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押忍!!空手部のあらすじとネタバレ!終わり方(結末)が見たい!

押忍!!空手部

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 押忍!!空手部
原作・漫画 高橋幸慈
出版社 集英社

大阪で有名な不良校の空手部に
入部した松下君だったが、
部内でも非常識なシゴキを味わい……、

本格的な「不良」であり、
かつ空手部員という武道家でもある
高木さんたちという、

他の作品とは少し違うワルたちの
ド迫力な生き方を描いてみせた

アニメ化、映画化もされた
傑作不良格闘漫画です。

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押忍!!空手部のあらすじ紹介

大阪の中でも「ワル高校」として
知られる関五工。

その中でも空手部は異様に強く、
かつメチャクチャな集団として
恐れられていました。

中学まで大人しかった松下も
空手部に入ったことで
クラスのワルから一目置かれますが、

部内でのシゴキのキツさは
尋常なレベルではなく、
どうにもなりません。

教師に相談してみても、
その教師こそが空手部の顧問であり、

シゴキの鬼だったため状況が
さらに悪化したり、

夏合宿のキツい練習の上に
土方のバイトをねじ込まれ、
しかも食事も抜かれと、

本当に死にそうなほどの
苦境に遇う松下たちですが、

普段は恐ろしい先輩たちも
本当の危機に際しては立ち上がり、
その力で男を見せてくれるのでした。

押忍!!空手部のネタバレと今後の展開は?

大阪で有名な不良高校、
関西第五工業高校(関五工)に
入学した松下正。

元々は大人しい性格でしたが、
腕自慢の不良たちが居並ぶ校内では、
弱い生徒は深刻な危険があります。

そのため松下は一念発起して
猛者揃いとして有名な空手部に
入部することを決意します。

しかしその空手部は
不良たちよりもはるかに怖い
先輩たちが揃っている上、

強烈な規律と地獄のようなシゴキを
強いられる場所でもありました。

新入生の初の本格的な練習として
「カツ上げ」をすべしとの
指示を下された松下たちは、

止むを得ず気弱そうな若者に
的を絞り金を要求します。

するとその若者は意外にも
威勢の良いことを言ってきたため、

松下たちは数にものを言わせて、
彼をボコボコにしてしまいますが、

逃げ去った若者は異様にゴツい
男たちとともに戻ってきます。

実は若者は大学の空手部員で、
若者は部の先輩を呼んでいたのです。

大学選手権を六連覇したという
恐ろしい空手部員たちに囲まれ、

松下たちは先ほど殴った部員に
散々に痛めつけられますが、
そこに松下にカツ上げの指示を下した、

高木さんがやってくるのでした。

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押忍!!空手部の読んでみた感想・評価

ただならぬヤバさと面白さを
「現実的に」堪能できました。

本作はタイトルが示す通りの
強烈系バトル漫画で、
道場や試合場ではなく、

いわゆる「路上」の戦いに
重点を置いた作品です。

それだけでは多くの作品と
あまり変わらない感じですが、

本作は本気で「部活」をやり、
かつ「喧嘩三昧」の空手部という
今までには少なかった前提により、

迫力と説得力を強烈に示しています。

何しろ、高校自体が超不良校で、
「素人に手を出さない」という、
社会的な常識を実行していると、

たちまち周りから襲撃を喰らいますし、
時には教師からもヤキが入る有様で、
力を振るう必要があるのが五工です。

だから、荒っぽくても仕方ないのですが、
空手部の面々はそんな正当性すら無視し、

「新入部員にカツ上げをさせる」、
「退部する時には半殺しの刑」等々の、
不良というよりはヤクザめいた行動原理を

冒頭から通しているわけで、
品行方正な硬派とは程遠い集団です。

だからこそ訓練も非人道的なレベルで、
文句なく「強さ」を持ち続け、
どんなに非道な敵にも勝つことができます。

今の基準ならブラック極まりない部活を
赤裸々に描くことで戦闘者としての
「説得力」を高木さんたちに持たせつつ、

シャレにならないワルぶりを見せることで、
部活を毎日こなしている学生たちなのに、
ワルとしての「格」を維持しています。

その斬新さは他では見られないもので、
だからこそ読み手の側としても
ド迫力のファイトを屈託なく楽しめました。

また、時代錯誤にも思えるシゴキの中にも、

「部員が独断権限を持ち過ぎて介入できない」、
「相談する先生がシゴキの当事者」等々の、
現代のブラック部活問題にも通じるような、

現実的なヤバさがオブラートに包んで、
盛り込まれているのも良かったですね。

押忍!!空手部はこんな方におすすめな作品!必見

いわゆる喧嘩上等系の作品は数多いですが、
主人公が「何故強いのか」については
説明がされないことも少なくないですね。

結局体格が良ければ普通に強いものですし、
喧嘩で鍛えていれば力を増すのも
当然とも言えるわけですが、

明らかに玄人的なバトルをしている
彼らの強さの秘訣は一体何なのかと
考えてしまうこともあります。

その点本作の登場人物は、
超スパルタ式の空手部で磨いた腕を
まるで遠慮せず路上で使うという、

強烈極まる「説得力」を有しており、
他の多くの不良系作品とは違う
根拠を持っているため、

喧嘩漫画の描写があり得ないと
今までノれていなかった方にも
かなり読みやすい感じがあります。

とは言え、「科学的」とは真逆過ぎる
原始的な鍛錬の数々や、明らかに
空手が強くなるとは思えないシゴキなど

スポーツ・武術漫画としては相当に
完璧ではない部分も多いわけで、
部活としては完全にブラックですが、

そのあたりの「苦労」を松下君を通じて
存分に見せているだけに、後々の
高木さんたちの強くなり方にも、

「ああ、彼らも苦労しているからな」
と、共感することができるのが、
本作独自のカラーとも言えるでしょう。

下の者や素人にも容赦なしという
完全に「ワル」の行動理念を
冒頭に見せつけながらも、

貫禄や格が落なかった点も
作品の面白さを示していますね。

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