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あたしはバンビのネタバレと感想や試し読みあり!結末が気になる!

あたしはバンビ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル あたしはバンビ
原作・漫画 槙ようこ
出版社 集英社

元地味子の吉村麻衣は
彼氏作りに燃える高校一年生。

入学早々隣の席のイケメン 石垣泉に
恋をするが、そこには思わぬ
ライバルがーー?!

泉を知れば知るほど複雑になっていく
三角、四角関係…。

麻衣に春は訪れるのか?

先が読めない青春ラブストーリー!

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あたしはバンビのあらすじ紹介

地味で悲惨な中学時代を過ごした
主人公 吉村麻衣は

高校では変身することを決意し、
気合い十分で新生活に臨む。

入学早々隣の席のクールなイケメン
石垣泉(いしがき せん)に恋をするが、

そこには麻衣の恋路を邪魔する
強力なライバル、東 八重蔵
(あずま やえぞう)の存在がー!

さらには自分と似た過去を持つ
泉の元カノまで現れて…!?

自身の過去を克服し、
どんな逆境にもめげずに頑張る
麻衣の 泉への想いは実るのか?!

ひとつの恋を乗り越え成長していく、
異色の三角関係ラブストーリー。

あたしはバンビのネタバレと今後の展開は?

主人公 吉村麻衣は地味で
いじめられた過去を持つ高校一年生。

過去の自分と決別し、
変身しようと気合十分で
高校生活に臨む。

入学早々隣の席のクールなイケメン
石垣 泉(いしがきせん)に
一目ボレするが、

そこには泉の幼馴染である
東 八重蔵(あずまやえぞう)という
強力な存在が…!

「泉は俺のだから麻衣は
手を出さないでね」
八重蔵は泉の事が好きなのだ。

意外なライバルの登場にもめげない
麻衣は泉との仲を深め、
2人は良い感じの関係に。

しかしそこへ泉の元カノ、
半沢未波(はんざわみなみ)が現れる。

中学時代、女子に人気のある泉と
付き合っていたことで
未波はいじめに合い、

それが原因で2人は
別れていたのだった。

泉は未波と同じ、いじめられた過去を
持つ麻衣に未波の姿を重ねていた。

二人の過去を知った麻衣は、
泉の自分への気持ちは
恋ではなく同情で、

二人は今でもお互いを
好きだと気がつき、身を引く。

泉を巡り共に戦ってきた
恋のライバル・八重蔵と一緒に
失恋を乗り越え、

自分はまたきっと新しく好きな人を
作って幸せになることが
できると誓う麻衣。

そんな麻衣に八重蔵は
唐突にキスをする。

新しい恋はとっくに
始まっていたのだ。

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あたしはバンビの読んでみた感想・評価

クールで掴み所がないように見せかけて、
実は周りをよく観察し、

ぶっきらぼうな優しさを見せる
泉に序盤は胸キュンですが、

ヒロインにとって真のヒーローは
実はライバル八重蔵だった
というオチ。

過去の自分と決別し
己を戒めながらも
懸命に前を向く主人公 麻衣を、

いつしか本気で応援している
自分がいました。

意地っ張りな反面、
思ったことが脳を通さず

口から出てしまう(しかもそれが
突拍子もないアイデアだったりする)
麻衣がおもしろ可愛いんです。

麻衣と泉がやっと結ばれるという
タイミングで登場する元カノ未波に、

「なああんで今なんだよぉ??!
来るならもっと早く来いよ
ていうか来んな!」という

怒りが湧き上がりますが、

二人の過去を知れば、
麻衣にキスまでしておいて
煮え切らない態度をとっていた

泉の謎が理解できます。

結果的には元カノと自分を
重ねてくる男と結ばれなくて
良かったね、麻衣…。

という感想です。

主人公の暗い過去を重く
描いている傍で、

同性を好きになることの難しさを
とてもフラットに取り上げている
ところが少女漫画の

お決まり展開に縛られていなくて、
さすが槙ようこだなぁといった
作品です。

あたしはバンビはこんな方におすすめな作品!必見

王道の少女漫画に飽きている人に
オススメです!

瞳の大きなキラキラした絵柄は
ザ・少女マンガではありますが、
ストーリーが常説を逸しています。

一見よくある三角関係ものですが、
主人公VSヒーローの親友男子という
異色の対決です。

昨今よく取り上げられているLGBTと
言うほど大げさではありませんが、

同性を好きになることの辛さや
難しさがとてもフラットに、
さりげなく描かれています。

特に八重蔵が、麻衣は女の子だから
堂々と恋ができる、男の自分が
想いを告白すれば泉は怖がる。

男が男を好きだなんて気持ち悪い。

とこぼすシーンでは

「あんた自分を何だと思っているの?
私たちは同じ人を好きになった
同じ立場のただの人間だ」

と麻衣が息を巻いて言い返し、
作者の槙ようこ先生の柔軟で
愛情深い考え方が伺えます。

結末としても少女漫画の王道からは
大きく外れており、最初に見つけた
王子様が絶対ではないし、

失恋しても明日は来るし、
新しい恋もきっとする、

現実って良い意味で
そんなもんだよねぇ?!と
大人の共感を呼びます。

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