SMUGGLERのネタバレと結末（最終回）は？映画の原作を読むならココ！

見つかればアウトの品を
秘密厳守で運ぶ闇の「運送屋」。

借金を背負わされた青年砧は、
半ば騙されるように
仕事に加わっていました。

殺し屋が惨殺した死体の
運送の手伝いをする中で
砧は己の役割をこなし……

「闇金ウシジマくん」の作者が描く
異色の裏社会漫画です。

SMUGGLERのあらすじ紹介

表ざたにできないものを運ぶ
闇の「運送屋」グループ。

青年、砧は半ばはめられるように
この仕事に入りました。

今回、彼らが運ぶのは「死体」、
それも殺し屋が手を下した
惨殺体の輸送をする仕事です。

もちろん犯罪ですが、
仕事をミスすれば逮捕よりも
ひどい目に遭うことは確実です。

仕事の内容を知り、衝撃を受ける砧。
しかし、引き返す道などなく、

しかも運が悪いことに、
取り締まりのため
停車させられてしまいます。

荷台を調べられたら一発アウトな
大ピンチの中、砧は……

SMUGGLERのネタバレと今後の展開は？

劇団を辞め、フラフラしていた砧は、
半ば言いがかりのように
三百万という借金を背負わされ、

「運び屋」の仕事を手伝うことに。
しかも彼らが運ぶのは、

凄腕の殺し屋「背骨」と「内臓」が
始末した後の惨殺死体でした。
もちろんバレたら終わりです。

そんな過酷な状況にあって、
砧は色々とドヤされながら
何とか仕事をしていきますが、

積荷が崩れたところで
取り締まりに遭うという
状況に見舞われてしまいます。

不法投棄監視を強化している最中で
チェックは非常に厳しかったものの

砧の頑張りや周りの機転で
何とか危機を脱することに。

しかし、身内の揉め事から

大暴れをした殺し屋「背骨」を
護送するという新たな仕事が
入り、運び屋たちは動きます。

「背骨」は砧に対し、
自分が死ぬ怖さを語るなど
人間らしい存在でもありました。

だが、砧が一瞬油断した隙をつき
「背骨」は脱走してしまいます。
失態を犯した砧は、責任を取るため

自分が「背骨」になりきって
「背骨」を狙う組員を騙すことに……

SMUGGLERの読んでみた感想・評価

「闇金ウシジマくん」の真鍋氏が描いた
裏社会モノということで読みましたが

より深い闇を見たような気になれました。

顧客が生きて借金を返してくれないと
商売にならない闇金とは異なり、
彼らの仕事は死体運び。

もちろん、「理由つき」の死体です。
殺し屋に始末された人の死体を
運んで埋めるという恐ろしさ、

見つかったら確実にアウトな
死体を長距離輸送するストレス、
そしてヤバい人に囲まれた職場、

そのどれもが説得力があり、
同時に生死に関して妙な
「軽さ」があったことも

リアルな迫力を感じました。

結局、「死体運び」が仕事なら
人が生きていまいと関係ないし

殺し屋ならなおさら生死を
軽く考えるところがなければ
やっていけないからなのでしょうね。

リスクが高い「仕事」が終わっても、
ウシジマたちのように盛り上がる感じが
見えてこないのは、

運び屋たちの乾いてザラついた人間関係を
現しているような印象を受けました。

そのあたりも人の「生」とは向き合えない
運び屋たちの宿命なのかも知れませんね。

非常に個性的な作品だと思います。

SMUGGLERはこんな方におすすめな作品！必見

大事なものを運ぶ時は緊張してしまうもの。
普通のものでもそうなのですから、
ヤバいブツであればなおさらでしょう。

本作のテーマは「運び屋」。
しかも殺し屋が殺害した
標的の死体を運ぶという

ヤバさで言ったら飛び切りの
ランクに位置するものです。

「骨」や「内臓」が殺しの「仕事」を
した結果として生じる死体を運ぶ
彼らの緊張感は、非日常的ですが

他の裏社会モノにはない
独特のリアリティと説得力を
強く持っています。

また、「殺し屋１」でも
「闇金ウシジマくん」でも
取り上げられましたが、

本作の「運び屋」たちも
直接「始末」に関わるわけでも
何かを生み出すわけでもない

完全な裏方ですが、
自分の責任が軽いとは言え
絶対にバレてはいけない仕事を

やり遂げるという意味での
一種の企業漫画めいた
プロ的な意識を

かいま見ることができます。

そのため、本来人間的成長とは
まったく無縁なはずの「仕事」で
リスクしかないはずが

劇団を辞めてフラフラしていた
主人公、砧の成長物語として
仕上がってもいます。

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