タイトル | SILVER DIAMOND |
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原作・漫画 | 杉浦志保 |
出版社 | 冬水社 |
弾ももう最後だ
この銃ももう枯れる
いいのだ
いずれ狂う身なら
”皇子”がすべての
元凶ならばーー…
癒し系として評判の
主人公・沢羅貫(17歳)。
二年前に母を亡くして以来
草木が覆い茂る家で
暮らしているが
ある日帰宅すると
裏庭に見知らぬ男がいて…!?
SILVER DIAMONDのあらすじ紹介
とある異世界。
暗闇に包まれた砂漠で
木の銃を構える男がいた。
銃は遠く離れた建物にいる
”皇子”に狙いを定めており
引き金を引こうとした
その時だったーー。
突如男のいる空間が曲がり
引っ張られていく…。
その頃
草木が覆い茂る家に暮らす
主人公・羅貫(らかん)は
ある日
裏庭で見知らぬ男が一人
倒れているのを見つける。
男は目を覚ますなり
羅貫に木の銃を突きつけ
襲いかかった。
しかし木の銃は弾切れ。
木の銃は弾切れになると
枯れるはずだが
羅貫の手に触れた瞬間
枝が育ち木となった…。
「…まさかお前
”沙芽”なのか…!?」
男の問いに羅貫は…。
SILVER DIAMONDのネタバレと今後の展開は?
羅貫が裏庭で見つけたのは
異世界から飛ばされてきた
謎の男でした。
男は最初
羅貫を”皇子”と勘違いして
木の銃で襲いかかりますが
彼の不思議な能力を
目の当たりにした事で
皇子じゃないと気づきます。
そして自身が
異世界から現代へ
飛ばされたと分かりました。
羅貫は皇子と酷似しているものの
若葉のような柔らかさがある…。
男は彼を”最後の希望”として
沙芽(サノメ)と呼びます。
すると男の背後から
黒く奇妙な生き物が
姿を現しました。
近づいて来る生き物に
思わず怯える羅貫。
男は木から実を取ると
羅貫に握るよう指示します。
男の言われた通り
実を握ったその時
小さな芽が出ました。
芽はみるみるうちに成長し
やがて木の銃となります。
そして最後
生き物に狙いを定め撃つと
撃たれた生き物は
蔓で巻かれた球へ変化しました。
その日の夜
信じられない展開が続き
混乱してしまった羅貫は
とりあえず
男を家に泊める事に…。
千艸(ちぐさ)と名乗る男は
悪い感じはしないものの
羅貫はこの夢のような現実を
受け入れられずにいて…。
SILVER DIAMONDの読んでみた感想・評価
現代と異世界を舞台に
描かれた本作には
木でできた銃や
不思議な蔓の球など
色々出てきて面白いです!
何より異世界では
凄腕のスナイパーであろう
千艸がかっこよすぎて…。
”皇子”を狙う目つきは
気迫があり恐ろしかったのに
羅貫の家に居候している時の
天然っぷりはギャップがあり
とても癒されました!
主人公・羅貫も
まるでジャニーズ系で
可愛らしかったですね。
美少年で料理上手な上
学校の人気者だなんて
最強じゃないですか!
皇子と顔が瓜二つなのが
気になりますが…。
壮大なストーリーは
惹きこまれました。
一昔前の少女マンガを
彷彿とさせる絵も違和感なく
むしろ美しくて素晴らしい!
今までカバー絵に引け目があり
読もうと思わなかったですが
もっと早くから
読んでおけば良かった
と後悔しています…。
久しぶりに
良作と出会った感じです。
まだまだ面白い事が
たくさん起こりそうですね。
羅貫と千艸の共同生活に
これから注目したいです。
それと異世界の動向も
どうなるか気になります!
SILVER DIAMONDはこんな方におすすめな作品!必見
壮大なファンタジーを描く
作品に出会いたい…。
そんな方には
「SILVER DIAMOND」が
おすすめです!
本作を手がけるのは
漫画家・杉浦志保さん。
『氷の魔物の物語』などが
代表作の有名な方です。
少女マンガに詳しい方なら
一度名前を聞いた事はあるはず!
本作では
現代と異世界を舞台に
壮大なファンタジーを描きます。
見どころは
癒し系の主人公と
異世界のイケメンです!
主人公・沢羅貫は
学校の癒し系として
評判の高校二年生(17歳)。
二年前に母を亡くして以来
草木が覆い茂る家で一人
暮らしています。
彼の魅力は
若葉のように柔らかな優しさ。
突然異世界から飛んできた
千艸に戸惑いながらも
水を差し上げたりと
気遣いを見せてくれます。
そんな彼には
触るだけで植物を育てるという
”沙芽の能力”がありまして…
出会ったばかりの千艸から
危うく殺されそうになりますが
沙芽のおかげで命拾いします。
異世界のイケメンこと千艸は
今のところ”皇子”を狙っている
としか分かりません…。
彼の正体は後々
明かされると思います。
現代に生きながらも
不思議な能力を持つ羅貫と
暗闇に包まれた異世界で
彼に酷似した男の命を
狙っている千艸…。
出会うはずのない二人が
出会った事から始まる
本作のストーリーは
最初から最後まで
飽きずに楽しめるので
おすすめですよ!