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路地裏しっぽ診療所のネタバレと気になる結末は?あらすじや感想もあり!

路地裏しっぽ診療所

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 路地裏しっぽ診療所
原作・漫画 斉藤倫
出版社 集英社

コワモテでおっかない
二丸先生のところには、
色々とわけありの動物が集い……。

ただ深刻な事故や病気と
向き合うのではなく、
現代の社会が抱える問題にも、

深く切り込んでいく、
可愛いだけではないが面白い、
社会派動物漫画です。

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路地裏しっぽ診療所のあらすじ紹介

動物のぬいぐるみを付けているが、
リアルな動物は苦手という女子大生、
雨野 なずな。

しかし彼女は偶然汚れた犬と
鉢合わせになり、

その子の飼い主探しに奔走し、
思わぬ縁ができたことがきっかけで、

強面で口も悪い二丸先生が
運営している動物病院で
働き始めることに。

しかしなずなには天性の
動物に好かれるという才能があり、
また愛情も深かったため、

色々と「ワケアリ」の動物たちと
寄り添うような態度を
取っていけるようになるのでした。

路地裏しっぽ診療所のネタバレと今後の展開は?

リュックに犬のぬいぐるみ
「くったり犬」をつけているものの、

実際の犬は苦手な、
女子大生、雨野 なずな。

そんななずなが付けている
ぬいぐるみが落ちてしまい、
男性が拾い上げる形になりますが、

その男性は可愛いぬいぐるみを
怖い顔で見つめていました。

友達と別れて自転車で
帰るなずなはその途中で、
飛び出してきた何かを

ひいてしまいました。

汚い毛玉のようなその生物は、
実は小さな犬で、
なずなになつきましたが、

怪我しているようでもありました。

そこでなずなは動物病院に
犬を持っていくことにしましたが、
そこは昼間ぬいぐるみを拾った男性が、

運営している病院でもありました。

幸い犬の怪我は治りそうでしたが、
飼い主が見つからなければ
治療費などをなずなが払わねばならず、

なずなはそれから飼い主探しに
奔走することになります。

一方なずなは、病院に顔を出す中で、

動物を強力に懐かせることができる
自分でも知らなかった能力を
見せたりもしますが、

なかなか飼い主は見つかりません。

しかし、病院に来ていた
「患者」の関係者から、
犬の身元が分かったため、なずなは

その家を訪問しますが、
そこでなずなは、予想もしなかった
劣悪な飼育環境を目にするのでした。

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路地裏しっぽ診療所の読んでみた感想・評価

面白いだけでなく、深く
色々なことを考えさせられる
社会派的な作品でした。

主人公のなずなは、
動物に超好かれるという、

この種のジャンルの作品では
典型的な能力を持っていますが、
とにかく強面の二丸先生や、

「ワケアリ」の動物たちが
集う形になっている病院など、
設定の部分に斬新さがあります。

そして、その斬新さは決して、
思いつきめいたものではなく、
現実の状況に即しており、

それだけに動物たちの境遇や
心ない飼い主たちの態度に、
胸が痛くなるものがありました。

また、見放された動物たちも
決して性格が悪いわけではなく、
ちゃんと相性の良い人たちが、

心を尽くして世話をしていけば
本来の懐っこさを見せてくれる
子たちばかりであり、

気持ちが通じ合った時の充実感は、
相当強いものがありました。

かなり厳しい現実も作中で
描かれてもいますが、
二丸先生の人柄同様、

根拠がないわけではなく、
理由のあることですので、
納得できる感じもあります。

動物の挙動や感情もリアルで、
非常に丁寧に描かれているのも
動物好きとしては嬉しいですね。

路地裏しっぽ診療所はこんな方におすすめな作品!必見

様々な法律や慣習が変わっていく中でも、
この数十年で特に変化したのが、
動物に関する態度や法律かも知れません。

動物愛護法の制定や殺処分の抑制など、
愛玩動物を取り巻く環境は劇的に
整備されたと言えます。

しかし、全員が法律をきちんと守り、
マナーある動物との生活ということは、
残念ながらあり得ないわけで、

色々な「事情」から、厳しい状況にある
動物たちも少なくありません。

「ワケアリ」の動物たちの面倒を見る
という難しいテーマを真正面から
扱ってみせたのが本作であり、

怪我や病気の動物の治療を
前面に置いた獣医ものとは明確に
スタンスの違いが見られます。

だからこそ人間の勝手な都合の部分に
踏み込まねばならず、きつい場面も
少なくありませんがそれだけに、

動物たちの置かれた「今」を
正直に取り上げた本作は、

飼い主の方にこそ見て頂きたい一作に
仕上がっていると思います。

また、かなり昔に描かれた同種の
「獣医もの」とは、動物に対する
医療者側のスタンスがかなり違い、

そういったリアル感がある部分も、
読み比べを通じて体感して欲しい、
時代の流れでもありますね。

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