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I LOVE HERのネタバレや感想を書いてます!最終回ってどうなってるのか続きが気になる!

I LOVE HER

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル I LOVE HER
原作・漫画 いくえみ綾
出版社 集英社

両親の離婚を機に、
父とも友達とも恋人とも別れ、
札幌に引っ越した三賀 花。

そこで出会ったのは、
とても教師とは思えない教師、
新堂 央人。

央人はしかし、子供っぽくて
楽しいだけじゃなく、
大人の苦しさを背負っていて……。

若い教師と生徒の微妙な関係と、
学園生活という定番を描きながら、
登場人物のキャラと関係が斬新な、

一風変わった恋愛物語です。

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I LOVE HERのあらすじ紹介

友達やボーイフレンドとも別れ、
両親の離婚を機に、札幌に引っ越した
三賀 花。

その新しい土地で会ったのは、
出会い頭に救急車に運ばれ、
年下の女子との恋愛観の違いでスネる、

まったく大人っぽくない教師、
新堂 央人でした。

央人は生徒からは
同級生から慕われていて、
普通の教師とは違う雰囲気を
学校でも持っていました。

花は、子供っぽいながらも、
大人の恋を感じさせる央人や、
その央人を慕う西脇さんの

どこか影のある雰囲気と
接していくことになりますが、

一方の花も、心に色々なものを
抱えていたのでした。

I LOVE HERのネタバレと今後の展開は?

親の離婚を機に札幌に行くことになった、
三賀 花。

友達との別れも割り切った彼女ですが、
ボーイフレンドの麻尾君にだけは
吹っ切れない思いを抱いていました。

そして到着した札幌で、母が近所に
配ったタオルが気に入らないと
買い直した花は、家の前で、

激しく咳こみ弱りきった
若い男性と鉢合わせになります。

手を貸してくれと懇願する男性に、
花はタオルを差し出したため、

男性はひっくり返ってしまい、
そのまま救急車で運ばれます。

経緯が経緯だけに
かなり心配した花たちですが、

ほどなくして弱っていた彼が
点滴を打ったら治ったと、
元気な顔でやってきます。

しかも肉をご馳走になり、
男性はニコニコと平らげますが、

花は話題が自分の父親に
移ってしまったところで
泣き出してしまい、花の母は

たまらず外に行きますが、
すると花は笑い出し、

若者と花は再び和やかに
食べ始めることになりますが、

遠距離恋愛の話になったために
意見が食い違ってしまい、
スネた若者は帰ってしまいます。

そして迎えた初登校の日、
制服のない学校ということで、
私服で学校に向かう花でしたが、

その教室で見たのは、
先日彼女の前で倒れた若者が、
教壇に立ち挨拶する姿でした。

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I LOVE HERの読んでみた感想・評価

教師と生徒たちの人間模様と
そこで生まれる複雑な感情という、
王道な要素をメインに据えながらも、

非常に新鮮味のある一作だったと思います。

まず、教師である央人の性格が個性的です。

いきなり倒れて花に助けを求めたり、
かと思うとすぐさま笑顔で挨拶に来たり、
まるで大学生のような自由さがあり、

学校では生徒たちとの距離も
ズバ抜けて近い感じです。

多くの学園ものではそういう教師でも、
ビシっと決めるところでは決めて、
生徒の尊敬を勝ち得たりするのですが、

央人の場合、何か事が起きた場合の、
スネ方や傷つき方、怒り方も、
教師としてのそれではなく、

あくまで一個人というか、
ナーバスな若者のそれであり、
かえって共感できる部分がありました。

また、花にしても、親の離婚や
失恋といった問題を前にして、
泣いたり叫んだりすることが、

比較的「できない」立ち位置にあり、
ある意味では大人的なポジションを
求められているとも言えますが、

一方で不用意な言葉や態度で、
央人を傷つけてしまったりと、
年相応に若い部分もあって、

そのアンバランスさに
とてもリアルさを感じました。

自分の恋や悩みを軸にする
恋愛漫画は数多いですが、

本作では「他人の恋」の辛さを
花の視線から央人を見せることで
滲み出させてもおり、

その距離感とデリケートさが、
他の作品にはない雰囲気を
生んでいるようにも感じました。

I LOVE HERはこんな方におすすめな作品!必見

教師と生徒の恋物語を描いたという作品は、
男女向け問わず非常に多くありますが、
教師の側がとても大人であり、

包容力や客観視できる視野でもって、
生徒のひたむきな好意と接していくことが
展開としては極めて多いです。

実際、生徒目線からすれば、
好きになる「先生」には、

自分よりもずっと大人になって欲しい、
そんな気持ちが働くものだから
当然の位置付けとも言えますが、

本作の教師である央人は、
自分の恋についての悩みを見せたり、
本気でスネてみたりと、とても

「大人」とは言えない部分まで
花たち教え子に見せてくるタイプで、

そのどこか危うい部分が、
ふとした何気ないシーンでも
ドキドキさせる効果を生むとともに、

「教師」という枠組みで
描かれることが多い人たちを
より生き生きと描いています。

今までの教師と生徒という図式に
少々慣れてしまった方であっても、
本作には新鮮な印象を抱けると思います。

そしてその変わった部分も、
決して無理をしているわけではなく、
花や央人の明るく社交的ながら、

どこか影を抱えているような
背景や性格に根ざしているので、
不自然なところがまったくありませんね。

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