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PIT BULL-闘牛-のネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

PIT BULL-闘牛-

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル PIT BULL-闘牛-
原作・漫画 あだちつよし
出版社 ビーグリー

かつて、思い人の女性、いずみが
暴行されたために相手を叩き潰し、

撲殺までしてしまった宍戸 武市は、
少年院から出所後、ボクシングとは
縁のない暮らしをしていましたが、

その素質を見込んだ国分 圭一郎から
スカウトされることに……。

ヘビー級ならではのハードファイトが
熱いボクシング漫画です。

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PIT BULL-闘牛-のあらすじ紹介

名門として知られたボクシングジム、
「栄拳」ですが、その二代目である

国分 圭一郎は、ボクシングの
素人である上、万事お気楽で

チャランポランな性格。父親と
「深い仲」でありジムを取り仕切る

雪枝に諭されても一向にこたえず、
ついにはジムのビルを抵当に入れて

ヘビー級の世界戦を主催するという暴挙に
打って出ます。

もちろん他の関係者は大ブーイングですが、
国分はそのための隠し玉として、

ずば抜けた素質を持つ日本人を
デビューさせるというプランを
練っていました。

しかし、そのヘビー級ボクサー宍戸 武市は
表舞台から姿を消しており、しかもかつて

人を撲殺したこともあるという、まさに
いわく付きの人物。

それでも彼と接触した国分は、
デビューを持ちかけますが、
武市に完全に拒絶されてしまいます。

PIT BULL-闘牛-のネタバレと今後の展開は?

超有名ボクサーの世界戦を組むために、
所有するジムのビルを抵当に
入れてしまうほどの、チャランポランな

国分 圭一郎会長は、興業を成功
させるための隠し玉として、ある日本人

ボクサーをデビューさせようと
目論んでいました。

彼の名は、宍戸 武市。

アマチュアの大会で圧倒的な実力を
見せつけながらも表舞台から消えた、
まさに最高クラスの隠し玉でした。

一方で彼は拳で人を撲殺したことがあり、
少年院にも入っていたとのことでしたが、
国分はまったく諦めず話を持ちかけます。

すると武市は激高し拒絶しますが、
国分はまったく諦めず、
連日彼の家に赴きます。

しかしそんなある日、武市と一緒に
暮らしている女性、いずみがヤクザに
刺されてしまいます。

武市にやられた連中が仕返しを
しようとして間違えてしまった、半ば

事故のような出来事ですが、
武市はおさまりません。

二年前いずみを暴行した不良たちに
やったように、犯人がいる「天狗会」の
事務所に殴り込みをかけます。

圧倒的な戦闘力を持つ武市は揉めた
ヤクザたちを蹴散らしていきますが、

仲裁してくれた親分にまで
拳を向けてしまい、あわや一触即発の
事態となりますが、国分のジムを取り仕切る

女性、雪枝に諭され、ボクシングの世界に
再び向かうことを決意するのでした。

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PIT BULL-闘牛-の読んでみた感想・評価

現実でもこんな試合が見たかった、
というのが正直なところでした。

作中の舞台となっている九十年代は、
まさしく格闘技ブームの真っ只中で、

プロレスや総合格闘技、K-1など、
とてつもない迫力の試合が数多く
中継され、非常な人気を博したものです。

その中では日本人選手の
活躍も目立ちました。

しかしボクシングだけはヘビー級タイトルが
解禁されておらず、ほとんど日本人の
試合が見られることはありませんでしたし、

海外の試合を観られるチャンスも少なく、
重量級の魅力を満喫するには
程遠い状況が続いていました。

しかし本作にはズバ抜けた能力を持つ
武市がいて、強力なライバルたちがいます。

彼らの戦いはまさにヘビー級ならではの
ド迫力で、しかも鈍重さなど
一切ありません。

重量級の素晴らしさを過不足なく
体現しているようなバトルシーンが続き、

多くの名作ボクシング漫画ともまた
違った楽しさと熱さを
じっくりと味わうことができました。

一方、ゴツゴツと武骨なほどにたくましい
武市たちとは対照的にいずみたち女性陣は

チャーミングで、しかもそれぞれ
確かなものを心に有しており、メリハリが
効いているのも良かったですね。

PIT BULL-闘牛-はこんな方におすすめな作品!必見

階級に関係なく始めることができ
観戦を楽しめるのがボクシングの
いいところですが、その中でも

ヘビー級の迫力や説得力はやはり
格別なものがあります。

サイズの大きさももちろんですが、
減量をして自分の肉を削っていくという

過程がなくなるので、各人のフルパワーが
発揮される部分が大きく異なるのです。

もっとも日本やアジア圏内ではなかなか
世界に通じるヘビー級は出てきませんが、

本作では主人公の武市をはじめ人材が
豊富で、今までにはない重さの
ファイトを楽しむことができます。

その中でも注目は、やはり
主人公の武市です。

彼はぐっと姿勢を低くして前にどんどん
出ていく、「はじめの一歩」の
「幕之内 一歩」をほうふつとさせる

ファイトスタイルですが、打たれれば
打たれるほどむき出しになる野性や、
理由があれば路上でも拳を振るってしまう

凶暴性など、一歩には決してない
危うい魅力にも満ちた、ベターな
ファイターですし、そうした

ファイトスタイルのため、相手と実に
良く噛み合います。

打ちつ打たれるの展開にならないと、
観ている分には面白さに欠ける

印象も出てきがちですが、本作に
限ってはそうした心配は必要ないでしょう。

また、武市が自らを犠牲にしてまで
拳を使ってきた「理由」も実に

しっかりしており、だからこそしっかりと
情念までもが伝わってきます。

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