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SHOP自分のネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

SHOP自分

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル SHOP自分
原作・漫画 柳沢きみお
出版社 ゴマブックス

嫌な上司、給料カット、そして倒産。

会社勤めで様々な苦労をした野々島は、
「夢」のある人生を送るべく、
「SHOP自分」で店を持つが……。

自営業で人生を歩む故の難しさと、
やり甲斐、そしてトラブルの数々を、
現実的に描き切った、

先見性も見所の、
異色ビジネス漫画です。

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SHOP自分のあらすじ紹介

商社マンとして働きつつも、

上司からはミスを押し付けられ
ストレスのたまる生活を、
余儀なくされていた野々島 直人。

給料削減や彼女との破局など、
様々な問題にボロボロになった彼は、
さらに会社の倒産という打撃を受けます。

いきなり展望のなくなった将来、
再就職のスカウトもなかったことにされ、
新会社のための出資金も持ち逃げされと、

様々な難題に直面し、人生の分岐点を
意識するに至った野々島は、

会社員になる道を捨てて、
古着の販売店を始めることを決意します。

SHOP自分のネタバレと今後の展開は?

渋谷の「九十商事」で働く、
若手商社マン野々島 直人。

しかし、上司から取引の失敗を
押し付けられどやされるなど
冴えない日々を送っていました。

自分の評価のため、平気で部下を
矢面に立たせる課長に嫌気が差す中、
十分千円でお相手しますという、

カードを持った女性、ミーナを
目撃します。

疲れ切っていた野々島は、
千円を支払って
話し相手になってもらいます。

ミーナはとても社交的で
笑顔を絶やさない女性であり、
癒される気分を味わう野々島ですが、

給料カットの噂が出てきた上、
恋人にもフラれてしまうなど、
ひどい状況が続いていきます。

そしてフラれた後出社してみると、
会社は倒産していました。

疲弊し切りボロボロになった野々島が、
公園のブランコに座っていると。

ホームレスになった大学の同級生、
真島の姿を見てしまいます。

限界に達した野々島が
公園で酔い潰れていると、

ドアが開き、そこから
ミーナが出てきました。

ミーナが出てきた場所には
「SHOP自分」という表札が
かかっていたのでした。

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SHOP自分の読んでみた感想・評価

私の友人には会社勤めの人も、
自営業の人もいたりするのですが、

それぞれの「難しさ」が
とても良く描かれていて、

一長一短の現実がリアルで
正直かなり驚きました。

多くのビジネス漫画では、
超エリート会社員か、
スーパー社長が主人公だったりで、

本作のような地に足の着いた
小ぢんまりとした自営業の実際を
描くことは少ないですからね。

しかも現実的に襲ってくる
仕事上、生活上の不幸の数々も、
非常に現実感があり、

ホラーとはまた違う怖さを
存分に味わってしまいました。

会社員の安定は会社があってこそ、
商売ができるのは大家さんが
しっかりとしているからこそという、

根本的な現実の部分を
無駄なくしっかりと描きながら、

それでも商売の楽しさや人との
温かい交流などの面白さや、

まったく予想もしない珍事をも
随所随所に盛り込んで、

自営業にマイナスなイメージを
抱かせていないのは
素晴らしいと思いましたね。

ガッツリ商売をやるのではなく、
自分のスキルを、あるいは
自分の時間を売るという、

現在のネット社会を思わせる
システムを登場させている
先見性は見事でしたし、

他の大人向けの柳沢作品よりも
ハードな展開は少なめで
安心して読むこともできました。

SHOP自分はこんな方におすすめな作品!必見

勤め人として平坦で安定した人生を送るか、
独立してハイリスクでも勝負を賭けるか。

ビジネスものの作品でも現実でも、
社会的な立場の違いはこのような切り口で
語られていくことがあります。

だからこそ、安定している同僚を尻目に
主人公が一挙に勝負に出て、といった
職業漫画は非常に多いですが、

本作の場合は勤務先の商社が倒産した、
だけではなく、その後継になると
宣言した部長がお金を持ち逃げ、

さらに別の人が後を継ごうとするも
業績が上がらず、といったように、

とにかく「不幸の具合」が強烈で、
しかも連続的に来る特徴があり、

「どうにもならない感」が
他の作品とは明らかに違う
血肉に刻んだようなリアル感です。

では会社員を辞めて働けば
即ハッピーになるのかというと
決してそうではなく、

開店早々万引きされる、
店を乗っ取られそうになる、
知ってる店が火事で炎上と、

あらゆる面からハードな展開が
しかも現実的に襲いかかります。

どの道を選ぼうが大変という
結論になるわけですが、

その過程での喜びややり甲斐など、
何物にも代え難い喜びもまた大きく、

脱サラ自営業漫画として、
道に迷っている方が読むには
とてもふさわしい一作である他、

自分の「時間」や「技能」を
売りに出したりするような、

今時のネット交流的商売が、
大きく取り上げられていたりと、
先見性を楽しむこともできます。

色々と感じるところが
非常に多い作品でしたね。

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