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たいようのいえのネタバレと感想です!どうなる結末は!?

たいようのいえ

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル たいようのいえ
原作・漫画 タアモ
出版社 講談社

家に居場所がないと感じている
女子高校生と、離れ離れになってしまった
家族ともう一度暮らしたいと願う青年。

孤独を抱えた幼馴染の二人が、
互いに支え合いながら成長していく、

恋と友情、家族との絆を描いた、
温かく優しい物語です。

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たいようのいえのあらすじ紹介

自分には関心をみせない父と、
父の再婚相手である母、
そして血の繋がっていない妹。

家には自分の居場所はないと
感じていた真魚(マオ)は、
孤独な生活を送っていました。

真魚の幼馴染である基(ヒロ)は、
数年前両親が他界し、

小さかった弟と妹はそれぞれ
親せきの家へ引き取られていきます。

両親と暮らした一軒家に
一人で暮らす基は、いつかまた
兄妹一緒にこの家に住みたい、

と考えているものの、
その願いはなかなか叶いません。

そんな状況に置かれている基にとって、
家族となじめずに独りでいる
真魚のことは、とても気がかりでした。

ある日、基は真魚が神社で一人、
夕飯を食べている場面に
出くわします。

強気な態度でいながらも、
寂しそうにしている真魚のことを
基は放っておけなくなり、

一緒に暮らそうと誘うのです。

真魚の父親の許可を得、
同居生活がスタートした真魚と基は、
一緒にいるうち、

お互いに抱えていた孤独や悲しみが
薄れていき、しだいに自分の家族と
向き合う決心を固めます。

二人は支えあいながら、
失った家族との絆を取り戻そうと
奮闘していくのです。

たいようのいえのネタバレと今後の展開は?

一緒に暮らすうち、
少しずつ基に惹かれていく真魚。

けれど家族から逃げ、
基を頼ってしまっている自分では
気持ちを伝えることさえ出来ない。

その思いから、
真魚は自分の家族と
向き合うことを決意します。

真魚は基の家で暮らしながらも、
時々は自分の家に帰り、
少しずつ家族との絆を築こうとしました。

けれど、いくら頑張っても
父は心を開いてくれません。

父には、トラウマがあったのです。

それは、前妻が浮気した末、
自分を捨てて家を出ていった
ことによるものでした。

父は真魚も前妻と同じように、
自分を捨て、基を選んだのだと
思い込んでいたのです。

それでも真魚はあきらめず、
父に心を開いてもらえるよう
努力していました。

そして、そんな真央の姿に、
基もまた惹かれていきます。

けれど基は、
同居という環境が足かせとなり、

預けてもらっている間に
手を出すわけにはいかない、
と自分の気持ちを言えずにいました。

もどかしながらも少しずつ
関係を深めていく真魚と基。

しだいに相手の気持ちに
気付き始めますが、
お互いに伝える事が出来ません。

基は、真魚が自分の家に戻れた時に
気持ちを伝える、
と真魚に約束しました。

努力が少しずつ実を結び、
母や妹と打ち解けることができた
真魚は、周囲の人の協力もあり、

父との親子関係も取り戻し始めます。

家族でクリスマスパーティーをし、
旅行やお祭りにも行き、
そうしてついに真魚と父は、

お互いに素直な気持ちを
打ち明けて心を通わせるのです。

ずっと父に言ってほしかった、
帰って来いという言葉をようやく
もらえた真魚は、喜びに涙を流しました。

とうとう基の家を出ることになった真魚に、
基は約束通り気持ちを伝えます。

そして真魚も想いを伝え、
晴れて二人は恋人同士となります。

なくてはならない存在、
太陽のような存在の真魚に、
基はプロポーズの言葉を送り、

二人は結婚の約束をして
物語は終結です。

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たいようのいえの読んでみた感想・評価

まず一番の感想は、
「真魚父だいぶ面倒くさいな」です(笑)

自分が真魚に居場所を
作ってあげられなかったのに、

基の家に泊まると言われただけで
捨てられたと勘違いしてふてくされ、

本当は嫌っているわけではないのに
わざと真魚を嫌っているように
振る舞う。

実際にいたら
結構面倒なキャラですよね。

真魚はよく頑張ったなと思います。

でも、最初の印象が悪いやつほど、
いいやつに転じると一気に
高感度が上がるという法則性が

この世にはあります(たぶん)。

真魚父がまさにこれです。

真魚と仲直りをするお祭りの回では、
今までと打って変わって子供みたいに
はしゃぐ真魚父がみられます。

突然のデレに、
私も真魚同様ビビリました。

しかしこの辺りから
「真魚父、実は可愛いのでは…?」
と思い始めます。

真魚が作った料理を食べるシーンで、
真魚にお礼を言われ、
顔を赤く染めて照れる真魚父に、

私は完全にやられてしまいました。

照れ屋で素直じゃない父親と、
純粋でまっすぐな真魚が、

少しずつ親子の関係を築いていく
姿に和まされました。

真魚父も好きなキャラクターの
一人なのですが、私がこの漫画で
一番好きなキャラは、やはり基です。

面倒見がよく、家族を大切にしていて、
家事もでき、そして陰がある。

とても魅力的なキャラです。

中盤くらいまではどこかお母さん的な
存在なのですが、

後半の方は意外に強気だったり、
大人の包容力があったりと、
男らしさが感じられます。

最終13巻、真魚と基は結婚の約束をして
終わりますが、実際の結婚生活を
見てみたいと思いました。

いつか、たいようのいえ番外編として
二人のその後が描かれたら嬉しいです。

たいようのいえはこんな方におすすめな作品!必見

ハッピーエンドが好きな方、
家族との絆を描いた漫画が好きな方、
温かい作品が好きな方におススメです。

また、完結作品のため次巻を待たずに
一気読み出来ます。

全13巻です。

本作と同じような漫画として、
家族関係と恋愛を描いた、

真崎総子先生の「恋と愛」が
挙げられます。

こちらは本作よりも少し
シリアスな設定ですが、
物語は軽快に描かれています。

主役の女の子が可愛く、
相手役の男の子も
とてもかっこいいです。

あらすじとしては、
不仲な両親のもとで育った
愛という女の子が、

高校中退やドラッグなどに
手を染めてしまい、
そんな人生をやり直すために、

父の知り合いである精神科医が営む
掃除屋に住み込みで働き始めます。

そこで出会った、
天白(てんぱく)という、

寡黙だけれど優しい男の子に
恋に落ちるのですが、

天白には彼自身も知らない
秘密がありました。

それを知ってしまった愛と、
天白との微妙な関係が
見どころの漫画となっています。

ぜひ読んでみてください。

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