タイトル | ホームメイド |
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原作・漫画 | 谷川史子 |
出版社 | 集英社 |
母親が漫画家で忙しく、
いつも家事を任されている
主人公の日和子は
ある日こっそり書き溜めている
日記を母親に見られてしまいます。
怒った日和子は
母親の漫画が掲載されている
雑誌の出版社の
バイトをしている竹内に
一緒に遠くへ行きたいと
言ってしまいます。
ホームメイドのあらすじ紹介
主人公の日和子の母親は
漫画家でいつも仕事をしているので
なかなか家事ができません。
そんな母親、貴和子に変わり
日和子はいつも家事を担当しています。
そんな日々に
少々疲れが来ている彼女に
ある日運命の出会いが訪れます。
彼は母親の漫画が掲載されている
出版社のバイトをしている大学生で、
竹内くんという人です。
彼への思いを書き綴った
日記をある日
日和子は母親に
見られてしまいます。
怒った日和子は竹内くんに
遠くに連れて行って欲しいと
いいますが、
やんわり断られてしまいます。
ホームメイドのネタバレと今後の展開は?
母親の代わりに
いつも家事を任されている日和子は
少々疲れていました。
そんなある日、
素敵な男性と出会った日和子は
彼への思いを日記に綴ります。
そんな日記を盗み見された挙げ句
小馬鹿にされてしまった日和子は
家出を決意します。
出版社でバイトをしている竹内くんに
京都に連れて行って欲しいという
日和子ですが、
優しく断られてしまいました。
その足で父親のいる京都へ行きます。
普段母親の事を
「貴和子さん」と呼んでいる日和子は
父親に自分は
貴和子さんの子どもじゃないのではと
問い詰めます。
そして、
父親から本当の母親の話を聞かされます。
日和子の本当の母親は
貴和子の妹の佐和子で、
その佐和子は
日和子が小さい時に
亡くなっていました。
そして色々あり、
父親は佐和子の姉である貴和子と
一緒になる事を決めます。
事実を知った日和子は
貴和子に言いたい事があるから
帰るといい、
駅へ向かいます。
そこにいたのは
日和子を迎えにきた貴和子でした。
ホームメイドの読んでみた感想・評価
高校生ながら
家事をしっかりこなしている日和子は
母親の事をママやお母さんと呼ばずに
「貴和子さん」と呼んでいます。
そんな貴和子さんは
仕事でいつも忙しく
家事をするのに向いていないので
日和子にいつも
任せきりでいました。
しかも父親は仏像修理する仕事で
なかなか家にいる事はありません。
かなり変わった設定で
私は一気に惹きつけられました。
日和子のように
ポエムに近い日記とまではいかなくても
誰にでも見られたくないものを
持っている人は多いのではと思います。
私も密かに日記を描いたり
漫画を描いたりしているので、
それを勝手に見た
母親である貴和子の行動は
最初かなり身勝手に見えました。
ですが、この貴和子の行動は
ある思いからでした。
その思いがわかった時、
家族っていいなと
心から思う事ができました。
そして家族を今よりも
もっと大事にしようと思いました。
「ホームメイド」には続きがあります。
日和子は
同じ学校でとてもキレイな
こるりと友達になります。
そのこるりが
日和子の家に
泊まりにくるのですが、
そこで事件が起こるという
ストーリーです。
この話も少し切なく
素敵なラストが
待っていてとても好きです。
ホームメイドはこんな方におすすめな作品!必見
少女漫画ですが、
それほど恋愛メイン
というわけではないですし
家族についてや
友達についてが
主題となっているので
老若男女問わず
誰でも楽しめると思います。
全二巻で話も難しくなく
とても読みやすいのも魅力です。
また、このホームメイドもですが
谷川史子先生の漫画は
どれも画風やストーリーが
優しいものばかりなので
ホッとしたい時にもおすすめです。
私もいつも
谷川史子先生の漫画に
癒やされています。
ホームメイドを好きになったら
二巻に収録されている
ペダルラプソディを
おすすめします。
この話はホームメイドのその後が
描かれている漫画です。
ある日、
海がみたいと
自転車に乗ろうとした貴和子は
自分の自転車が
盗まれている事に気づきます。
娘の日和子に訴えますが、
なくなったはずの
自転車がありました。
さらに別の日に
サドルの位置が
変わっている事に気づいた貴和子は
犯人探しを始めます。
漫画と犯人探しの両方を
慌ただしくする貴和子ですが、
ようやく犯人を見つける
ストーリーです。
色々不器用で身勝手な
貴和子を気づかう
登場人部達が魅力的です。