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蛍火の杜へのあらすじとネタバレ!終わり方(結末)が見たい!

蛍火の杜へ

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 蛍火の杜へ
原作・漫画 緑川ゆき
出版社 白泉社

森に迷い込んだ6才の少女が、
人ではない存在の
不思議な少年と出会います。

人にはあまり近づけない事情が
ありながらも、少年は少女を
森の外へと案内します。

不器用ながらも温かな
優しさを持つ少年に惹かれ、
少女はそれからも森へ通い始めるのです。

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蛍火の杜へのあらすじ紹介

真夏のある日、妖怪が住むと
噂される森に6才の少女が
迷い込んでしまいます。

少女の名前は蛍。

蛍が寂しさからうずくまって
泣いていたところ、

狐のお面をかぶった
不思議な青年が姿を現します。

青年はギンと名乗り、

自らが人ではないこと、そして
人に触れられると消滅してしまう
存在であることを蛍に語りました。

その性質から人を避けながらも、
不器用な優しさを持つギンに惹かれ、
蛍はその後も森へ通うようになりました。

そしてギンもまた、自分の正体を
知っても恐れない蛍の純真さに惹かれ、
しだいに2人は心を通わせるのです。

夏の間だけ祖父の家へ住む蛍は、
夏が終わる頃には自分の住む街に
帰らなくてはなりませんでした。

2人はまた来年会おうと約束を交わし、

秋も冬も春も、夏が来ることを
待ち遠しく感じながら
時を過ごすようになりました。

何年もの間そうして夏の短い
期間だけを共に過ごしてきた2人は、

いつしか同じ年頃の
外見となっていました。

蛍が高校生になる程の時が流れても、
人ではないギンの成長は、
とても緩やかだったのです。

時の流れ方の違い、
人に触れられると消滅してしまうギン。

共に歩む未来には多くの困難が
待ち受けていることを知っている
ギンと蛍は、何を選び、どう生きるのか。

儚くも優しいハートフルストーリー。

蛍火の杜へのネタバレと今後の展開は?

蛍が高校生となった日、ギンは蛍に
自分の存在がどのようなものなのかを
話しました。

かつては人であり、けれど幼い頃に
捨てられ、本来はその時に
自分の人生を終えるはずだったこと。

そして、その境遇に憐れんだ山神様が
術をかけ、生かし続けてくれていること。

人に触れられると妖術が溶けて
消滅してしまうような、
そんな不安定な存在の自分に、

蛍がいつまでも会いに来る
必要はない、忘れてしまって
構わないのだとギンは語りました。

しかし蛍は、ギンの言い分は
聞き入れず、いつか時間が2人を分かつ

その時まで、ギンと共にいるという
決意を固めるのです。

そうして2人は共に時を過ごし、
そのうちにお互いを想う気持ちが
より大きくなっていくのでした。

そんなある日、
ギンは蛍をお祭りに誘いました。

それは妖怪たちが人に化け、
人が行うお祭りを真似した
妖怪たちのお祭りでした。

2人で浴衣を着てお祭りへ行くと、
蛍はその光景に驚きます。

想像以上に人のお祭りと
酷似していたのです。

ギンは、時々人の子が
それと知らずに迷い込んでくるほどだと
自慢げに話しました。

はぐれないようにと、1つのタオルを
お互いの手首に結び、まるでデートだと
笑いながら2人は歩いていました。

そこに、2人のすぐ横を小さな男の子に
化けた妖怪が通り過ぎようとし、
転びそうになったのです。

気付いたギンはその子の腕を掴み、
しっかりと支えました。

すると、
突然ギンの体が光り始めたのです。

小さな男の子は人に化けた妖怪ではなく、
迷い込んだ人の子だったのです。

自分が今まさに消滅しようとしていることに
気づいたギンは、
蛍に嬉しそうに微笑みかけました。

やっと触れられる、と両腕を広げて待つ
ギンに、蛍は駆け寄ります。

2人は抱きしめ合い、
ほんのひと時の触れ合いののち、
愛の言葉を残して、ギンは消滅しました。

ギンの残した言葉と、
狐のお面を胸に抱き、
蛍は涙を流します。

そして森の妖怪たちに別れを言い、
森を去るのでした。

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蛍火の杜への読んでみた感想・評価

あらすじを書いてみてあらためて
感じたのですが、
とても短編とは思えない濃密度です。

ページ数を数えてみて、
50ページに満たなかったことに
驚いています。

1つ1つの描写や言葉に、深い意味や
様々な意図が隠されているように感じて、
私の頭の中でどんどん物語が膨らみ、

結果、単行本3冊分くらいの
重量となるのです。

蛍火の杜は、何度も読み返している
漫画の1つなのですが、
読むたびに抱く感想が違ってきます。

その日の心理状態に大きく影響されます。

ラストでは泣くほど悲しくなる時もあれば、
心温まる幸福感を得る時もあります。

妖怪たちのギンに対する想いに、
切なくも温かさを感じることもあれば、

紛らわしいお祭りを開く妖怪たちに
怒りを覚えたこともあります。

切ないお話なのか、
ほのぼのしたお話なのか、
うまく分類ができない漫画ですが、

強いて言うのなら不思議なお話です。

切なくもあり、胸キュンもあり、
ほのぼのもあり、そしてちょっと怖い、
そんな作品です。

他にない漫画かと思うので、
ぜひ多くの人に読んで頂きたいです

蛍火の杜へはこんな方におすすめな作品!必見

短編漫画がお好きな方、
読みたいと思っている方にオススメです。

切ない話、ほのぼのした話、
考えさせられる話、
かっこいい男の子が出てくる漫画、

恋愛漫画が好きな人にオススメです。

また、本作品は映画化されている為、
映画は観たことがあるけど漫画はない、

という方にはぜひ1度
読んでみて欲しい漫画です。

本作品に似ている漫画としては
「夏目友人帳」です。

高校生の男の子が主人公で、
幼い頃から妖しが見えることで
苦労をしてきましたが、

心優しい親戚に引き取られ、
妖しや人と関わりながら
成長していくストーリーです。

同じ作家さんが描かれている漫画ですので、
蛍火の杜を読んでみて気に入った方で、

夏目友人帳をまだ読んだことがない方は
是非を読んでみて欲しいです。

必ず好きになると思います。

他に、本作品のような切ない
恋愛漫画がお好きな方は
「女王の花」がオススメです。

戦争をしている空想の国を舞台にした
歴史漫画ですが、絵が綺麗で、
ストーリーもわかりやすく、

胸キュンできます。

ただ、とても切ないです。

私は号泣しましたが、
好きな漫画トップ3に入る程感動的でした。

是非読んで頂きたいです。

上記2作品はどちらも長編ですので、
短編をお求めの方には向いていません。

似たような作風の短編漫画でしたら、
「いくえみ綾」先生の読み切り漫画が
オススメです。

どれも柔らかい雰囲気でストーリーが
しっかりしていて、切なく、
胸キュンできます。

本作品を気に入った方は
きっと楽しんで読めると思います。

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