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アオイホノオのネタバレ!ドラマの原作をいち早く見る!?

アオイホノオ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル アオイホノオ
原作・漫画 島本和彦
出版社 小学館

1980年代
アニメ・漫画業界は
新たな転換期を迎えていた。

そんな時代に
大阪にある大作家芸術大学に
漫画家を目指す一人の若者がいた。

彼の名は焔燃(ホノオモユル)
自らを天才と称しながらも
未だ原稿には手をつけていない。

そんな未完の才能を秘めた芸大生たちの
熱くそして奇妙な日常を描いた
熱血青春コミック。

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アオイホノオのあらすじ紹介

この物語はフィクションである。

実在の人物・団体が登場するが
あくまでもフィクションである・・・。

80年代に一つの変革期を向かえる
アニメ・漫画産業。

そんな業界の動きを
上から目線で語る
一人の若者。

彼の名は
焔燃(ホノオモユル)
ひとかどの漫画家になる・・・はずの男。

今日も週刊漫画誌を読みながら
自分よりも下手な漫画家に
自らの勝利宣言を繰り返す。

大阪にある
大作家芸術大学は
そんな彼のような学生で溢れていた。

目下の彼の悩みは
漫画とアニメのどちらで行くべきか。

秘かに彼は思っていた
漫画よりアニメの方が絵が巧いと。

そして彼はこう思った
俺は漫画家に向いている!

何故なら
俺も絵が下手なのだから・・・。

そうして実制作に取り掛かろうと
思案する焔。

出版社に投稿するための
原稿制作に取り掛かるべく
原稿用紙を前にしたその時!

原稿ワクの規定となるタテヨコの線
これはどうやって正確に引くんだ?

くっ・・・
プロの壁は思ったよりも高い。

そう認識して
とりあえず
満足する焔だった・・・。

これは、遠くないいつか
俺も漫画家になると
決めながら未だ動かない男の物語・・・。

アオイホノオのネタバレと今後の展開は?

憧れの女子学生
トンコさんに
そろそろ描いたら?と促される焔。

彼は答える
俺は描いたら直ぐに
デビューしてしまう天才です。

だから今は青春を生きているんです!

そんなある日の大学の授業で
グループを組んで
アニメ制作を競った焔は驚嘆した。

他所のグループの作った作品
そこに盛り込まれた
思いもしなかったアイディアの数々に。

映像制作に敗北感を感じた焔は
漫画研究会で、また一人の天才に出会う。

そのプロのような原稿の
出来栄えに再び驚愕する焔。

もし漫画家になれなかったら?
と質問され無難な返答をする焔に
彼は告げた。

なれなかった時を考えるようでは
漫画家にはなれない
全てを賭ける覚悟はあるのかと・・・。

映像そして
漫画に対する意気込みで
見事に打ちのめされた焔。

しかし彼も
立ち止まったままではいけないと
遂に原稿制作をスタートする。

まずはワク線を引くところから・・・。

様々な壁にぶつかりながら
過剰な自信を武器に
立ち上がる焔。

そんな彼は
ある日風呂場で重大な発見をする!

通販で買った
筋トレ器具にいそしむ間に
いつの間にか腹筋がついてきたと・・・。

そう、少しずつ努力していれば
気づいた時には
とんでもない実力が備わるのかも?

そんな焔が想い描く
彼の未来は
まだまだ明るそうだった・・・。

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アオイホノオの読んでみた感想・評価

とにかく個性の強い
主人公・焔燃。

夢見がちで自信過剰
そのくせ具体的な行動は
なかなか起こせない。

そんな焔のダメダメっぷりと
どんな状況からでも立ち直ってしまう
前向きさが魅力的です。

自分より絵が下手な作家でも
連載しているので
デビューは確実だと思う過剰な自信。

絵が下手だからこそ
アニメより漫画に向いた素質だと
言い切る勘違い全開のポジティブさ。

才能を秘めた作家たちを
上から目線で批評しまくる
オレ様スピリッツ。

様々な現実や困難にぶつかっても
不死鳥のごとく甦る
その情熱も彼の持つ才能の一つなのかも?

一方で彼にブレーキをかけているのが
才能があるからこそ考えすぎて
動けなくなってしまう性分。

原稿の面白さよりも
原稿のワク線を引くことに思い悩み。

プロ作家たちに
自分と同じアイディアで
先を越されていく喪失感に、また悩み。

天才的な学友たちの才能を前に
打ちのめされて、またまた悩む。

そんな彼を抑え込んでいる
様々なブレーキが外れたその時。

秘められた焔の
真の実力が発揮される・・・のかも?

未だ目覚めない
彼の夜明けが楽しみです・・・。

アオイホノオはこんな方におすすめな作品!必見

本作はフィクションである・・・。

そう前置きされながらも
登場人物や業界のリアルさなど
自伝的な側面があるのもポイントです。

同じ大学に通う学生たちの中にも
多くの著名人が登場しています。

あの『エヴァンゲリオン』の庵野秀明
『ネコじゃないモン!』の矢野健太郎
GAINAXの社長となる山賀博之など。

その後に第一線で活躍を続けていく
有名クリエイターが続々と実名で登場。

そんな個性あふれる彼らの存在は
当時の芸術大学の実態を
リアルに伝えてくれる感じがします。

また当時の
漫画市場の転換についても
実在の作品を通して描かれています。

高橋留美子の『めぞん一刻』
あだち充の『みゆき』など。

ギャグのない新境地の内容や
これまでとは異なるヒロインの存在。

焔にとっては
驚きの内容だった新連載
その様子がリアルに表現されていきます。

80年代の漫画やアニメに
洗礼を受けた世代やマニアにとって
そんな本作は特に楽しめる作品です。

その他で漫画を扱った作品として
編集者の視点から業界を描く土田世紀の
『編集王』なども併せてオススメします。

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