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デスペナのネタバレや結末が気になる!あらすじや無料試し読み!

デスペナ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル デスペナ
原作・漫画 押川雲太朗 江戸川 エドガワ
出版社 講談社

ラスベガスでトップを目指す、
一流ギャンブラー柏木 京一は、
誘拐、監禁された挙句、

選び抜かれた強者たちとの
命懸けの勝負に挑むことに。

ギャンブルもの、デスゲームものとして
かなり王道的な展開ですが、

参加者は覚悟の決まった猛者揃いで、
ゲームもシンプルかつ説得力があり、
テンポや構成も巧みな注目作です。

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デスペナのあらすじ紹介

学校を中退しアメリカに渡り、
ラスベガスで一流になった
ギャンブラー、柏木 京一。

しかし彼はある日突然、
誘拐された上で拘束され、
命懸けの勝負を強いられます。

勝てば大金負ければ死、
そんな極限の状況下で京一は、

同じように集められた強者たちと
命懸けの勝負をしていくのでした。

完全に身動きを封じられた小部屋や、
スイートルーム付きの高級ホテル、
勝負の舞台は様々ですが、

強者同士がぶつかり合い、
負けた者が命を落とすという
基本的なルールは不変でした。

デスペナのネタバレと今後の展開は?

進学校を中退して渡米し、
本場ラスベガスを主戦場にしてきた
一流ギャンブラー、柏木 京一。

しかし彼は、ライターを名乗る男と
日本に戻り宿泊したところ意識を失くし、
気付くと完全拘束されていました。

まったく体の自由を奪われた中で、
部屋に備え付けられたモニターから、
日本で最高のギャンブラーの一人として、

勝てば一億円、負ければ死の
究極のギャンブルへの参加を
強要されてしまいます。

すると画面には、無数の丸に
笑顔が描かれたアイコンが表示されます。

指示に従う形でタッチしてみても、
意味不明の数字が表示されるだけで、
何が起こっているかは分かりません。

しかし、一流である柏木は、
ごく限られた情報から推理を進め、

このゲームが「神経衰弱」であることを
見事に突き止めることになります。

しかし、運の要素がほとんどなく、
プロがウォーミングアップに用いる
「四枚神経衰弱」でありながら、

他のプレイヤーは次々と
ゲームクリアしていきます。

別の参加者がクリアすると、
部屋がどんどん狭くなってくる
極限的状況であるにも関わらず、

柏木の駆け引きにも動じず
極めて正確に、カードを
開き続けていきます。

その正確さに柏木は
機械ではないかとも思いますが、

決して絶望することはなく、
今までの自分の生き方に、
運命を託すことにしたのでした。

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デスペナの読んでみた感想・評価

屈託なく熱くなれる、
デスゲームものとしては異色の一作です。

こういった「追い込まれ系」の
ギャンブル作品の主人公は、
普通の少年や若者だったりするもので、

どうしても運営側への怒りや
主人公サイドへの同情が
読み手としても先に立つものです。

しかし、本作の場合は、
主人公からして、

本場で超一流と呼ばれた
博打打ちであり、他の面々も、
ギャンブルや他のことで、

多くの人間を潰してきたと
思わせるような、
えげつない曲者揃いです。

そのため、誘拐監禁され、
命を的にかけられても、

キれたり泣いたりといった
「普通」の反応を示すことはなく、
凄まじいレベルで順応していきます。

そんな勝負師たちが全精力を投じ、
命懸けの勝負をしていくのですから、
熱い展開にならないはずがありません。

変則神経衰弱にルーレットと、
様々な仕掛けを通じて、様々なゲームを
戦い抜いていきます。

一方の運営も、そうした曲者たちを
平気で拘束するような連中だけあり、
あらゆる点で突き抜けています。

また、原作を手がけているのが、
タフなギャンブル漫画で知られる
押川氏であるだけに、

博打描写に不慣れさや甘さは
一切見えず、熱い作品舞台を
盛り上げているのもいいですね。

デスペナはこんな方におすすめな作品!必見

ギャンブルは時に大金を賭けるものですが、
創作の世界ではそれだけにとどまらず、
肉体の一部や地位、あるいは命をも、

賭けの材料にするという話も多いですが、
その際話のカギになってくるのが、
ゲームの「分かりやすさ」です。

複雑なルールを駆使して楽しむのも
熟練者には向いていますが、
オリジナルのゲームは読者は初見で、

ゲームのルールや醍醐味を理解できず、
そのために恐怖や重圧を、作中人物と
共感できないことがままあるのです。

その点本作に登場するゲームは、
一巻冒頭の四枚神経衰弱など、
馴染み深いものが非常に多く、

読んでいる大多数の、
ギャンブルには縁のない読者も
理解と共感がしやすいため、

主人公たちが課せられた
ゲームのヤバさと難しさが、
とても分かりやすいのが特徴です。

また、キャラクター面でも
非常に明確かつ説得力があり、
主人公の柏木 京一も、

タフでクールな男ですが、
決して機械的なわけではなく、
勝負師特有の勝気さと

傲慢さのようなものを
持ち合わせているため、
物語としての説得力もあります。

普通の少年少女ではなく、
覚悟を決めた曲者や
一芸に秀でたプロ達の、

極限状況下での頭脳戦を
楽しみたいのであれば、
本作は非常に良い一作だと思います。

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