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歌うたいの黒うさぎのあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

歌うたいの黒うさぎ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 歌うたいの黒うさぎ
原作・漫画 石井まゆみ
出版社 集英社

メイドカフェで働いていた森永さんが、
イケメンに出したドリンクがきっかけで、
本物のメイドたちを一緒に仕事を!?

様々なメイドの違いや「本物」故の
厳しさ、そして人に仕える有意義さを
緻密かつ情感たっぷりに描いた、

新感覚メイドストーリーです。

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歌うたいの黒うさぎのあらすじ紹介

メイド喫茶で働く森永さん。

元々勤めていた会社が潰れ、
身の振り方を決めている最中で、
勤務中でも求人を探すような、

無気力な部分もありましたが、
出した梅シロップ酒が気に入られ、
パーティにスカウトされることに。

そこで森永さんは、
祝われる対象の叶夢君に出会ったり、
彼のお父さんとドタバタしたりと、

臨時の雇用主と親交を深めますが、
やはり超名門を思わせる館には
正式に雇われることはありません。

それでも叶夢君と友達になった
森永さんは館に遊びに赴きますが、
そこで更に条件を突きつけられます。

歌うたいの黒うさぎのネタバレと今後の展開は?

華やかな街角でお客を待つ、
「森ウサギカフェ」。

ウサ耳の衣装がポイントの
親しみやすいお店ですが、
いきなりのイケメンの来店に、

「ウサギ」さんたちは大わらわ。

しかしそのイケメンは、
「梅シロップ酒」だけを頼むと、
その梅の香りを絶賛するなど、

どこか素人離れした
雰囲気を滲ませていました。

そしてそのイケメンは、
「黒ウサ」さんこと
店員の森永さんを追って、

店外で目的を話し始めます。

どうやら彼は、病弱な
雇い主の息子さんのため、
メイド喫茶の「出張」を、

企画しているとのこと。

森永さんはメイドとしては
歳上過ぎるとのことでしたが、
絶品の梅シロップ酒を是非と、

そのイベントに招待されます。

しかしイベント先は巨大な洋館、
さらに本物のメイドさんもおり、
場違い感は満点でしたが、

一人「黒ウサギ」として
呼ばれた森永さんは、
祝福対象の叶夢と会います。

彼は典型的なおぼっちゃま、
森永さんの目からすれば、
生意気な子供に過ぎませんでしたが、

素直な子供らしさが嬉しくもあり、
彼らの歓待を受けているうちに
うっかり眠ってしまいます。

そして目を覚ましウサ耳を
探しにいった森永さんは、
そこで叶夢君が、

何者かに誘拐されているような
姿を目撃してしまうのでした。

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歌うたいの黒うさぎの読んでみた感想・評価

斬新でしかも現実的な
メイドものという設定と
緻密な描写が良かったですね。

「メイド」を扱った作品となると
現代日本のフィールドでは、
極めてファンタジックな設定か、

あるいは「被雇用者」といった
現実路線で行くことになります。

しかし本作は、明治時代あたりから
続いていそうな感じの伝統を持つ、
本格派の「メイド」さんたちが、

メイド喫茶で働くベテランメイド、
森永さんを見に来たのがきっかけで
二つの世界が交わっていくんですね。

しかし森永さんは、多くの
メイドさんたちとは違い、
一切気後れすることもなく、

偶然会った叶夢君とも
すぐに打ち解けていき、
館の人々と関係を築いていくのです。

しかし、単なるシンデレラストーリーの
好都合さはなく、「坊ちゃん」の
友達ならともかくメイドになるなら、

名門の職場にふさわしいハードルを抜け、
しかも前々からのメイドたちからの
反感にも晒されることにもなります。

現代感覚ですと、「家事係」になるのに
やたら難しいという印象もありますが、
その面倒があっての格式を、

メイド長の南塲さんは守っています。

そしてその誇りだけでなく、
周りの人からの信頼や
何より嬉しい叶夢君の思いなど、

わざわざ辛い思いをして、
メイドをやる有意義さが
描かれているのも嬉しかったです。

また、庭に迷路があったりする
館の面白さや、
色々な料理の描写など、

全体に緻密な描かれ方が、
リアルな仕事としてのメイド像を
強調することができていましたね。

叶夢君のリアルな子供感は
見ていて微笑ましいですし、
不器用で無愛想な森永さんの、

とにかく本気で行くスタンスには
爽やかさを感じました。

歌うたいの黒うさぎはこんな方におすすめな作品!必見

家政婦、メイド、執事、召使い……、
今ではすっかり珍しくなりましたが、
かつての西洋社会では、有力者の「家」で

雑事を司る人々がいました。

本人が上流階級ではないものの、
きらびやかな社会ともつながりを持ち、
教養や知識を持つ彼らの様式は、

後々にも影響力を持ち続け、
最近でも「メイド喫茶」等の形で、
カジュアルにリメイクされました。

しかし本作は、そうしたメイド喫茶の
「メイドさん」が、恐らくは、
明治時代ぐらいからの格式を持つ、

本物の「メイド」と関わりを
持っていくという作品です。

しかも、単なるギャップ系だけでなく、
叶夢君の愛らしさなどの、
「人に仕える」故のやり甲斐も、

きっちりと描かれているので、
心が温まる作品を読みたい方には
素晴らしい一作だと思います。

また、「一般人」である森永さんですが、
思いやりがあるのはもちろんのこと、
意外なほどに機転がきく上に、

おまじないなどにも詳しく、
まだ勤めていない序盤の段階から、
何か貫禄があるのも興味深いですね。

いわゆる「萌え」な感じのメイドとは
一味違いますが、しかし森永さんは
とても魅力的な教育係でした。

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