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最終兵器彼女のネタバレと結末(最終回)は?アニメの原作を読むならココ!

最終兵器彼女

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 最終兵器彼女
原作・漫画 高橋しん
出版社 小学館

高校三年のシュウジとちせは
付き合い始めのカップル。
ちせは小さくてとても可愛いものの

何かとニブくて空回りするタイプ。

何だか疲れるとシュウジは
感じていましたが、
ちせから交換日記の提案が……

アニメや映画にもなった
傑作かつ異色の恋愛漫画です。

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最終兵器彼女のあらすじ紹介

高校三年の半ばまで部活一筋
だったシュウジは、親友のアケミの
友達であるちせに告白され、

そのまま彼氏彼女の関係に。

しかし、昔から知っているものの
接点が少なく気疲れしてしまいます。

ちせが提案した交換日記も、
シュウジにとっては負担でしかありません。

やがて、限界を感じたシュウジは
ちせを呼び出して「もうやめよう」
と提案します。

するとちせも自分の感情や
告白のいきさつを赤裸々に語りはじめ
そのことがきっかけで二人は意気投合。

もう一度付き合い直してみよう

そんな思いでシュウジとちせは
キスを交わすのでしたが
ちせには大きな秘密がありました。

最終兵器彼女のネタバレと今後の展開は?

互いが感じていた素の感情を語り合い
もう一度付き合い始めることにした
ちせとシュウジ。

以前よりもずっと自然に笑い合える
良い関係が築かれていきます。

しかしそんなある日シュウジたちは
上空を飛ぶ見慣れぬ戦闘機からの
空襲に直面してしまいます。

あまりのことにどうすればいいか
分からなくなるシュウジたち。
しかし、そんな彼らの前に

一機の正体不明機が飛来し
敵をどんどん倒していきます。

命拾いのはずが妙な胸騒ぎを
覚えたシュウジが、
「機体」の落ちた方向へと

走ってみると、そこにいたのは
ちせでした。

巨大な銃のようなものをつけた
ちせは、シュウジに
いつもと同じような態度で

自分が最終兵器だという秘密を
打ち明けるのでした。

もちろんそれはシュウジにとって
信じられない話でしかありません。

しかし、札幌が空襲されて
膨大な死者が出たという事実や

徐々に世界が変わっているという
非情な事実が

シュウジたちの日常に影を落とすのと
同じように、

シュウジは徐々にちせの正体を
突きつけられることになります。

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最終兵器彼女の読んでみた感想・評価

コミックスの第一巻、第一話を見た時は
思わずはっとさせられました。

冒頭の導入であるにも関わらず、
少女漫画として完璧に仕上がっていて

一つの短編漫画として
びっくりするほど鮮烈だったからです。

しかし、直後に示される、戦争と
ちせが最終兵器になったという現実。

最終兵器であるが故に、どんな敵でも
たちまち倒し、生きて帰るという現実。

それは、シュウジたちにとってせめてもの
救いにも見えましたが、

一方ではとてつもなく残酷なことでした。
つまりちせは、
誰かに止められることなく、

敵兵を殺し続けなければならない

からです。

恐らくはちせやシュウジのように
普段は善良な、家族も友達も
あるいは恋人がいたかも知れない

彼らを抹殺し続けるという「役割」を
ちせは殺されることすらできずに
続けなければならないのです。

実際、ちせにはライバルはなく
ピンチの描写もとても少ないです。

シュウジたちがどこまでこの事実を
理解していたかは分かりませんが、

世界の外にいるが故に
そのことに気付いてしまった私は
ほとんど震えるようになりながら

この切ない物語を読み進めました。

初めて読んでから随分経つ今でも、
触れれば壊れそうなちせの日常と
終わりない戦場の光景を思うたび、

胸に色々な思いが押し寄せてきます。

最終兵器彼女はこんな方におすすめな作品!必見

触ったら崩れそうなほど繊細に描かれた、
ちせやシュウジたちの姿。
そのタッチは苦しいほどの悲恋を

よりいっそう強調している
ようにさえ感じます。

戦争という惨事に赴く恋人を
見送る女性という構図は
漫画でもおなじみですが

立ち位置が逆になっただけで

これほど鮮烈に、万人に
重く深いものを与えるとは
まったく思いませんでした。

本作は、言わば少女漫画的文脈を
うまく活用しつつも
「男」である故の迷いや葛藤を

とてもリアルに描写してもいる点で
優れて人間ドラマ的とも言えます。

そしてシュウジやちせの苦悩は
最終兵器であるちせに撃破される側の
同じだけの悲劇を示してもいます。

荒唐無稽にも感じる設定だからこそ
命の重さが痛いほど伝わってきます。

世界中が緊張している今だからこそ
善悪や正義は別として
日常と戦場とその軋みを描いた本作が

本当にどこにでもいそうな
心根の優しいちせたちが戦う本作が

再び注目を浴び、語られるようなことが
あればと思ってしまいましたね。

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