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NO.6 [ナンバーシックス]のあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

NO.6 [ナンバーシックス]

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル NO.6 [ナンバーシックス]
原作・漫画 あさのあつこ 木乃ひのき
出版社 講談社

理想的な都市とされる「NO.6」、
しかしその実態は、多くの市民が
想像するよりもずっと恐ろしく、

また多数の闇を抱えていた……。

エリートの少年紫苑が、
手負いの美少年「ネズミ」と
運命的な出会いを果たし、

そして何かに導かれるように、
真実に迫っていく。

あさのあつこ先生の筆による、
アニメ化もされた大ヒット作品を、
見事にコミカライズした一作です。

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NO.6 [ナンバーシックス]のあらすじ紹介

超管理体制で成り立っている、
「理想的都市」、「NO.6」。

少年紫苑はその中でも、
あらゆる優遇措置が取られた
高級住宅街クロノスに住み、

より抜かれた子供の中でも
ずば抜けて優れた素質を持ち、
特別コースへの編入が決定します。

しかし紫苑は大荒れの日に、
怪我をした逃亡者「ネズミ」と、
運命的な出会いを果たし、

そのことが原因で、
エリート待遇から外され、
働きながら学ぶ市民になります。

もっとも紫苑はそのことに関しては、
まったく後悔もしていませんでしたが、
ある時妙過ぎる変死体を発見し、

そのことがきっかけでさらなる危機へと
巻き込まれてしまうのでした。

NO.6 [ナンバーシックス]のネタバレと今後の展開は?

完全な管理体制が行き届いた、
周りを特殊壁で囲み抜いた、
城塞都市「NO.6」。

そこではあらゆるサービスが
完璧に提供され、犯罪さえも
限りなくないとされていました。

そんな「理想都市」の中でも、
最高ランクの区画、クロノスで
才能が認められて特別コースに、

進学を許されようとしていた
少年、紫苑。

しかし当の紫苑は、美しく、
管理された画一的な社会より、
荒れた天気を好むタイプで、

派手な荒天に対しても、
最高の誕生日プレゼントだと
大いに喜びはしゃぎます。

しかし窓を開け、荒れた天気を
満喫していた紫苑の前に、
怪我をした子供が現れます。

灰色の瞳を持った、
その美しい少年は、
紫苑の存在を確認するなり、

その首を掴んで動くなと
脅しをかけてきますが、
紫苑は彼を敵視しません。

それどころか彼の体にある、
銃創をその優れた医学知識で
縫合してしまいました。

また紫苑はかくまう最中に、
彼の素性を知りますが、
「NO.6」を理想的とは、

まったく感じていない紫苑に
その少年「ネズミ」は
親近感を抱いた様子でした。

しかし、ほどなく「ネズミ」は
姿を消したものの、
その事件が原因で紫苑は、

今までとはまるで違う人生を
歩むことになっていきます。

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NO.6 [ナンバーシックス]の読んでみた感想・評価

王道系冒険ものとはまた違う、
濃密さを感じる「友情」など、
胸が躍る展開もポイントです。

王道的ながらも描写が緻密で
しかも徹底的なために、
新鮮な驚きと恐怖、

そして冒険ものにも似た
胸躍るような熱さを
見せてくれる良作です。

本作のポイントは、
まず第一に「街」の
描写の緻密さが挙げられます。

現代は科学技術が極めて
発展しているということもあり、
「文明が進んだ理想的な社会」を、

きっちり描いていくのは
さほど難しくはありません。

しかし本作では、管理社会の歪みや
その管理者たちの底意地の悪さ、
強烈な格差社会などの要素を、

徹底して描き抜くことで、
この都市が本格的にヤバく、
安住できないことが伝わりました。

また、細部にわたり徹底して
描写しているからこそ、
本筋である「理想郷」の秘密、

そしてネズミと紫苑の関係が
良い意味で浮き彫りになり、
よりドキドキ感を味わえました。

単なる友情と言うよりは、
ほんのりBL的雰囲気が
漂っていたりもしますが、

だからと言って甘甘にはならず、
適度な緊張感が
心地良かったですね。

NO.6 [ナンバーシックス]はこんな方におすすめな作品!必見

徹底的に管理され統治された世界、
理想郷のようで実は地獄的でもある空間、
そうした世界は創作上において、

非常に定番の作品舞台であり、
「1984」などの歴史的な名作も
登場したという実績もあります。

しかし、科学技術が進展した昨今、
様々な創作上の技術が実現したために、
なかなかディストピアものは、

描きにくいという側面もありました。

しかし本作は、一見清潔ながらも、
内面的な部分で実にひどいという
「NO6」の現実を、これでもかと、

えげつないぐらいに描写しており、
まさにこの街はディストピアだと
説得力を感じることができます。

管理社会な感じだけど、
実は意外と人情もあるよ、的な、
緩い感じのディストピアものに、

満足できないという方には
非常にオススメできる一作です。

また、主人公をはじめ、街の
住人たちを狙う寄生バチや、
様々な変異などの脅威や、

都市とスラムの差異など、
描写が非常に丁寧かつ緻密で、
しかも濃厚なのもポイントです。

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