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でろでろのあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

でろでろ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル でろでろ
原作・漫画 押切蓮介
出版社 講談社

霊感体質を持つ日野 耳雄と留渦の
兄妹のもとには、ちょっと間の抜けた
面白い妖怪たちがやってきます。

しかし、笑えてしかも面倒な
妖怪連中を問答無用で退散させる
耳雄の鉄拳が今日も炸裂し……。

センス溢れるホラーギャグ作品です。

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でろでろのあらすじ紹介

超強力な霊感体質を持つ日野姉妹。
しかし、妖怪に怯えて暮らしているのか
というとそうでもなく、まったく妖怪を

恐れない妹の留渦と兄の耳雄は、
至って二人暮らしを満喫していました。

厄介な妖怪がごちゃごちゃ言ってきても、
殴って退散させられる耳雄の

キレっぷりは、いついかなる状況でも
妖怪への武器になりますし、そもそも

妖怪たちもどこか間の抜けた
憎めない連中がほとんどです。

テレビの通販番組の体裁を取ったり、
あるいはテレビそのものを用意したりと、

いくら殴られても妖怪たちは
めげることなく、耳雄のもとに
現れていきます。

でろでろのネタバレと今後の展開は?

超強力な霊感体質の耳雄と留渦。

彼らのもとには強烈な個性を持つ
妖怪が常に押し寄せてきます。

お菓子の袋に破裂する小虫のような
妖怪を入れて地味な嫌がらせを

楽しむ連中や、とにかく完璧な客でないと
満足できない、妙な映画館を運営する

妖怪たち、中には、自殺するように
見せかけて人を惚れさせ、人間だけを
始末しにかかる者もいました。

そういった愉快でユニークな妖怪たちを
撃退して回る耳雄は、ベコベコに

穴が開いた壁に、人たちが横並びになって
首を突っ込んでいる姿を目にします。

明らかに尋常な光景ではありませんが、
恐る恐る耳雄が首を突っ込んでみると、

何とまだやっていないはずテレビ番組が
映し出されていました。

警戒も忘れて耳雄が夢中になっていると、
ワールドカップの日本代表戦がいよいよ
クライマックスに差しかかります。

壁に首を入れたまま最高潮になる
ギャラリーたちですが、しかし

偶然他局のチャンネルが入り、
番組が切り替わってしまいます。

当然耳雄を含む視聴者の怒りは頂点に達し、
実は妖怪「壁あんこう」だった壁は人間に
ボコボコにされ退散してしまうのでした。

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でろでろの読んでみた感想・評価

当時、雑誌で読んだ私は、
お腹の底から笑ってしまいました。

と、同時に物凄い漫画家が
現れたなと衝撃を受けたものでした。

何と言っても、どこから出てくるか
分からない、ちょっと間の抜けた
妖怪たちが面白い。

「ゲゲゲの鬼太郎」などの
古典的名作とはまったく違う、

人間に近く、人の言葉も攻撃も通じそうな
連中が大挙してやってきます。

そして、そんな妖怪たちを問答無用で
殴り倒していく耳雄のフリーダムさが

物語に強烈なインパクトを
もたらしているんですね。

何しろ、何が出ようと
気合いを入れて殴りにかかる

(あまり武器は使わない)
ほどの少年です。

妹思いだったりといった主人公体質は
あるもののヤンキー気質を
ニトログリセリン並の爆発力で

展開させるタイプであり、
微妙にイラっとくる
妖怪たちにとっては天敵でしょう。

しかし、そんな耳雄たちの前に
続々と訪れまくる妖怪たち。

その数の多さたるや、
もしかすると人間より
多いんじゃないかと思えるほどです。

とにかく、シュールさもある前フリから、
それを全部吹き飛ばすような秀逸な
オチを含んだ作品が大量に読めます。

短編連作タイプですので、
どこから読んでも基本的に
問題がないのもいいですね。

でろでろはこんな方におすすめな作品!必見

汎用性の高い絵柄とは裏腹の極めて広い
守備範囲を誇り、あらゆるジャンルで
作品をものにしている押切氏ですが、

「でろでろ」は出世作にして代表作の
一つになったと言えますし、その力量が
いかんなく発揮されているとも言えます。

パワー系のギャグ漫画の主題に
「妖怪」を持ち出し、その根本的な怖さを
耳雄の腕力で問答無用にぶっ飛ばす

勢いある構図は、他の作品では
真似できない、読者を牽引する力が
なければ長期連載化することが

できないものでしたし、一方で口が悪く
妖怪に対しては惜しみなく

無茶をし続ける耳雄を
主人公にし続けるには、ある一線を

超えて読者に引かれてしまわないような
バランス感覚を見て取ることができます。

野球のピッシャーで言うとコントロールを
伴った剛球投手といった感じで、

他のホラー漫画、ギャグ漫画で
物足りさを覚えている方でも、

また違った感想が
得られるのではないかと思います。

また、昔から言い伝えられてきた妖怪とは
まるで違う愉快なモノノケたちを
登場させ続ける手腕は、

変化球投手としてのキレと
投球術を思わせるもので、
これも強烈な独自性と言えます。

本作には押切氏の真似ができない
センスのすべてが詰まっており、
まずは一読と手にとるにふさわしいだけの
完成度とオリジナリティが含まれています。

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