[PR]Yahooプレミアム会員が最大6ヶ月無料+毎週(金曜)20%ポイント還元中!【ebookjapan】

ワシズ 閻魔の闘牌のネタバレと感想!あらすじや無料試し読み!

ワシズ 閻魔の闘牌

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル ワシズ 閻魔の闘牌
原作・漫画 福本伸行 原恵一郎 
出版社 竹書房

この物語は、メガヒット麻雀漫画アカギの
ラスボス的存在として強烈な異彩を放った
鷲巣巌のいわば前日談です。

特高警察をやっていた鷲巣。

敗戦後日本の黒幕になるまで、
一体どのようなことがあったのか、
誰と戦いどう勝ったのかが描かれています。

サイト内で【ワシズ 閻魔の闘牌】を検索!
『福本伸行先生の連載作品』
最強伝説黒沢【最強伝説黒沢のネタバレ】とあらすじ!感想や無料試し読みあり!アカギ【アカギのネタバレ】とあらすじ!感想や無料試し読みあり!

ワシズ 閻魔の闘牌のあらすじ紹介

「アカギ」に出てくる鷲巣は、
最初から恐るべき妖怪だったのか?

彼の本質は?過去は?

長年にわたったアカギとの麻雀シーン
においても語られていなかった部分が、
本作には満載されています。

敗戦後何もない状態でGHQと渡り合い、
新たなビジネスを手がける。

その過程で有望な若者、
鈴木(アカギの黒服)を部下に引き入れる…

そうやって、敗戦という現実に直面しても
なお支配力を持ち続ける勢力とも
全力で争っていきます。

それも、「アカギ」では
想像だにできないような力強さをもって…

鷲巣は権力への歩みを
力強く進めることになるのです。

ワシズ 閻魔の闘牌のネタバレと今後の展開は?

敗戦後、焼け野原になった日本を
目の当たりにした鷲巣は、再戦を決意。

ただ、武力ではなく経済を使った戦争です。

その卓越した度胸と頭脳、
そして悪魔じみた嗅覚を活かし
GHQの賭場を荒らして財を稼ぎます。

「情報」を武器とした彼の新ビジネスを
うとましく思う既存勢力と激闘を繰り広げ…

時には相当危険な目に遭いながらも
勝利を重ねていきます。

この頃の鷲巣は、当時の平均寿命からすれば
一般的には老境に差しかかっていても
おかしくないような年齢…。

それでも、マッチョではつらつとした
その上人間離れした頭脳と
恐るべき残酷さを併せ持っていました。

ですから、
どんな相手がいかなる手を使って来ようと
粉々に粉砕できたのです。

厄介な刺客を真っ向から蹴散らし、
どんな悪条件でも、自らが勝負の前面に出て
勝つほどの底力を見せつけていきます。

戦う相手はどんどん強くなっていきますが、
鷲巣は決して屈することなく
権力の階段を早足で上りつめていきます。

彼は単なる強運の持ち主ではなく、
意志力の人だったということ…。

だからこそ、アカギは
あそこまでの戦いを強いられたのでしょう。

サイト内で【ワシズ 閻魔の闘牌】を検索!

ワシズ 閻魔の闘牌の読んでみた感想・評価

この作品は『アカギ』のスピンオフ作品。

ですが、その雰囲気はまったく異なります。

悪鬼のような感性を持つ鷲巣に
厄介な曲者たちがぶつかり合う…。

そのルールも結末も正統派の
麻雀漫画の部類をはみ出してはいます。

例えば、催眠術を使って
対局相手を意のままに操る男に対しては
勝負以前の問題として術をかけ返して勝利。

「ハヤブサ」と呼ばれた鈴木との一戦では
麻雀においては敗れはするものの…

賭けの対象となった会社の
「上」の部分から支配下におき、
勝負を無効化させる手もとっています。

炭鉱の奥深くで、石炭王が集めた傭兵部隊と
上から落ちてくる鉄板製の牌を力づくで
奪い合う勝負に身を投じたこともありました

ここまで来ると運力というより
腕力の勝負になっていくわけです…。

「アカギ」での杖をつく姿が
想像できないほど強健な鷲巣ですから、
力勝負でも弱みにはならないわけですね。

対アカギ戦では黒服に対して
相当無茶をする鷲巣がなぜ尊敬されるか
というが本作を読めば理解できます。

鈴木たちは決して大金だけを目当てに
鷲巣に忠誠を誓っているのではありません。

『福本伸行先生の連載作品』
【中間管理録トネガワのネタバレ】とあらすじは?感想や無料試し読みもあり!

ワシズ 閻魔の闘牌はこんな方におすすめな作品!必見

結論からすれば、本作は
アンチヒーローといった面は含まれますが
本質的には痛快な活劇なのだと思います。

戦争で国土をめちゃくちゃにされた日本で、
我が物顔の占領軍や戦争の反省を見せず
権力の座に居座ろうとする旧勢力たち。

表裏様々な方法ではあるものの
あくまで堂々と事を進め、部下に対しては
その背中で実力を進む道を示し続ける鷲巣

実年齢から考えてもあり得ないほどの
「若さ」がみなぎっていました。

つまり戦後の一時代、日本が混乱から
復活へと歩みを進めてきたあの頃は、
鷲巣にとっての「青春」だったのでしょう。

その若い力強さが本作では
いかんなく発揮されています。

もちろん、自分の老いに苦しみ、
若者たちの血を吸い尽くす彼のことですから
汚くえげつないシーンは少なくありません。

しかし、ただ残忍なだけの人間が
日本の影の支配者に
なることも有り得ません。

「アカギ」では語られることがなかった…

ひょっとすると赤木さえも
想像すらしていなかった…

もう一つの顔が
あますところなく描写されているのが
本作の特徴でもあります。

本作は「アカギ」のスピンオフ

熱さを感じる画も実に雰囲気とマッチし、
鷲巣ファンにはまさしく打ってつけ
とも言える部分があります。

私としてはむしろ、鷲巣が嫌いで仕方がない
「アカギ」の雰囲気に馴染めない人たちに
本作を読んで欲しいところです。

アカギとの雰囲気の違いは前述通りです。

その理由は「ギャンブルは無意味な死」
であるという価値観を持つアカギ…

命懸けのギャンブルを、つまりは
自分の命をも成り上がりの道具として使い
ただ目標に向かって前進する鷲巣との違い…

本作には鷲巣から出てくる理不尽なまでの
生命力が充満しています。

大ヒット作のスピンオフということで、
同一視されるリスクがありますが、スルー
してしまうにはあまりにも惜しい作品です。

色々とムチャのある闘牌(とうはい)、
勝負の類が頻発したりします。

ですが、鷲巣の「実力」によって
強引に接合され前に進んでいるといった印象

そうしたパワー系の作品を好む人にも
読んで欲しい作品です。

微細に入った頭脳的な麻雀という展開は
少ないため、麻雀のルールを知らなくても
問題なく楽しむことができるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA