯罪と麻薬を蔓延らせ、
悪事と暴虐の限りを尽くしていた。

そんな悪女ローパーのドレスを
仕立てる事を命じられます。

だがローパーの機嫌をそこない
殺されてしまった洋服屋の父親の
仇を取るが為の息子。

稀代の殺し屋として名高い「アイリン」に、
復讐の依頼を託すために、
彼女への接触を図った。

かつて自分の父親が、
アイリンの母親のドレスを作り、
彼女の執事だと言う老人に
誘われる事となった息子。

彼はアイリンが住む
自宅へと案内される。

だがそこにいたのは、
一人の美少女だった。

近所の男子にも好かれ、
特別な雰囲気を持つ１６歳の、
普通の女の子──アイリン

縋る気持ちで息子は、自分の父親の仇と、
魂の安寧を取り戻してほしいと懇願します。

報酬である永遠の友情を誓わされるが、
その誓いは、暴力の責め苦によって
あわくも崩れようとしていた。

殺し屋「アイリン」に
接触を図った事は、
ローパーに見抜かれます。

彼女に拉致された彼は
アイリンの事をしゃべってしまう。

果たして少年の運命は如何に？
そして、アイリンの依頼は
果たされるのか？

ゴージャス★アイリンネタバレ・今後の展開

荒木飛呂彦先生の読み切り短編集である
「ゴージャス★アイリン」。

１９８５年の週刊少年ジャンプ増刊号である
「AutumnSpecial」にて連載されました。

翌年の１９８６年の
「スーパージャンプ」にて
連載されていた漫画作品です。

不思議な化粧の力によって
自身に暗示をかけ、
超人的な能力を持つことができます。

この特異体質を持つアイリン・ラポーナは、
大女ローパーの屋敷へと
すでに潜入していました。

ローパーの世話をしていた、
一人の召使の老婆こそ、
アイリンだったのです。

化粧によって、身体すらも
自在に作り変えてしまう事の出来る彼女。

「戦いの化粧」を施し、
完璧なプロポーションと超人的な身体力、
「ゴージャスアイリーン」へと変身。

ローパーへと挑む事になります。

大女ローパーは、持ち前の怪力を使い、
アイリンを追い詰めていきます。

ですが一筋縄では殺すことの
できないアイリン。

ローパーは巨大な
チェーンソーを取り出します。

彼女を切り刻もうと
苛烈な攻撃を加えていきます。

それがアイリンの策略だと知らずに
ローパーは術中に陥れられてしまいます。

アイリンは
「死の舞踏（ダンス・マカブル）」を使い、
催眠へと誘う戦術にハマってしまう。

自身は真っ二つに切り刻む衝動へと
駆られてしまったローパーは、
自滅へと追い込まれてしまいます。

契約は果たされ、復讐を遂げた息子。

しかしアイリンの約束を破り、
彼女は姿を消してしまいます。

彼女を裏切った罪悪感を抱いたまま、
平穏な日常を取り戻した彼。

しかしアイリンの戦いの旅、
殺害された父親の復讐の旅は、
まだ終わらないのです。

ゴージャス★アイリン読んでみた感想・評価

荒木飛呂彦先生が送る、
全２話構成の短編集である
「ゴージャス★アイリン」。

化粧によって容姿と
精神すらも変えてしまう、
美貌の暗殺者であるアイリン。

その活躍を描く少年漫画でした。

連載予定のある作品ではありました。

しかし当時、荒木飛呂彦先生は、
「サスペンスへのスタイル」を追求。

「個性のある特徴的な絵柄」
を確立させるが為に、
あえて今作は短編としてまとめられます。

「ジョジョの奇妙な冒険」へと続く、
下積みの作品ともなりました今作。

荒木飛呂彦先生が表現する
独特なキャラクターデザインを
下地にデザインされています。

ポージングなどの、のちに
「ジョジョ立ち」とも呼ばれる、
作品の個性を見出した作品とも言えます。

また

「ゴージャス★アイリン」の他にも、
荒木飛呂彦先生の渾身の読み切り作品も
４話収録されています。

連載前の『魔少年ビーティー』
の読み切り版。

荒木作品の中では
初のスペースＳＦ作品となる、
「バージニアによろしく」
なども収録されています。

そしてその中でも、
注目すべき作品があります。

二人のお尋ね者のガンマン
二人の心理戦を描いた、
真の強者と勝者を決める決闘「武装ポーカー」。

西部開拓時代に実在した
ピンカートン探偵社を相手に
心理戦を挑む、「アウトロー・マン」。

なども収録されており、
実に読み応えのある内容となっています。

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若き頃の荒木飛呂彦先生の作品が見たい方は是非

荒木飛呂彦先生の漫画に対する情熱を
垣間見たい方におススメな漫画作品。

ショートストーリーに、深くそして
内容の濃い物語を追求するにはと、
その努力が詰め込まれています。

若き頃の荒木飛呂彦先生の
原石を見つめる事の出来る
内容になっています。

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