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ごちそうは黄昏の帰り道のあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

ごちそうは黄昏の帰り道

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル ごちそうは黄昏の帰り道
原作・漫画 志村志保子
出版社 集英社

婚約破棄が原因で、
なんと両親からいきなりの勘当、
一人暮らしを始めるましろは、

そのアパートの大家である
鷺谷と出会ったりしつつ、
新たな生活を始めていき……。

シビアな現実を描きつつ、
ハートフルな交流や
充実感もしっかり描写した、

リアリティ系日常物語です。

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ごちそうは黄昏の帰り道のあらすじ紹介

家族ともうまくやり、
仕事もきちんとこなしていた
片倉ましろ。

しかし彼女の生活は、
お見合い結婚での婚約を
自分の都合で破棄してからの、

突然の「勘当宣言」により、
一変してしまいます。

まだ給料も高くない中で、
家賃を払い、さらに
借金を返さねばならない状況。

そんな中ようやく見つけた新居は、
若い女性が入居するには
ちょっと難がありそうな安アパート。

より好みしていられないと
入居を決めたましろは、
大家の鷺谷さんと鉢合わせします。

最初は何だかとっつきにくそうな
印象の鷺谷さんでしたが、
思わぬ共通項もあって、

二人は徐々にですが着実に
交流を深めていくのでした。

ごちそうは黄昏の帰り道のネタバレと今後の展開は?

片倉ましろ24歳。

普通に働いて生活していると
ずっと思っていましたが、
突如として母親から

勘当を言い渡されてしまいます。

その原因はましろの「婚約破棄」、
準備が済んでいたのに相手の顔を
完全に潰してしまったため、

家を追い出されてしまったのです。

しかもその際の借金の返済までも
義務付けられてしまったため、
ましろの生活は一気に大ピンチ。

職場の近くで何とか住めそうな
振るいアパートを見つけるものの、
そこで男性と鉢合わせになったりと、

いきなりの騒動に遭遇します。

もっとも大家の鷺谷さんは、
ぶっきらぼうではあるものの、
結構細かいところにも気がつき、

甘いものも好きないい人であり、
どうにか新生活を
スタートさせることができました。

しかし、安い給料から家賃と
借金が新たに出て行く生活や
実に厳しいものがあり、

部屋にも風呂がないために、
毎日お湯に浸かって
リフレッシュもできません。

もっとも鷺谷さんも、
アパート経営と会社勤めで
生活は楽ではあるものの、

とっつきづらい性格もあり、
会社ではちょっと浮き気味です。

そんな二人でしたが、
生活拠点が一緒なだけでなく、

実は「婚約破棄」という、
共通点を抱えてもいたのでした。

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ごちそうは黄昏の帰り道の読んでみた感想・評価

様々な日常ものがある中でも
結構な急展開でしたが、
その中で再構築される、

新しい暮らしという構図が
非常に興味深かったですね。

何と言っても衝撃的なのは、
冒頭の「勘当」発言。

しかも犯罪などをしたわけでなく、
婚約解消が原因なのですから、
今時から考えるとかなり厳しく、

しかも結婚式のキャンセル料等々、
借金も返さねばならないという、
相当ハードな条件です。

かくしてましろの一人暮らしが
唐突に始まったわけですが、
かなり厳しい現実を示しつつも、

その中で心が温まる新生活が
描かれているのが良かったですね。

いわゆる日常系の枠内としては
結構ハードな話が続きますが、
だからこそましろさんの頑張りや、

大家さんの過去などにも
共感できる部分が多く、
じっくり読むことができました。

また、昭和の時代の「貧困」とは
種類がまた異なる現代の厳しさが
透けるような構図になっており、

よりリアルな現代ものとしても
楽しめる作品になっているとも
感じることができました。

また世間知らずなましろと
寡黙な大家さんという主役陣ですが、
ちょっとした機転をきかせて、

トラブルを突破したりと
ほっこりする描写があるのも魅力です。

ごちそうは黄昏の帰り道はこんな方におすすめな作品!必見

人生が急展開するというのは、
現実でも良くありますし、創作でも
起点としては定番です。

しかし、つい結婚式をキャンセルして、
笑顔で母親に勘当を食らうという、
衝撃ながらも妙に現実味がある状況で、

冒頭からいきなりましろ同様、
ハラハラした気分になれますね。

ある程度切羽詰まった感じの
日常ものを読みたい方には
とても適した作品でしょう。

また、日常もの作品の「弱さ」として、
主人公たちの「動機」の薄さが
挙げられる部分でもありますが、

親から絶縁されてしかも大借金では、
将来の夢や目標を語れる状況でもなく、
必然的に「意欲」が出ています。

もっともましろも色々と
世間知らずな部分はあるものの、
頑張り屋さんでいい人ですので、

読者としても見放さず、
じっくりと日常を味わえるため、
癒し系の一冊とも言えます。

大人が直面することになる
お金や暮らし等々の部分を
きっちりと描き切ることで、

かえって先々への展望が
具体化されているというのも
非常に大きなポイントです。

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