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宝石の国のネタバレと感想!アニメの原作を読むならココ!

宝石の国

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 宝石の国
原作・漫画 市川春子
出版社 講談社

美しくて不死の体を持つ宝石人と月人の争い

宝石人を装飾品に加工しようと
空から襲ってくる月人と
宝石人の争いをベースに描かれている作品

きれいではかない、残酷な物語。

生死の概念がない世界で
死に等しい「月に連れて行かれる」悲しさ…

そして諦めが垣間見え、
読み手の心をぎゅっと握るように
美しく表現されている。

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宝石の国のあらすじ紹介

宝石人と月人が日々争いを続ける世界。

主人公フォスフォフィライトは、
割れやすい体と
考えなしで無鉄砲な心を持つ最年少。

愛らしくて強いダイヤモンド、
戦闘狂のボルツ、

最年長でおおらかにみんなを包み込む
イエローダイヤモンド

他人とコミュニケーションをとるのが苦手な
シンシャたち宝石人の仲間たち。

ウミウシのような姿をした
アドミラリス族の登場をきっかけに、
フォスもまた戦いに身を投じてゆく。

なぜ月人と戦い続けるのか?
月人とは何なのか?
みんなを守る金剛先生は本当は何者なのか?

謎を追いかけるうちに脚を失い…
腕を失い…
仲間を失う…フォス。

それでもしぶとく立ち上がり、
新しいパーツとともに成長しながら、
彼らしいやり方で謎にせまっていく。

宝石の国のネタバレと今後の展開は?

6巻でついに頭まで失い、どうなる主人公?
と思われていたところ、
最新刊7巻でラピス・ラズリの頭部と合体。

知的なラピスのおかげで
また少しフォスのキャラクターが変化し、
とても魅力的な存在に。

ゴーストのこともあり険悪だった
カンゴームとも徐々に距離を縮め、
よきパートナーとなっている。

そして、随所に笑いがちりばめられている。

新たに三重黒点の月人と、
またしても謎の白い生き物まで登場。

そして案の定、
先生はそれを「博士」と呼ぶ。

先生は人間で、
宝石人たちをつくった人なのか?
と思っていたけれど…

自分のカケラ投げるし「私は人間ではない」
と言っているから違うようだ。

人間ではないけれど、
人間を目指して作られた存在では…?

そんな謎多き先生に我慢できず、
フォスは自ら月へ行って謎を解こうとする。

やっぱりいいところで終わってしまう…

月へ行ってどうなるのか?
何が待っているのか?
フォスを導いたラピスがまた助けてくれる?

続きが早くも楽しみで仕方がない。

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宝石の国の読んでみた感想・評価

美しくて、せつない、
というのがこの作品の感想。

絵がきれいで洗練されていて
宝石たちの輝きがいきいきとしている。

宝石人の設定がかなりつくりこまれている。

だから、この世界ならではの
感情にとてもリアリティがある。

宝石たちは死なないけれど、
運が悪いと月へ連れて行かれる。

死んだわけではないから悲観はしないけれど、
いなくなった喪失感はぬぐえない。

けれど彼らは不死だから、何百年、何千年と
経ってしまううちにいつか忘れてしまう。

残酷かもしれないけれど、そういうものだ、
という諦めを持っている。

そんな感情が描かれるのはこの作品ならでは

世界観を助長するような宝石人達の美しさ…

実は先生によって意図的に行われていたこと
それが7巻で明らかになり、衝撃だった。

またここまでの刊行を経て思うのが、
主人公フォスのキャラクターの変化。

手足を失い、仲間も頭部も失ったフォスは、
新しいパーツと合体するたびに
性格が少しずつ変わっていく。

けれど本来のフォスらしさも
確かに残っている…。

少年漫画にある
「主人公の心の成長」のようなものを
この作品らしい表現で描いていると思う。

美しさ、残酷さ、そして成長。
密度の高い作品である。

宝石の国はこんな方におすすめな作品!必見

ストーリーのおもしろさはもちろん、
死生観や美しいものの残酷さがぎゅっと
描かれているところに作品の魅力がある。

だからこそ、大人の女性に
ぜひ読んでもらいたい。

メジャーな漫画はわりと読んでいる
という人ならなおのこと。

作風も世界観も独特でやや入りづらい
そんなイメージがあるものの、
第一印象ほどハードルは高くない。

主要キャラクターだけで20人弱いるために
最初は誰が誰かよくわからなくなるが、
それも最初だけ。

キャラクターそれぞれの個性が立っていて、
それぞれにとても魅力的。

宝石人というだけあって、ジュエリーでも
よく耳にする宝石の名前がよく登場し、
女性には楽しいポイントの一つ。

アニメ化が決定している。

すでにYouTubeで公開されている
プロモーションムービー…

それを見て「きれい!」「かわいい!」
という感想が飛び交っている。

作風からくる独特の魅力はあるが、
それ以外にも
女性の心をつかむ要素がいくつもある。

いろいろな視点で読んでもらいたい。

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