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湾岸MIDNIGHTのネタバレと感想!アニメの原作を読むならココ!

湾岸MIDNIGHT

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 湾岸MIDNIGHT
原作・漫画 楠みちはる
出版社 小学館、講談社

車好きの高校生、アキオが、
かつて同姓同名の運転手が
事故死したという「悪魔のZ」に出会い、

さらに強烈に車に惹かれていく。

とても単なる機械とは思えない
車に惹かれていく男たちの青春。

勝負の熱さも情念も全てがある、
公道レース漫画の傑作です。

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湾岸MIDNIGHTのあらすじ紹介

学校をサボり気味の高校生、アキオ。

しかし車にはこだわりがあり、、
最強のブラックバードにバトルを挑むも
軽くあしらわれてしまいます。

悔しい思いを抱えていたところで、
持ち主が不幸になるという
「悪魔のZ」を発見します。

スクラップ間近のこの車を入手し、
本格的にハマっていくアキオ。

一方、ブラックバードの方も、
かつて仲間の愛車だったZの出現に
神経を尖らせていきます。

そして、夜の街道で鉢合わせた
悪魔のZとブラックバードは、
引き合うようにバトルを開始。

しかし、腕には格段の差があり、
未熟なアキオの力では、
ついていくことさえできず、

事故を起こしてしまいますが、
彼の「悪魔のZ」への情熱は、
ますます燃え盛っていくのでした。

湾岸MIDNIGHTのネタバレと今後の展開は?

「悪魔のZ」にハマって、
バイトと車漬けの日々を送り、
ついには留年してしまったアキオ。

教師たちにも意外な状況で、
女生徒たちもショックな展開ですが、
当の本人はケロリとしています。

その変わりようから、
Zを処分しろよと忠告もされますが、
一切間に受けたりはしません。

ある日、元気良く働くアキオの前に、
一人の女性が現れます。

美人な彼女は実はアキオの担任のるみで
新学期から二週間、一度も登校しない
アキオを見に来たのでした。

裏口から逃げ避けようとするアキオを
彼女は追いかけますが、

ハンドルを手にしたアキオは、
眼光も鋭く彼女を見据えます。

なおも下がらない教師にアキオは、
車で突っ込むフリで威嚇しますが、
彼女はめげずに車に同乗します。

止むなくアキオはそのまま
一通り公道を走り、
途中でブラックバードに会いますが、

彼の方も女性を乗せていたので
レースはなく、お開きになります。

そして翌日、ちゃんと登校すると
約束したアキオでしたが、

一瞬だけ登校してすぐに帰るという
横着ぶりを発揮します。

その人を食った態度に
るみはいよいよ本気でアキオを
追いにかかるのでした。

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湾岸MIDNIGHTの読んでみた感想・評価

勝負をテーマにする漫画の中でも、
その前段階が特に重要なのが
乗り物系のジャンルですが、

それはF1ドライバーと違い、
組み立てるところまで含めた
苦労のかかる趣味という

位置付けだからかも知れません。

本作もまた金には糸目をつけず、
アキオ君はハマり過ぎて
高校を留年し事故多数。

アキオ君以外も
趣味というには高すぎる費用をかけ、
本業に割って入れてまで、

車に没頭していますが、
一方で彼らは金や名誉にこだわらず、
勝敗すら関係ない領域まで、

進んでいってしまうこともしばしば。

自動車という文明の利器を活用しつつ、
異様にストイックな部分が見えるのが、
本作の面白さですね。

単に道具にお金をかけるというよりは、
お金や整備といった「手段」を使って、
自分の体の延長にあるものを鍛える、

あるいは公道というコースを使い、
自分が満足できるものと会うため
「旅」を続けているような、

独特の哲学が本作にはあり

勝負をしているのに不思議と
ドロドロとしていないため
爽やかな読後感がありますね。

湾岸MIDNIGHTはこんな方におすすめな作品!必見

いわゆる不良や暴走族文化が下火になり、
そのまま大人になった若者たちは、
強烈なエネルギーを他にぶつけます。

その対象は人によって様々でしたが、
中でも熱度が高かったのが、
見てくれではない「走り」でした。

それもサーキットとは違う公道で、
考えられる限りのチューンを行い
タイムと腕を競っていく、

それは法律的には無茶苦茶ですが、
数にも武器にも頼れないという
完全な「男の勝負」であり、

美意識とプライドを
強烈にくすぐることになりました。

本作はその辺りの部分を、
完璧に「分かっている」ところが
独自性が強い部分です。

こうした法律全無視系の遊びの場合、
オラオラヤンキー系の腕力勝負になるか、
スペック主体のマニア系になりがちですが、

本作は路上の勝負に必要な度胸や
パーツ選びへのセンスや知識を下地に、
あくまでロマン追求の姿勢を保っています。

「どんな」勝負なのかではなく
「何故」熱いのかを徹底して示す
強気の姿勢だからこそ、

実際に車を運転したことがなくても
如実に伝わってくるほどの熱さが
描き切れているのではと思います。

現代的ではない泥臭さもありますが、
そこがまた公道レースという
「遊び」には似合っていますね。

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