タイトル | モブサイコ100 |
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原作・漫画 | ONE |
出版社 | 小学館 |
ウェブサイトの裏サンデーやマンガワンで
連載されているウェブ漫画で、
アニメ化もされています。
主人公の影山茂夫はモブと呼ばれ、
学校生活では目立たない存在です。
しかしその実態は超能力者であり、
それを隠しながら様々な事件に
身を投じていく物語です。
モブサイコ100あらすじ紹介
モブこと主人公の影山茂夫は
生まれ持った超能力を
不要なものと考えています。
超能力をあまりよく思っておらず、
過去の経験から無意識のうちに
力に制限をかけています。
感情が100%に達したとき、
モブの超能力は爆発し、
真の力を発揮することになります。
ですがモブは超能力を
便利に使おうとは思っていません。
むしろ超能力なんて関係ない
普通の日常を送りたいと考えているのです。
そんなモブは超能力について
悩みを相談した「霊とか相談所」で
アルバイトに励んでいます。
社長の霊幻新隆は霊能力者を
名乗っていますが、
実際は何の力も持ち合わせていません。
しかし類稀なる口のうまさを武器に、
そのことを悟られることなく
事務所を経営しています。
霊幻は霊能力や超常現象などに
関する相談事はモブに任せています。
そもそもそれを目的として
モブを雇っています。
モブからは師匠と呼ばれ、
モブに対して多大な影響を与えています。
そしてモブは自らの超能力を目当てに
集まってくる人たちや
事務所にくる相談事があります。
それを自分の力や周りの人たちの
協力を得て解決していきます。
超能力者のモブは自分の考えとは
裏腹に周囲の思惑に巻き込まれます。
求めている方向とは
全然違うところに向かっていきます。
ですがそんな中でモブは
かけがえのない友を得ていきます。
自分を変えるために入部した
肉体改造部の面々、
脳感電波部の人たち。
そして同じ超能力者の仲間、
数多くの絆を得てモブは
どんどん成長していくのです。
モブサイコ100ネタバレ・今後の展開
超能力者のモブが通う
塩中学校というところに通っています。
その学校で番長を名乗る鬼瓦は
黒酢中学校の裏番長テル
との戦いに敗れます。
負けたままではいられない鬼瓦は
気に食わない肉体改造部の連中を
テルと戦わせたいのです。
そのためいろいろな工作を
仕掛けていきます。
その戦いに肉体改造部に入部した
モブも巻き込まれるハメになります。
ですが驚くことに黒酢中学校の
裏番長テルはモブと
同じ超能力者だったのです。
初めて出会う自分以外の
超能力者との戦いに
最初は苦戦します。
しかし超能力を完璧なものと考え
他人を見下し仲間を痛めつける
テルにとうとう怒りが爆発します。
真の力を発揮したモブは
テルを圧倒し勝利を収めます。
敗れたテルは超能力は
完璧ではないと思い至り、
これまでの自分を反省します。
テルはこれまでのことが
嘘のように正義感に溢れた
人物へと生まれ変わります。
次第にモブと友情を
育むようになっていきます。
そんな折、モブの住む町に
怪しい大人の超能力者が
現れ始めます。
凄腕の超能力者を引き抜くことを
目標している彼らは爪と名乗ります。
その戦いにモブと律、テル、霊幻は
身を投じていくことになります。
最初の敵は爪の第七支部、
そのアジトに乗り込みます。
圧倒的な力で
幹部を圧倒していくモブたち。
霊幻は超能力ではなく、
口先と格闘術で
超能力者と渡り合います。
第七支部のボスとの戦いの折、
モブは誰かを頼っていいんだと安心し、
その力を一時的に霊幻に引き渡します。
霊幻はその影響で力を返した後も
一部の悪霊が見えるようになりました。
そして戦いが終わった後、
本格的な爪との闘争に
巻き込まれることになるのです。
モブサイコ100読んでみた感想・評価
モブサイコ100の主人公モブは
作中でも屈指の超能力者です。
しかしメンタルの上がり下がりが激しく、
脆いところがあります。
そのため最初は相手に
押されることが多いです。
ですが物語が進むにつれ、
モブにも精神的な成長が
見られるようになります。
大人な部分を見せるようになりました。
相手がたとえ敵であっても傷つけたくない。
その優しさがモブの
最大の魅力であります。
と同時に最大の欠点であるとも言え、
それを敵に付け入られることもしばしあります。
そんな時弟の律や友達のテル、
師匠の霊幻、悪霊のエクボなどが
叱責して助けてくれます。
実力は最強なのにそんな振る舞いが
モブにはほとんどないんですよね。
弱気な性格ゆえに前に出ることがないため、
そうは見えないのでしょう。
むしろ見た感じはテルのほうが強そうです。
テルはモブには負けましたが、
作中では屈指の実力者です。
大人の超能力者も圧倒し、
苦戦してもすぐさま相手に対応します。
モブと戦ったときよりも明らかに
強くなっていて、テルのほうが
なんだか主人公っぽい気がします。
私はどちらかといえば
テルのほうが好きです。
テルの戦闘シーンには
ワクワクするんですよね。
お世辞にも絵はものすごく
うまいとはいえません。
しかしそれを補って余りある
面白いストーリーと力強さがあります。
絵がうまくても何をしているか
分からないことがたまにあります。
でもモブサイコは誰がどう動いているのか
すぐに分かるんですよね。
そんなモブサイコ100は
裏サンデーの連載作で
一番面白いと思っています。