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天然コケッコーのネタバレと感想!映画の原作を読むならココ!

天然コケッコー

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 天然コケッコー
原作・漫画 くらもちふさこ
出版社 集英社

子供がほとんどいない小さな学校に、
東京から美少年が転校してきた。

右田 そよは、彼のジャケットが
どうしても気になり……。

子供たちの表情にも風景にも、
間の一つ一つにも、
作り物ではない「田舎」を

満喫することができる、

少年と少女の心の機微が、
心にじんわりと染みてくる、
映画化もされた傑作青春漫画です。

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天然コケッコーのあらすじ紹介

小中学生が一つの教室で学べるような、
小さな田舎の学校に、東京から
大沢 広海君が転校してきました。

大沢君は口が良くなく、しかも
ぶっきらぼうなところがありましたが、

髪型やゲームなど、都会的な変化を
周りにもたらしてもきました。

同学年で、どこか距離を感じている
右田 そよちゃんにとっても
それは同じであり、

大沢君が着ているジャケットが、
気になって仕方なくなりました。

裏地にまでこだわったデザインも、
渋い紺の色彩も、村ではもちろん、
町でも見られない格好良さがあります。

そんな中、そよちゃんは大沢君に、
家に遊びに来ればと呼ばれるのでした。

天然コケッコーのネタバレと今後の展開は?

子供がほとんどおらず、
小中学生が一つの教室に集まるような
田舎の小さな学校に、

東京から大沢 広海が
転校してきました。

同じ中学二年生ということで、
案内役をつとめることになった
右田 そよは、しかし、

ちょっとぶっきらぼうで
意地悪なところがあるなと
大沢君と距離を感じていました。

ただ、それとは別に、大沢君が
着ていたジャケットが、
どうしても気になっていました。

寒い最中、苦労して鳥小屋を
掃除するには、防寒着が必要で、

町まで出て店を探しても、
大沢君が着ているような
渋い服はなかったからです。

そんな中、大沢君に
家に誘われたそよは、
部屋に上がったところで、

大沢君が友達と
女の子について話し、
しかも自分も、

神社で「ちゅー」したと
自慢していたのを聞きます。

ひとしきりゲームを楽しんだそよは、
映画に行かないかと大沢君に誘われ、
神社なら行けると答え、外に出ることに。

その途中、大沢君の話は、
「予告ちゅー」であり、
だからそよにしてもいいかと、

彼は聞いてきました。

そよはあっさりと断り、握手をしつつ
「握手は皆するし、手も口も同じだ」と
持論を展開する大沢君にも、

「だったらもうちゅーする必要ないね」と
うまくかわしていきます。

しかし、話が落着してもそよは
どうしてもジャケットが欲しくなり、

「ちゅーしてもいいよ」と
自分の唇を大沢君に差し出すのでした。

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天然コケッコーの読んでみた感想・評価

折に触れて何度も読みたくなるような
「寿命」を持った一作ですね。

本作の大筋の一つは、東京から来た
村の皆とは違う大沢君が、
そよちゃんたち若い村人に、

色々な感情をもたらしていく
その「変化」と言えますが、

単なる友情やラブコメでは終わらず、
大沢君に対しても苦い感情の「色」を
加えているのが本当に巧みでした。

こういった作品を書く場合、
かなり意識しても結局は、
好感や心の交流といった、

メインの甘く穏やかな感情だけを
示してしまいがちになります。

それは、他の要素や悪感情が、
「不純物」的に作用して、
作品全体が崩れることを恐れるからですが、

本作ではかなりギリギリのレベルで、
不純物がいい作用をするラインを見切り、
絶妙のバランスを感じることができました。

くらもち先生が描くそよちゃんは、
ためいきな出てしまうような
純朴な美少女であり、

大沢君はいかにも都会的なイケメン、の
卵といった感じだったりと、
美男子美少女だとしても、

そのタイプの違いが、繊細なタッチで
描き分けられているのも
本当に凄いと思いましたね。

天然コケッコーはこんな方におすすめな作品!必見

田舎での暮らしにポイントを置いてみたり、
自然を描いたりといった作品は多いですが、
実際に文章や漫画という形にするのは、

思ったよりも難しいことが多い感じです。

人がいて生活をしていてという実感を
丹念に描き出すのはもちろん難しく、
加えて作家や漫画家という仕事は、

どうしても家の中にこもって
執筆を続けなければならないため、
自然との距離が遠くなるのです。

しかし本作は、くらもち先生の
繊細かつ生命力ある線に乗せ、
作り物ではない「田舎感」が、

極めて丁寧にかつ情感を持って
描き出されています。

主人公であるそよちゃんや
その友達のあっちゃん、
そして村の子たちと、

東京から来たという
大沢君とでは、
見た目だけでなく、あらゆるところが

完全に違っています。

目つきや風景や周りを見る視線、
微妙な立ちいぶるまいや、
恐らく声の出し方に至るまで、

本当に繊細なことなのですが、
様々な条件から、確かに
あるだろう「違い」を、

漫画の中で実現化させている本作は、

「本当の」田舎を描いた漫画として
素朴さや自然が好きな方には
必見の内容だと思いますし、

細かな喋りの内容や態度から
美しいだけではない人と村の
実像が滲む点でも秀逸です。

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