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フラウ・ファウストのネタバレと感想です!結末ってどうなる?

フラウ・ファウスト

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル フラウ・ファウスト
原作・漫画 ヤマザキコレ
出版社 講談社

悪魔と契約した彼女は、
不死の肉体と様々な術を扱い、
人とかけ離れつつも人と接する。

メフィストとの因縁があるヨハンナと、
彼女に惹かれる少年マリオンたちが
毎日を生きる中で織りなす、

不思議で奇妙で熱くなる、
新感覚歴史ファンタジーです。

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フラウ・ファウストのあらすじ紹介

かつては自分のものだった
本を盗んだ少年マリオンは、
ヨハンナという女性の不思議な術で、

危機を逃れます。

見た目からは想像もつかないほどの
知識を持つヨハンナに、
マリオンは勉強を教わるうち、

彼女の人間離れした正体と、
宿命に接することになります。

ヨハンナは不死の肉体を持ち、
悪魔ともつながりがある、
超人的な存在だったのです。

しかしマリオンは臆することなく
ヨハンナの「弟子」として
彼女と同行を共にして、

今までの知識や常識では
決して離れない存在と
知り合うことになるのでした。

フラウ・ファウストのネタバレと今後の展開は?

少年マリオンは町で、
本泥棒として追われていたところを、
ヨハンナと名乗る女性に助けられます。

不思議な技を持つヨハンナは、
かつては自分のものだった本を
どうしても取り戻したくて、

盗みをやってしまったマリオンに、
様々な知識を教える
教師役を買って出ます。

ヨハンナの教えはハードでしたが、
筋が良いマリオンはすぐに
要領をつかんでいきますが、

すぐに別れると行ってきました。

マリオンは離れ離れを惜しみますが、
そんな彼に対してヨハンナは、
「面白いもの」を見せようとします。

しかしそこには異端審問官が
待ち伏せており、激しいバトルの末
ヨハンナはその場を脱します。

そして完全に正体をしったマリオンの
記憶を操ろうとするヨハンナですが、
マリオンはヨハンナに同行するという

決心を固めていくのでした。

ヨハンナが次に向かったのは、
マルバムギという名産がある町の
隠れ家でした。

そこでヨハンナは家を仕切る女性、
ニコとの再会を果たします。

温和で美しい、どこにでもいる
女性にしか見えないニコでしたが、
彼女にもまた秘密があったのでした。

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フラウ・ファウストの読んでみた感想・評価

ただ単に怖いというだけでなく、
過去の名作や歴史に深く根ざした
「背景」があるのがいいですね。

まず特筆すべきは「魔女」的存在への
「世間」の対応です。

普通の人にはできないことができる
優れた能力を持つ魔女たちは、
創作世界においては非常に便利です。

主人公にしてもいいですし、
サポート役に回しても有能なので、
ついつい優遇してしまいがちですが、

本作ではそうした「都合の良さ」が
一切見えません。

だからこそ悪魔と近しい
ヨハンナ先生は始末されかねず、
読んでいる方としても

ハラハラドキドキ感を
満喫することができました。

また、修羅場を潜っているだけに、
ヨハンナ先生も良い人一本ではなく、
人に寄生しかねない「死の麦」を、

食糧の急場を凌ぐために使ったりと、
世界観に負けないシビアさがあります。

しかし、そうした熱があるからこそ、
食糧が安定供給されず、
本が極めて貴重といった感じの、

中世的な世界観がとてもうまく活きて
臨場感溢れるものにもなっています。

そして説得力があるからこそ、
特殊な「契約」や「力」が
素晴らしいものにも映りました。

もっとも自分が「契約」できるなら、
他の誰かもできるわけですから、
安易に契約したからといって、

超人になれると考えるのは
間違いだったりもするのですが……。

フラウ・ファウストはこんな方におすすめな作品!必見

悪魔と人間の契約を扱った作品の中でも、
歴史的名作として名高いのが「ファウスト」。

西洋的な倫理観や考え方に根ざしつつ、
どこか現実的ではない部分を前面に出した、
「先進的」な感覚は現代でも輝いており、

非常に多くの作品やキャラが、この名作を
下地にするように生まれてきました。

本作もまた、悪魔との「契約」や
異端審問、人ならざる者の恐ろしさなど、
非常に王道なファウスト的価値観を

前面に出してきていますが、
定番な要素なのにも関わらず、
とても新しい感じがありますね。

漫画作品に限っても、悪魔と少年の
「契約」は「デスノート」、
「自動人形」は「からくりサーカス」と、

名作と名高い作品が描き切った
言わば「開拓済み」の分野なのですが、
これらの作品とはまるで違います。

例えばヨハンナ先生は辛口ながらも
人情味あるタイプのいい人であり、
彼女に作られた「人形」たちもまた、

実際の人間よりもずっと
人間味を持っていたりします。

他の作品で「魔女」や死神、
そして自動人形たちの
仕方がないとは言え

まったく人間味のない振る舞いに
辟易していた方にも、本作は
受け入れられると思います。

画力が高く、女性向けの繊細さと、
伝奇もののダイナミックさが
同時に堪能できるのがいいですね。

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